Cancale - Day 3, ここにずっといたいほど
この海がすっかり気に入ってしまった。 近いうちにまた来よう。…
この海がすっかり気に入ってしまった。 近いうちにまた来よう。…
よせくる波、波、波。 みるみるうちに潮位が上がっていく様子をずっと眺めていた。…
渚は愉しい 。ずっと遊んでいられる。…
午後からは天気がとても良かったので、海岸線に沿って歩けるところまで行ってみることにした。…
今日は海の向こうにモン・サン=ミシェルがはっきりと見えていた。 まだ東京に住んでいた頃、仕事帰りの地下鉄で見た白昼夢のようなビジョンを今でもよく覚えている。それは美しい海だった。私は足首まで海水に浸かり、遠くの対岸に建つ特徴的な建物のシルエットを眺めていた。そして、そこには懐かしい人がわたしを待っていると感じていた。わたしは白いリネンかコットンのシンプルなワンピースを着ているようだった。水の感触は心地よく、不思議と懐かしい光景だった。 後で調べてみると、ビジョンの中で眺めていた遠くに浮かぶ建物は、モン・サン=ミシェルによく似ていた。 あれは、いつかの過去かもしれないし、あるいは未来を垣間見ていたのかもしれない。…
雨が降りはじめたかと思うと、数十分後にはまた晴れわたる。 くるくると移り変わる光と色。終わることのない変化をずっと眺めていたい。…
今回のブルターニュへの旅は、出発時から嬉しい驚きが続いているけれど、まるで何かに護られ、そして導かれているかのように感じられてきた。まだ2日目だというのに、人生でもそう多くは体験しないだろうというような特別な時と出逢いが何度も与えられている。昨日お会いした Catherine Hutterさん との対話の中では、自分が何をするためにこの惑星に来たのかを思い出すような瞬間もあった。話しながら身体が震え、何度も涙がこみ上げた。…