小鳥たちと蟻

数日前に見た夢を思い出した。目の間の棚のようなものの上にいた2~3羽の小鳥を掌に載せたところ、大量の蟻がその棚を這い登ってきて、小鳥たちを襲いかけたので、慌ててふり払った。そのうちの2匹が右腕を這い登り、皮膚に噛みついた。ちくりとした痛みをはっきり感じたのも覚えている。しかし、それらもすべて振り落とし、最終的に小鳥たちは無事だった。 月曜日の朝方に見た夢には、ちょっと久しぶりに母と母方の祖母が現れた。相変わらず彼女たちの姿は見えなかった。母が何かしら面倒なことをしでかして、わたしは「もう、またなの?」という気分でその後始末をしていたように思う。祖母はその背後でのんびりした様子でわたしたちを眺めていた気がする。…

夢の中で歩いた公園、大きな川、女性の顔が刻まれた石碑

夢の中で、仕事か何か任務のために知らない土地を訪れていた。わたしはどこかへ移動するため駅へ向かっていた。既に20時を過ぎていたが、空はまだ明るかった。何かの研究所だという建物がある敷地の中を歩いた。わたしは以前にもその研究所を訪ねたことがあるようで、その場所を知っているようだった。 敷地の中には広大な公園があった。そばには大きな川が流れていて、わたしはその川の堤防沿いを歩いた。川の水量は多く、堤防のすれすれまで水が満ちていた。川の向こうには、遠くにビルが建ち並ぶ街の様子が見えた。わたしはのんびり歩きながら、時々立ち止まって写真を撮った。 やがて公園の出口が近づいてきた。出口付近には深々とした森が広がっていて、公園の中とは雰囲気がまるで異なり、さらにそこには石造りの神社かあるいは大きな墓のようなものが建っていた。その森を通り抜けて外へ出た後、改めて振り返ると、大きな石造りの記念碑に女性の顔が描かれていた。 その女性はいわゆる霊能者のような存在で、昔多くの市民を助けた人物らしく、そこに祀られ、現在も人々から信奉されているようだった。ひときわ大きな記念碑の隣には、2、3の小さな石碑も並…

夢で松村潔氏に会った

夢に松村潔氏が現れた。 レクチャールームのような空間で着席していると、松村氏がやってきて、わたしを含む何人かの人にお土産かギフトのようなものを配りはじめた。その場にいた全員がもらえるわけではなく、松村氏に何かしら関わりがある人だけがもらえるようだった。「コーラもあるけど飲む?」と、グラスに注いでくださったのも覚えている。氏はにこにこと機嫌よさげで、親切な雰囲気だった。 別の場面、あるいは別の夢では、わたしは見知らぬ部屋に何人かの人たちと集まっていた。そこは、わたしが以前マルセイユ・タロットを学んだ先生の部屋ということだった。背もたれのある椅子や ソファがなかったので、わたしはカーペットの上に松村氏と並んで座り、ベッドのフレームに背中をもたせかけた。やがて氏はごろんと横になった。ちょうど彼の頭がわたしの腹にあたる体勢になり、わたしは、呼吸をするたびに氏の頭が揺れるので邪魔にならないかと少し気にしていた。 また別の夢では、専門家からとても高価なペンあるいはシャープペンシルを見せてもらっていた。金のボディに赤や青のシンプルなデザインが施されたそのペンは、形は細いがずっしりと重みがあ…

目的の電車に乗るため駅を探す夢

18時間も眠ってたくさんの夢を見た。 ある夢の中では、わたしはまた旅先にいて、大きな駅の中を移動していた。わたしには複数の同行者がいるようだったが、みな知らない人だった。わたしは目的地へ向かう電車(新幹線という設定だった)に乗るため、プラットフォームへ向かおうとしていたが、少し道に迷っていた。 エスカレーターをいくつも昇って地上階に出た。目の前に現れたのは巨大な古代建築物だった。一人の女性がその建物の古いドアから出てくるのが見えた。同行者たちは「駅だ」と言ったが、わたしは「いや、これは大聖堂か何かだ」と答えた。そこで、向かうべき駅がまったく別の方角にあることに気づいた。 わたしは再びいくつもエスカレーターを降りて目的の駅へ向かった。人の流れについていくとまた違う場所に辿りつきかねないので、惑わされないようにしなければと思いながら歩いた。やがてたくさんのプラットフォームがずらりと並ぶ場所に到着した。 わたしは、自分が乗る電車の番号も、プラットフォームの番号もわからなかった。しかし、自分が立っているプラットフォームの右側に停車している電車がそれだと感じて飛び乗った。その電車には「し…

