痩せ細った知らない男性と共にいた夢

今日もまたいくつも夢を見たが、どれもほとんど覚えていない。記憶に残っているのは、知らない場所で、知らない男性と共にいたシーン。彼は顔も身体も骨が浮き出るほど痩せ細っていたけれど、わたしと話しているうちにみるみる生きる力を取り戻していった。その様子はまるで、枯れた植物が再生するかのようだった。彼の窪んだ大きな目が、最後には喜びで輝いていたのを覚えている。 ここ数日、地球からは金星がプレアデス星団を横切っていくように見えている。金星はスサノオの、プレアデスはアマテラスの象徴だ。…

5体の女性のミイラが祀られている夢とスサノオ、ミトラ、アマテラス

今日見た夢の記録。 わたしは、知らない場所の知らないカフェで昼食をとっていた。経営者やスタッフは日本人のようだったが、客席にはさまざまな国の人々がいた。食事を終えて、支払いのためにレジに並んだところ、レジの背後の壁の上部に5体のミイラが祀られているのを見つけた。いずれも女性のミイラだった。5体並んだミイラはすべて、即身仏のように色鮮やかな衣装を纏っていた。左端のミイラだけが、保存状態が違ったのか、生前の顔つきまで想像できるほどはっきりと形状を保っていた。わたしは「ああ、ここの人たちは先祖代々これらを受け継いでいるんだな」と思っていた。恐怖感はまったくなかった。 支払いを済ませたわたしは、地下にあるトイレを利用した。妙に広々としたトイレの中でふと「代々受け継がれてきたミイラが祀られているということは、ここにはきっと、ずっと昔からの思念や怨念も引き継がれて留まっているのだろうな」と思っていた。 昨夜もまた、スサノオと金星について思い、最近見た印象深い夢の示すところを問いかけてから眠りに入った。そして、上記の夢を見た今日、改めてスサノオについて調べたところ、松村潔氏の著書の中にこんな記…

立て続けに中国奥地の夢を見る

夢の中でわたしは中国内陸部らしき地にいた。そこにはたくさんの歩兵が集まっていた。服装や装備から察するに、彼らはかなり古い時代の人々だった。ある者はモンゴルから来たと言い、またある者はウイグル族だと言っていた。頭を丸めた人が多く、力強い目付きと、小柄ながらもたくましい体つきが印象的だった。彼らは歩兵でもあり、功夫の達人のようでもあった。そこは赤く乾いた土が延々と広がる平原で、わたしの足元はうっすらと靄がかかっており、どうやら歩兵たちは目の前にいながら、別の次元に存在しているらしかった。「歩兵」という言葉を思いながら、目の前には見たことのない漢字が浮かんでいた。確か「冠」に似た漢字だったと思う。 一昨日は、中国の奥地という設定の場所(地図では西から東へ向かっていた)へ向かう夢を見た。中国人という設定の男性が運転する車の中から、飛ぶように流れていく景色を見ていた。時速は200km以上、300kmに近かったかもしれない。高速道路の周囲にはひたすら深い森が続いていた。やがて奥地の小さな村に辿り着き、車を降りて、民家が並ぶ細い通りをさらに奥へ向かった。突き当りには、深い森に囲まれた神社か廟のよう…

音楽家の服を借りる夢と、坂道を登る夢、帰ろうという意識

今朝方見た夢の中で、わたしは知らない男性の服を借りて身につけていた。上下とも黒の洋服で、男性はステージの上で楽器を演奏する音楽家だった。その後、わたしは母と共に自転車のようなものを手で押しながら勾配の急な坂道を登っていた。手すりがなければ登れないほどの坂だった。周囲には、他にも複数の女性たちが朗らかに談笑しながら坂を登っていた。坂を登りきったところで、わたしはATMへ現金を引き出しに向かった。誰か(女性)にお金を貸すことになっていた気がする。 どう話が繋がっていたかは忘れてしまったが、どこか知らない場所で目を覚まし(時計を見たら朝7時だった)、ああ、帰らなきゃと思っていたシーンを覚えている。布団の中で横になっていたら、現実のパートナーの、姿ではなく気配のようなものが思い浮かび、そこへ戻ろうと思っていた。…

