Česká krajina z Blaníku, 2025

Česká krajina z Blaníku Based on the impression of 'Blaník', the sixth work of the cycle of symphonic poems 'Má Vlast (My Homeland)' by Bedřich Smetana Pastel on Pastelmat 24x30 cm…

チェコ製の新しいスーツケース

今回の旅では、久米島から伊丹へ向かう国内便でチェックインしたスーツケースが破損した。大きな破損ではなかったが、チェコまで持ち帰るのは不安だったので、航空会社に問い合わせたところ、無料で修理してもらえることになった。しかし、帰国日には間に合わなかったため、修理後のスーツケースは友人に預かってもらうことにして、急遽新しいスーツケースを購入した。 日本を出発する直前、この新しいスーツケースのタグに「Made in Czech Republic」と書かれていることに気づいた。調べたところ、このスーツケースは、私の自宅から車で40分ほどの場所で製造されたことがわかった。スーツケースも私も、チェコから日本へ旅をし、日本で出逢って、一緒にチェコへ帰ってきたらしい。思わず運命のようなものを感じてしまった。…

チェコに帰着

昨日は、予約していたプラハ行の便が搭乗予定時間の直前にキャンセルになり、ヘルシンキ空港で計12時間も足止めを食らった挙句、関空出発から28時間後にようやくプラハに到着した。 その後も、ヘルシンキ空港で出会った、初めての海外一人旅だという日本人女性をホテルまで案内し、夕食を共にして、スーパーマーケットの場所等も案内した後、最終電車で帰宅した。デイユース利用した関空近くのホテルを出てから約36時間… 長い旅だった…。 さすがに身体は疲れ果てていて、帰宅後は歯を磨くのがやっとで、倒れ込むように眠りに落ちた。 途中何度か目は覚めたが、16時間眠り続けてようやく起き上がることができた。 久米島に滞在した5日間は休暇を取っていたし、決まった予定もほぼ無かったので、比較的よく眠れた気がするけれど、他の日々はこれまでの日本滞在と同様に毎日忙しくて、6時間以上眠れたことはなかった。チェコを出発する前から2週間以上ずっと睡眠不足が続いて身体は限界を迎えていたが、やっと時間を気にすることなく眠ることができた。…

大阪にて

今回の大阪滞在は実に楽しかった。好きな人たちとたくさん話せて、いい買い物ができて、美味しいものもあれこれ食べた。終始いい出逢いと再会に恵まれていた。大阪駅やなんば駅ではあまりの混雑ぶりに戸惑ったけれど、それでも居心地は悪くなかった。次に日本へ行く時にもまた大阪に滞在したいなと思っている。 後になって気づいたのだが、大阪では連日画家さんにお会いした。小川雅章さんの作品展を見に行った翌日には、似顔絵作家、沖中泰子ちゃんと二十数年ぶりに再会し、その翌日には絵描きの友人はとちゃんが移動の途中に会いに来てくれた。なかなかおもしろい偶然そして必然だった。…

小川雅章作品展「のら百景」@オソブランコ

今年の4月に日本行きの航空券を予約した。戸籍謄本の取得など、日本へ行く理由はいくつかあったが、そう急ぐものではなかった。しかしある日、XとInstagramでいつも作品を拝見している画家の小川雅章さんが、秋口に作品展を開催されると知って、その時期に大阪へ行こうと決めた。 とはいえ、作品展の詳細はわからなかった。今思えば、小川さんに直接お尋ねすればよかったのかもしれないが、面識がなかったので遠慮してしまった。そして、「秋口」という言葉から、会期はおそらく9月末~10月頭だろうと予測して、やや賭けに出る形で往復の日程を決めたのだった。果たして賭けは見事に的中した。小川さんの作品展「のら百景」は、私の日本滞在期間にぴったり重なっていた。そうして久米島から大阪へ移動した翌々日、友人とともに会場の オソブランコを訪れた。 小川さんは、30年ほど前の大阪の湾岸地域の風景を描き続けておられる。そして、どの絵の中にも犬の「テツ」くんが登場する。私は大阪生まれではないけれど、小川さんが描く大阪湾岸の風景にはなぜかしら懐かしさを覚える。川岸に建ち並ぶ工場、鉄材やロープが散らばる造船所、水面に丸太が浮か…

久米島の人々に絵を見てもらって

今回日本へ向かう前に、自分が描いた絵をポストカードにして持参しようと思い立った理由のひとつは、この一年の間に描いた久米島の絵を島の人々に見てもらいたいと思ったことだった。 前回初めて久米島を訪れた時に出会った方々から、「久米島に写真を撮りに来る人はたくさんいるけれど、久米島の絵を描く人にはまだ会ったことがない。ぜひ描いてください。」と言われたのを覚えている。だから、まずはその人たちにぜひ見てもらいたかった。 そして、実際に久米島滞在中には、思っていた以上に多くの方々に、私が描いた久米島の絵を見ていただくことができた。島に詳しい地元の人たちは、「ああ、これはシンリ浜だね」「これはアーラ浜だ」と、描かれた場所をすぐに認識してくださった。さらに複数の方から、「久米島の絵を描いてくれてありがとう」「自宅/オフィスに飾ります」という嬉しい言葉もいただいた。 今回の滞在で、私は久米島の雄大な自然と、その鮮やかで多様な色彩にますます魅了された。これからさらにその風景を描いて、再び島の人々に会いに行きたいと思っている。…

久米島、比屋定バンタ

バンタとは断崖を指す沖縄の言葉だそうだ。比屋定バンタは島の北東部、約2kmに渡って続く高さ200mの断崖絶壁の上にある。展望台からは、ハテの浜はもちろんのこと、さらに遠方の渡名喜島や、粟国島、慶良間諸島まで見渡すことができる。 久米島の海は、サンゴ礁特有のターコイズブルーやエメラルドグリーンだけでなく、深いところに現れる鮮やかな青色が実に美しく、濃密な緑とのコントラストが印象的だ。…

久米島、ミーフガー

久米島の北側にある大和泊海岸には、「ミーフガー」と呼ばれる奇岩が聳えたっている。一見すると巨大な岩に穴が空いているように見えるが、海側の琉球石灰岩と陸側の凝灰角礫岩が、約400万年前にぶつかって形成されたといわれている。 火山活動が作り出した特徴的な形をした岩と、青い海と空、そして濃淡さまざまな緑に囲まれた、不思議と居心地のいい静かな場所。…