さくらとたくさんの犬たち

さくらが旅立ってからは初めて夢の中でさくらに会った。さくらだけでなく、たくさんの犬たちがいた。彼らはみな地上を旅立った犬たちで、もう地上には戻ることはないそうだ。さくらも、他の犬たちも、のびのびと快適にくつろいでいた。…

分厚いアルバムを運び出す夢

夢の中で、古い写真が収められたアルバムのようなものを運び出そうとしていた。アルバムは複数あり、どれも分厚くて重さがあった。わたしはいくつかのアルバムをスーツケースに入れ、残りは箱のようなものに詰めてVに運ぶのを手伝ってもらった。 そこはガラス張りの壁が印象的なギャラリーのような空間で、複数の人々が出入りしていた。わたしのそばにはVの他に、わたしの幼なじみもいたような気がする。 別の場面かあるいは別の夢で、わたしはどこかへ出かけようとしていたか、次の場所へ旅立とうとしていた。クローゼットの中から金色のスラックスを選んで着用した。所謂サブリナパンツと呼ばれる足首が出るもので、わたしは誰かに向かって「これだと寒いだろうか」と尋ねていた。…

旅の同伴者

別の夢では、わたしは別の旅先で知らない男性と共に行動していた。夢にはよく知らない男性が同伴者として現れる。時には明らかに人間ではない姿をしていたりもする。彼らは旅先についてよく知っていて頼りになるのでわたしは安心している。あれは常に同伴する存在、あるいは分身のようなものなのだろう。 夢の内容は忘れてしまったが、元夫のことが話題に上がったのを覚えている。わたしは彼について、姿も資質も他者から好感を得られる人だったと話していた。目が覚めた後、もしかすると彼も“忘れてしまっている”スタピだったのかもしれないと思った。彼の父親は非常にユニークでおもしろい科学者だった。…

有明川という大きな川が流れる都市を裸足で歩く夢

夢の中でわたしは裸足で歩いていた。いつものようにそこは旅先で、東京という設定だったが、地上にある東京とはかなり異なる都市だった。わたしはまたもや“仕事”のためにそこを訪れていたらしい。多くの住宅やビルが建ち並ぶ中に、そこだけ時代が随分古く感じられる静かな庭園があり、わたしはその中を通路に沿って歩いた。 奥の方へ進むと、ひときわ鬱蒼と木々が繁った仄暗い場所の左側に煉瓦造りの古い門があり、その向こうには古い建物が建っていた。そこは明治時代の大蔵省の庁舎ということだったが、既に閉館時間を過ぎていて中には入れなかった。庭園の通路の突き当りにも古い門があったが、そこは既に閉まっていた。 わたしは再び入口方面に向かって歩いた。満開を迎えた桜の木々が陽光の中に輝いていてとても綺麗だった。複数の若者たちがベンチに座ってにぎやかに喋っていた。また、数十人の若者で満載になったバスが庭園の外の道路を通り抜けて行った。若者たちは、各々の今後の進路希望について語っていた。 わたしは、もし今の自分が彼らと同じ年齢だったならどんな進路を選んだだろうと考えた。そして、やはり同じ大学に進学した後、すぐに日本から出…

夢の中の文字、大きな白い鳥

久しぶりに夢の中に見たことのない文字が現れた。画数がかなり多い木編の漢字だったが、書こうとしても書けず、検索しても既存の漢字の中には見つからない。形としては再現できないけれど、イメージははっきりと覚えている。 その夢には大きな白い鳥が現れた。鳥は二羽いて、何やら特別な時期らしく、身体の一部あるいは羽の一部を一時的に取り外しており、普段はなかなか見られない珍しい姿ということだった。そこは旅先だったような気がするが、詳細は言葉にするのが難しい。しかし、眺めや雰囲気、は強く印象に残っている。 これまでにも夢の中に見たことのない文字(漢字)が現れたことは何度かある。いずれも既存の漢字の中にはない文字だった。しかし、その文字が現す意味というか象徴、印象はやはりよく覚えている。どうやら夢の中でそうした“隠れ文字”を集めているようだ。…