桃の絵と翁の笑顔

昨日見た夢の中で、わたしは昔の日本または台湾に似た田舎町にいた。まばらに並んだ古い家屋や建物の中に、煤けたコンクリート壁の上部に桃の絵が描かれた商店があった。 軒先では、老夫婦が野菜や食品などを並べていた。確か、猫もいたような気がする。せっせと動き回っていた老男性は「商売が苦手な’先生’(どうやら女性らしい)が販売しやすいように」と店の準備をしていた。 店は老夫婦のもので、’先生’と呼ばれる女性は、金儲けでなく何か別の目的のために、その店で売り子の真似事をしているようだった。’先生’の働きによる売上は無いに等しく、むしろ、彼女がやりやすいよう店支度するので、店には赤字が出るようだったが、老夫婦は他にも収入があるのかまったく気にしていなかった。 外壁に描かれた大きな桃の絵と、腰が曲がった小柄な老男性の屈託のない笑顔が印象に残っている。それは、翁の能面を彷彿させる表情だった。…

怪奇現象が起きる建物から出て、知らない街を歩く夢

今朝方見た夢の話。 わたしは、知らない街にある大きな建築物の中にいた。その建物はかなり古い上に、複雑な歴史を経てきており、夜になるとたくさんの幽霊が現れるということだった。夕暮れが近づいてきたので、わたしは、オカルト現象に遭遇しないうちにそこを離れようと、出口へ向かった。 廊下を歩く間に、建物の気配が変化していくのがわかった。床や天井や壁には、そこかしこに赤黒い染みがじわじわと浮かび上がってきた。恐怖はまったくなかったが、それでも「早くここから出た方がいい」と感じ、わたしはもう一人の女性(友人だったかもしれない)とともに急いだ。 速やかに建物から出た後、わたしたちは大通り沿いの商店街を歩いた。そこは、日本の地方都市のようでもあり、また台湾のようでもあり、それでいて東欧の街のようでもあった。わたしたちは小さなアンティークショップに立ち寄り、所狭しと積み重なる品物を手に取りながら「次にあの建物へ行く時にはこれを持参するといいのでは」などと話していた。 それから、わたしたちは別々の場所へ向かうようだった。彼女の行き先を尋ね(すると、視点が空から見下ろす俯瞰図に変わった)、経路を教えて…

イスラエルで母と落ち合う夢

イスラエルで母と待ち合わせる夢を見た。わたしたちは、居心地のいいカフェのような空間に並んで座り、チェコからイスラエルへ出向いたわたしと、日本から来た母、どちらの飛行距離が長かっただろうと話していた。わたしは、きっとチェコからの方が近いと言った。わたしたちの隣には、修道服を身に着けた女性が静かに座っていた。…

山奥にある巨大な宗教施設、大音量のクラシック音楽、ファサードに刻まれた古代文字

ソファーで寝落ちしている間に見た夢の話。 自宅という設定の知らない場所の裏に深い山があり、これまで通ったことのないルートで歩いてみることにした。山を奥へと進んでいくうちに、いつの間にかわたしは巨大な邸宅の屋根の上を歩いていた。コンクリート階段の隣にはリゾートホテルにあるような豪華な造りのプールが見える。Ⅼ字型の階段を降りると、そこは邸宅の入口だった。その佇まいは、まるで山奥に隠された巨大要塞のようだ。建物のファサードには古代文字か文様が刻まれていて、入口付近ではクラシック音楽が大音量で流れていた。どうやら誰かが2階で音楽を流しているらしい。 2階のバルコニー部分に女性らしき人影が見えたので、見つからないよう素早く立ち去った。元来たルートへは戻らずに、邸宅の入口から真っ直ぐに延びる舗装された道を歩く。すると、道を挟むようにして広がる邸宅の屋根の上や庭を多くの人々が歩いているのが見えた。そこは、ある種の人々には観光地として知られているようだ。 歩いているうちに住宅地へ出た。なぜかそこは、わたしが生まれ育った日本の町(実際の町並みとは異なっていたが、町名がそうだった)で、「あれ?ここ…