死んだ家族が勢ぞろいしていた夢

夢の中に、母方の祖父母、母、母のパートナー、そしてさくらが登場した。わたしたちはどこかのホテルの一室にいた。室内の床は埃まみれな上にゴミも散乱していて、わたしは懸命に掃除機をかけていた。祖母が室内で煙草を吸いはじめたので、わたしは「煙草を吸うなら外に出て!」と彼女をベランダへ押し出した。室外の共用部分にもたくさんの吸い殻が落ちていたので拾って掃除した。 さくらは掃除機の音が苦手だった。夢の中でもさくらは、わたしが掃除機をかけている間、ベッドの下に隠れてこちらを見上げていた。わたしは「ごめんね、さくら、もうすぐ終わるからね」と彼女の頭を撫でた。 数日前から理由もなく憂鬱な気分に襲われて、昨夜から今日にかけては18時間眠り続けた。さくらが旅立ってからもうすぐ一年が過ぎようとしていて、それでわたしはまた辛いのかもしれない。そういえば今日は、母の納骨を終えてからちょうど一年だ。…

白い正装の男性、掌のしわを転写する

昨日は夢の中に全身真っ白に正装した男性が現れたのを覚えている。彼は頭に白いシルクハット(top hat)までかぶっていた。にこやかな人物で、おそらく何かしら手助けをしに来てくれたのだったと思うが、詳細は忘れてしまった。 今朝の夢では、従弟がどこかに提出するための用紙を持ってきた。その用紙には青い特殊な素材が手の形に塗られていて、そこに手を載せてシワや指紋を転写するようになっていた。わたしの隣には母のパートナーがいて、わたしたちはそれぞれ用紙に手を置き、手のしわを転写した。もし転写がうまくいかなくても、後で通過する窓口でもう一度同じことをするか、口頭で質問されるだけだから問題はないとのことだった。…

エレベーターを乗り換える

今朝方見た夢を思い出した。わたしは旅先と思われる知らない場所で、超高層ビルの上層階にある部屋に滞在しているようだった。そのビルは複合施設で、上層階にある客室へ向かうには、途中でエレベーターを乗り換える必要があった。わたしは14階あるいは15階で乗り換えようとしていた気がする。 3基あるエレベーターのうち、どれが上層階へ向かうのかがいまいちわからず、最初に乗り込んだエレベーターは間違いだと気づいてすぐに降りた。そうして、別のエレベーターに乗りなおした。わたしが滞在している部屋は、52階か53階あたりにあるようだった。…

北朝鮮を訪れている夢

夢の中で北朝鮮を訪れていた。単独旅行ではなく、十数人ほどのグループで行動してるようだった。わたしたちは今回が初めての訪問ではなく、以前にもそこを訪れたことがあるようで、何処に行けば何が手に入るのかを既に知っていた。周囲の風景は東アジアのどこかの国の地方都市という風情だった。 道に面した飲食店のテイクアウト用カウンターで、グループの中の一人がスタッフと交渉したところ、彼は奥から小さな日本製の缶ビールをこっそり取り出し、わたしたちに手渡した。それは、その国には存在するはずのない製品だった。その後、わたしたちは市場のようなところへ行き、野菜や肉などを見て回った。どれも驚くほど安かった。 わたしたちは男性6割、女性4割程のバランスの集団で、道を歩いていると自然と男女それぞれのグループに別れがちだった。ふと、特定の人物が背後から付きまとっていることに気づき、わたしはグループのリーダー的存在の男性に「外で行動する時はバラバラにならずに、なるべくまとまって一緒にいてもらいたい」と話していた。…