霊鳥ズー

以前、水晶玉の中にはっきりと見えた、雌ライオンの頭と猛禽類の羽根を有する存在が彫られたフリーズ(パネル)はこれだろう。ズー(Zū)あるいはアンズー(Anzū)という呼称のメソポタミアの霊鳥。 ズーはライオンの頭を持つ巨大な鳥で、その翼で嵐や雷を巻き起こす。『ルガルバンダ叙事詩』では、主人公に力を授ける霊鳥として登場するが、後の時代に作られた『ズーの神話』では、「天命の書板」を盗んだ怪鳥として戦闘の神(元は農耕と治癒の神)ニヌルタによって退治される。 主神に仕えながら主神権の象徴である「天命の書板」を盗み出したズーは、つまりはシャヘルであり、ルシフェルだ。また、エジプト神話の霊鳥ベヌにも繋がっているだろう。 イナンナが聖なる園(エデン)に持ち帰って育てた世界樹が天まで届くほど大きく育った頃、ズーがやってきて、この世界樹の上に巣を作り雛を育てはじめた。さらにこの世界樹の根には蛇が巣を作り、その幹にはリリスが住処を作った。 神話の中では、イナンナは双子の兄である太陽神ウトゥに助けを求め、ウトゥは世界樹の根に住んでいた蛇を退治する。ズーは子どもたちとともに天の頂まで昇り、そこに巣を作る…

バスで移動して宗教施設に向かう夢

今朝の夢。 旅先でバスに乗っていた。わたしは空港へ向かっていて、さらにそこから遠くの目的地へ向かう予定だった。その前に空港の近くで一晩過ごさなくてはならず、ある宗教団体が運営する巨大な施設に併設されたホテルに宿泊することにした。そこがどういう場所なのか少し興味が湧いたからだ。 バスの中はかなり混雑していた。わたしはスーツケースを持って最後部座席に座っていた。やがて目的の停留所に到着し、わたしは「ここで降ります」と言った。すると、立っていた人たちはみな前方へと速やかに移動して通路を空けてくれた。そのあたりで、自分の隣に座っていたのが池田大作だったことに気づいた。わたしの左隣に座っていた彼の身体はわたしよりもずっと小さく、その気配はまるで置物のようでもあった。 バスを降りてしばらく歩くと、広大な緑の庭園が見えてきた。いくつかの施設が程よく距離を開けて建っていて、向こうには山が連なっていた。そこは宗教施設でありながら観光地でもあるようで、手入れされた庭園の中を散策する観光客らしい人たちの姿もあった。 過去にも夢の中で、宗教団体が管理運営しているらしい山の中にある広大な庭園施設を訪…

大型客船の特別室とアルクトゥルス

今朝の夢。 わたしは大きなホテルの客室にいた。大型客船の中だったような気もする。そこは特別室らしく、一般通路に設置された隠し扉から階段を昇って辿り着くようになっていた。他にも数組の客が同じ階段を使って特別室に向かっていた。みな、いかにも裕福そうな身なりと佇まいだった。 100㎡はあろうかという客室には真っ白なシーツに覆われたふかふかのキングサイズベッドが二つ置かれていた。部屋中がふかふかした白いベッドとクッションで覆われてるような印象でもあった。そして、広々としたバルコニーからは大きな青い海を眺めることができた。 その客室にはわたしの他に某作家夫妻も滞在しているようだった。わたしは彼らにベッドを譲る方がいいかと思い、間仕切りの向こう側にある部屋で寝ることにした。 両引き戸を開くと、ベッドがある洋室とは雰囲気がまるで異なる畳敷きの広い和室があった。わたしは、あまりの気配の違いに少し戸惑った。その部屋はかなり使い古されているようで、畳には染みのようなものもあった。畳の上には仏壇前にあるような、あるいは座禅用のような座布団がぽつんと置かれていた。わたしは、ベッドのある部屋の方が快適そ…