時を描く By R. Rorýs on 02 Jun 2024 先日ふと、わたしは時を描こうとしているのかもしれない、と頭に浮かんだ。 描くことによって、何処から来たかを思い出そうとしているようにも感じるし、それはまた、何処へ向かうかという指針にもなる。…
Sparkling Sea, 2024 By R. Rorýs in Paintings on 26 May 2024 Sparkling Sea Pastel on Pastelmat 24x30 cm…
やがて風に還る By R. Rorýs on 15 May 2024 がらんとした昼間の電車に揺られながら、窓の向こうの風にそよぐ木々や草花を眺めていると、さくらも、母も、あの友人も、あの知人も、みんな風に還っていったのだなと思う。 悠久に巡りつづけるあの風。 形ある個体としてめぐり逢い、共に過ごした僅かな時間は、必然であると同時に、またとない奇跡でもあった。…
Somewhere in the Sea, 2024 By R. Rorýs in Paintings on 08 May 2024 Somewhere in the Sea Pastel on Pastelmat 18x24 cm…
見えないところで By R. Rorýs in Paintings on 06 May 2024 ある人が送ってくれた写真を元に海の絵を描いている。彼女とは、わたしが絵を描き始める前からInstagramで互いにフォローしあっている。 顔を合わせたこともない遠いところにいる人たちが、わたしが描いた絵に嬉しい賞賛の言葉を送ってくれたり、さらには美しい海の写真や動画を送ってくれたりもする。そしてわたしは、そうした距離も言語の違いも超える交流にいつも励まされている。…
Low Tide Reflections, 2024 By R. Rorýs in Paintings on 05 May 2024 Low Tide Reflections Pastel on Pastelmat 24x30 cm…
束の間の夢 By R. Rorýs on 04 May 2024 歳をとり、自力で立てなくなって、食欲もなくなり、痩せ細っていく犬たちの姿をSNS等で見るたびに、さくらの旅立ちを見送った日々を思い出す。そして、飼い主さんたちの想いだけでなく、大変な日々も想像でき、身体の中に深い深い静けさが広がる。それは、底のない真っ暗な穴のごとき静けさ。 みんなあっという間に旅立っていく。 残った記憶はすべて夢のよう。 終わらせるためにここへ来た。 そう気づくよりもずっと前から、今回は幾つもの命を見送るような気がしていた。…
青い時 By R. Rorýs on 04 May 2024 太陽が沈む方角が日ごとに移り変わっていく。 日が沈んだ後も空はしばらく明るい。日が長くなると、部屋の中が静かに暗さを増していくこの時間がますます心地よく感じられる。 そして、日没後のこの時間にだけ現れる淡いミントグリーンのような空の色にはいつも見入ってしまう。 そういえば、日本で会社勤めをしていた頃も、仕事の後にこの青い時間の街を歩くのが好きだったことを思い出した。街も、木々も、人々も、徐々に深みを増していく青いベールをかぶされたようで、まるで夢の中を歩いているみたいだと感じていた。カメラを持って、宛もなく青い空気の中を泳ぐように歩き回った。…