久米島にて

昨夜は日本到着後6日目にしてようやく7時間以上眠ることができた。 今日は何もしない。夕陽さえ見に行ければいい。…

久米島へ

不思議な夢の中で見た六角形の岩が並ぶ海岸と洞窟に、よく似た場所がある島へ再びやってきた。昨年初めてこの島へ来た時にもそうだったように、飛行機が那覇空港を飛び立って、遠ざかっていく沖縄の街並みと光る海を見下ろしているうちに、切なさに似た説明しがたい感情が腹からこみ上げて、胸が熱く、苦しくなり、涙が零れそうになった。…

絵の手渡しと、懐かしい場所

今日はまず、私の絵を購入してくれた友人に、額装した作品を手渡した。彼こそが、いつも私にオーケストラのコンサートのための絵を依頼してくれる人だ。彼との付き合いはかれこれ10年以上になるが、私がまだ日本にいた頃には、まさかこのような形で彼とコラボレーションができる日がくるなど想像すらしていなかった。彼の自宅に私の絵を飾ってもらえるなんて、とても嬉しい。 そして、午後には幼友達の家を訪ねた後、彼女とともに、生まれた時に住んでいた町、幼少期に母と二人で暮らした場所を歩いた。播磨国総社射楯兵主神社に立ち寄り、姫路城を眺めて、夕食を共にした。 今日で今回の姫路滞在は終了。 忙しかったけれど、いい滞在だった。…

姫路滞在中

今回の姫路滞在中は、毎日何かしら驚くような出逢いが続いている。そもそも日本へ向かうフライトから幸運続きだった。日本に到着してからも、さまざまな場面で人に親切にしてもらい、思いがけず良いものを入手できたり、欲しかったけれどあきらめていたものに偶々出逢えたりと、実に恵まれている。 今日は、昔よく母に連れられて来た百貨店内のコーヒースタンドを再訪した。日本に到着してから4日目。毎度ながらあれやこれやと用事や予定が続き、一人でゆっくりできる時間がなかったので、ようやくしばし静かな時間を過ごすことができた。 日本に来ると睡眠不足に陥るのはいつものことだ。到着後しばらくは、約30時間かけて移動した緊張と疲れがなかなか取れない。そして、時差ボケのためぐっすり眠れない上に、仕事もあるし、洗濯もしなければならないし、やることが多くて肉体を酷使しがちになる。 明後日から再訪する久米島では、なるべくのんびり過ごしたい。…

久米島、アーラ浜

最新のパステル画に描いた久米島のアーラ浜。先日、この浜辺には小さな神殿(御嶽)があること、そして昔はここに集落があったことを初めて知った。また、本当かどうかはわからないが、ここは海の神と山の神が出逢う/衝突する場所だという話も読んだ。 私が久米島に行こうと決めたきっかけは、夢で見た洞窟と、六角形の奇岩が並ぶ浜辺によく似た場所があるのを偶然知ったからだった。その夢の中で、私は地元の祭司に彼らの神を召喚するよう依頼し、私は自分の神を呼び出した。彼らの神は半魚人のような姿をしていた。私の神は巨大な白蛇だった。そこは久米島に似た、神秘的な風景に囲まれた南国だった。 今年また私は久米島を訪れる予定だ。アーラ浜では神殿を探してみようと思っている。但し神殿付近にはハブがいることが多いそうなので、迂闊には近づかないつもりだ。 そしてもうひとつ。このアーラ浜の背後に聳えるアーラ岳の反対側には金鉱跡がある。つまりここには金鉱脈があったというわけだ。夢で見た白い大蛇は、アーラ岳の神だったのだろうか……

ご飯を作ってくれる人たち

近所に住む友人が、手料理をよく食べさせてくれる。先週はキムパをたくさん作ってくれ、その翌日にはまだ材料が残っているからとピビンパを作って持ってきてくれた。さらには、彼女が作った餅アイスクリームも。そして今週は、サーモンとエビが載った春雨を作って届けてくれた。 シンガポールから来た彼女とは味の好みが近いこともあって、彼女の料理は何を食べても美味しい。そうして私はすっかり彼女に甘やかされている。とてもありがたい。 更年期やらPMSやらで体調が頻繁に揺らぐ中、友人がこうしてよく手料理を届けてくれたり、Vが料理をしてくれたりするので、とても助かっている。私は料理は嫌いではないが、買い物から料理まですべての作業にOCDの強迫観念/行為が伴ってひどく消耗するので、今はあまりやりたくない。人が作ってくれたものは何でも有難くて、美味しい。…

胃腸の不具合と痛みから気づいたこと

8月4日に描き始めた絵がようやく完成した。今月は、身体の不調が続いたり、仕事や用事に時間を取られたりして、一枚も完成させられないのではないかと半ばあきらめていたが、無事に仕上げることができてよかった。 数日前から胃腸の具合が優れずにいるが、今日になって、以前に十二指腸潰瘍や逆流性食道炎を患った時とよく似た症状が出てきた。そこでふと、「いったい私は何を我慢し、どんな無理を呑み込んでいるのだろう」と考えてみた。そうしたらすぐに思い当たることがあった。 数ヶ月前からぐずぐずと続いている身体の不調と、それに伴うOCDの悪化の元になっているだろうストレス源に気づいたら、不意に身体が少し楽になった。そろそろまた潮時だと感じてはいたが、きっと本当にそうなのだろう。関わり方や取り組み方を変え、優先順位と時間の費やし方も変えていく必要があるようだ。 身体のあちこちが不調でも、絵を描いている間は痛みも不快感も忘れている。もちろん、立って絵を描くことができるぐらいの調子と体力がある時に限るが。これから徐々に、絵を描き続けるための生活を築いていこうと思う。…