メタリックブルーの車

夢の中でパーティー会場にいて、他の人たちはみなアルコールを飲んでいたが、わたしは炭酸水を選んでいた。グラスワインが3種類ある場合どれを選ぶかと問われた時にも、アルコールではなく水がいいと答えていた。やがてわたしはその場を後にし、ポルシェに似た流線型の車を運転して移動した。 車の色はメタリックなライトブルーで、助手席には知らない女性(夢の中では知り合い)が乗っていた。建て替えられる前の古い実家(母方の祖父母の家)の前に到着すると、そばに建つ家から出てきたばかりの知人がスーツケースを手にして立っていた。彼女はこれから3泊4日でインドへ行くのだという。 わたしは古い木の扉がついた倉庫のような場所に車を停めて(そこで車はなぜかバイクに変わり、わたしは屋根がある範囲にそのバイクを置いた)、別の場所に駐車してある白いセダン車で、彼女を駅まで送って行くことにした。…

乗り換えが分からなくなる夢

夢の中でまた乗換がわからなくなり駅員にどうすればいいかと尋ねていた。駅の様子は違えど同じシチュエーションの夢をたまに見る。だいたいいつも終電間際で、帰れなくなるかも?と少し焦っている。焦りながらも、そうなったら近くに宿を探すか、駅で夜を明かすしかないなと半ば腹を括ってもいる。 その駅は、わたしが帰る(向かう)場所からは離れた郊外あるいは地方都市にあり、わたしは駅名にも周辺環境にも馴染みがなく、どういうルートがあるのかもよくわからない。駅そのものはそう大きくはないが、乗継が複数あるようで、縦に入り組んでいて階段がいくつもある。 今朝方の夢では、その駅から少し歩いた先に新幹線の駅があるようで、その終電に間に合うかもしれないと考えていた。…

シベリウス 交響曲第7番

友人から、シベリウスの交響曲第7番が演目のひとつとして予定されている公演のフライヤーに、絵か写真を提供してもらえないかという依頼を受けた。すぐに交響曲第7番を繰り返し聴き、これまでに描いた絵や撮った写真をすべて見返してみたが、これだ!と感じられるものが見つけられなかった(当然ながら写真も絵もチェコの風景が多く、これではシベリウスではなくスメタナになってしまう…と思った)。 そこで、曲を聴いているうちにイメージの中に広がっていく色彩、影と光を、新たに描いた。依頼を受けた時からそうする方がいいのはわかっていた。すばらしい音楽を聴いてその印象やイメージを絵に描くのは、新鮮で愉快だった。思いがけない機会をもらい、新たな境地を味わうことができた。…

夢の中で靴下を探す

夢の中で、友人が運転する車にたくさんの荷物を詰め込んで旅をしていた。わたしは宝石類や時計など高価なものをたくさん持っていて、それらが入ったケースを足元や後部座席に慎重に積み重ねていた。そして、なぜか荷物の中から靴下を探していた。 出発前に滞在していたのは大きな古い木造家屋だった。2階のトイレには幽霊がいるらしく、誰もいないのに水が流れたり音がしたりするのが煩わしかった。1階の一部は飲食店として運営されていた。わたしはその時点で既に靴下を探していた。前日履いていたものではなく新しい靴下に履き替えたかった。 その滞在先に着く前の旅や移動の感触もなんとなく覚えているが、詳細は忘れてしまった。どこかに母(いつも通り姿は見えなかった)がいたような気もする。…

祖母と喫茶店へ行く夢

夢の中で母方の祖母とともに喫茶店を訪れ、食事をしてコーヒーを飲んでいた。いつも通り祖母の姿は見えなかったが、それでも確かに祖母だった。わたしが支払うつもりだったが、気づけば既に喫茶店から出ていて、ああ、祖母が支払ってくれたのだなと思っていた。 昔祖父母とともに暮らしていた古い木造家屋に似た家の軒先で、わたしは大きな甕の水を入れ替えていた。甕には茎の長い紫色の花が少しだけ生けられていた。家の中にある古い戸棚の中を整理していた場面もあった。その部屋では母が毛布にくるまって眠っていた。 他にも懐かしい人とともにいた感触が残っているが、内容は忘れてしまった。目が覚めた後も心地よい印象が続いている。…