Turner & Constable

今日はいよいよ今回のロンドン滞在の最大の目的である「Turner & Constable」展へ。朝から青空が広がり、テート・ブリテンへの道のりも気持ちがよかった。 ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーも、ジョン・コンスタブルも、有名な大作は凄まじい迫力でまさに圧巻だったが、今回私は特に、彼らの眼差しや、筆遣い、呼吸までもが伝わってくるようなスケッチと小作品に強く惹かれた。 展示室に足を踏み入れてまず最初に目に飛び込んできたのは、コンスタブルの水彩スケッチで、これがとてもよかった。その隣には、これらのスケッチを元に描かれた油彩画『Bow Fell, Cumberland, 1807』が並んでいた。 コンスタブルの油彩スケッチも素晴らしい。今回私は特に、彼が描いた夕空に強く惹かれ、ひとつひとつその色彩をじっくりと味わった。 ターナーの『The Scarlet Sunset, c.1830』はやはり素晴らしくて、絵の前からしばらく動けなかった。思っていたよりもずっと小さな作品だったが、その美しい色彩からは空気や温度、気配までもが伝わるかのようだった。 ターナーの…

夕暮れのトラファルガー広場とテムズ川

The Pastel Societyの年次展覧会で濃密な数時間を過ごした後、会場で出会ったアートコレクターさんとトラファルガー広場、そしてナショナル・ギャラリーまで一緒に歩いた。 彼からは「まだ開いているようであれば、せめて有名な作品だけでも観て行けば?」と勧められたが、既に数々のアート作品に触れ、多彩なアート談話の中で十分に刺激を受けていたので、彼とお別れした後は、近くの画材店に立ち寄り、のんびりとテムズ川まで歩いて、地下鉄に乗ってホテルへ戻った。…

The Pastel Society 年次展覧会

昨日は、今回ロンドンへやってきた目的のひとつである、The Pastel Society (1898年に設立された歴史ある英国のパステル協会)の年次展覧会を観るために、Mall Galleriesを訪れた。 The Pastel Societyの会員だけでなく、公募の中からも選ばれた作品がずらりと並ぶ会場は、まさに光と色に満ちていて圧巻の光景だった。一つ一つの作品に、それぞれ異なるまなざしがあり、色彩があり、そして物語があって、じっくり見ているとあっという間に数時間が過ぎてしまった。 会場では、実際に作品が展示されているパステル画家さんたちからお話を聞いたり、Mall Galleriesの常連で今回も作品を購入されたというアートコレクターの方と思いがけずたくさん話をしたりと、思いがけない嬉しい出逢いにも恵まれた。 会員でもある画家の方から「あなたもぜひ参加するべき」と声をかけてもらい、いずれ私も応募してみようかと思う。ロンドンまでやって来て本当に良かったと感じられる素晴らしい機会だった。…

The Mallで見上げた夕焼け

ここは、英国の国家行事の場面でよく目にする、バッキンガム宮殿とトラファルガー広場を結ぶ通り、The Mall。The Pastel Societyの年次展覧会が開催されているMall Galleriesを出ると、綺麗な夕焼け空が広がっていた。 The Pastel Societyの年次展覧会では、数々の素晴らしい作品を目の当たりにして大変刺激を受けた。会場では、パステル画家の方々やアートコレクターの方との出逢いもあり、あまりに多くの出来事が一気にやってきて、今はまだまとめられそうにない。…

ホテルスタッフの嬉しい理解

ホテルのレセプションで、滞在中の部屋の清掃とシーツ交換を全てスキップできないかと相談したところ、「わかる、自分で掃除・整頓をしたモノや空間を他者に触られたくないのね、私も同じ。」と即座に理解してもらえてとても嬉しかった。 対応してくれたスタッフも私と同様、知らない人に室内をあちこち触られたくないらしく、8日間の休暇旅行の滞在中も清掃は全て断ったと話してくれた。おかげで今回の滞在中は、タオル交換とゴミ回収だけでOKになってほっとした。これで早起きをする必要もないし、朝もゆっくり支度ができる。…

CASS ARTでの出逢い

午前中はホテルでのんびり過ごし、午後からバスに乗って CASS ART ケンジントン店 へ出向いた。 「Unison Colour のソフトパステルを買いに来た」と話したところ、色や質感を試させてもらえることになり、出発前から既に購入をほぼ決めていたハーフサイズパステル63色セットを購入した。Unison Colourの高品質なハンドメイドパステルは、チェコでは販売されていない(オンラインで購入はできると思うが、関税がかかるため高額になる)ので、ようやく入手できて嬉しい。 対応してくれたスタッフがとても親切で、絵や画材についてだけでなく、他にもあれやこれやと2時間近く話しこんでしまった。Unison Colourのパステルセットに加え、明日から早速使えそうなスケッチブックと、「Alpine Frost」と名付けられたCaran d'Acheの小さな水彩色鉛筆セットも購入。他にも、私が今回観に行く展覧会のことや、スタッフお勧めの展覧会についてなどの情報交換もしたので、それらの報告も兼ねて、滞在最終日には再度ここを訪ねたい。 また、CASS ART ケンジントン店では、定期的に様々な…

ロンドンへ

生まれて初めてイギリスに上陸した。思えば英語圏の国に来たのはかなり久しぶりだ。普段はまだまだよく聞き取れないチェコ語に囲まれて暮らしているので、地下鉄の中などで周囲の人々の会話の内容がわかる(好き嫌いに関わらず耳が聞き取ってしまう)という状況が新鮮に感じられる。 空港の到着ゲートは303だった。誕生日と同じ数でちょっと嬉しい。旅先ではこうした小さな偶然に吉兆を感じる。…

誕生日と皆既月食

つい先日、今年の誕生日には皆既月食が起きることを知った。誕生日に皆既月食が起きること自体そう頻繁にあることではないようだが、さらに私の場合、ネイタル太陽がIC上にあるため、今回の皆既月食は、ネイタル太陽に重なるだけでなく、IC/MC上にも一致する。どうやらこれは、一生に一度あるかないかと言えるほどには珍しい機会らしい。 とはいえ、何か大きな出来事や予期せぬ展開がやってくるような気はしない。おそらくこの皆既月食は、私にとって、自己の内側で静かに深く確認をするような機会になる気がしていて、むしろ外面的には何も変わらないように見えるのではないかと思っている。…