Mitri, the Egyptian Scribe

今日のスクライイングでもまた、じっとこちらを見つめる「目」をいくつも見た。鮮やかなブルーの大きな目。ネコ科の動物あるいは爬虫類のような目。そして、またもや肌の色の濃い若い男性の顔が見えた。その大きな目もやはり鮮やかな青色をしていた。おそらく、同じ水晶玉で初めてスクライイングをした時にも現れた人物のようだ。 今日は、懐かしい場所で懐かしい人々とともにいた感触を抱きながら目覚めた瞬間から、”ルクソール”という地名が繰り返し頭の中で響き、身体の左側、頭の左上あたりに群青色の”何か”の存在を感じていた。それがどうにも気になってインターネットで検索しているうちに、突然ある像の写真に行き当たった。初めて目にするその像は、スクライイングで見た顔にあまりによく似ていて驚いた。「Mitri」という名を持つ、エジプト第5王朝時代の書記官の像らしい。 「Mitri as a scribe」 [https://www.nilemagazine.com.au/2015-july-1/2015/7/2/meet-mitri]の写真 [https://commons.wikimedia.org/wiki/Fil…

夜の海を見に行く夢と更衣室の夢

深夜の海を見に出かけた。海へと続く石畳の路地にある小さなカフェが無人で営業していて、好きな飲み物や菓子などを無料でテイクアウトすることができた。わたしはココアのような飲み物をカップに入れ、マカロンのような小さな菓子を器に取り、アブサンのような酒を小さなグラスに注いで持ち出した。 開け放たれたカフェの四角い窓から外の様子を眺めていた場面が印象に残っている。薄い青緑色の塗料が少し剥がれかけている古い木の枠がついた横長の窓だった。夜の海は真っ暗だったが、わたしたちと同じように散歩をしている人たちもいた。パトロールをする警察らしき人々もいた。日の出が近づき空が明るくなった頃、帰路に着いた。 飲み物や菓子を無料で提供してくれたカフェにせめてチップを置きたくなり、帰り道にまた立ち寄った。中にはまだ誰もいなかったので、少し考えた後、菓子が載せられている大きな皿の下にいくつかのコインを忍ばせておくことにした。路地を抜けて開けた場所に着くと、既に人々の活動が始まっていた。 わたしは草に覆われた急勾配の道を登ろうとしたが、一緒にいた人は少し離れたところにある舗装された緩やかな道を行きたそうだった。彼…

どこから来たのか、なぜここへ来たのか

窓の外を戦闘機や爆撃機がいくつも通過していく。その度に物陰に身を隠し、「やはり攻撃してきたか、破壊しつくすつもりなんだな」と思う。どうやらわたしは絵描きのようだった。部屋の中にあるたくさんの絵を保存するため、それらをどこかへ運び出そうとしていた。その場には協力者もいた気がする。 絵を物理的にどこかへ動かすのではなく、次元を移すとでもいうのか、何か特殊な手段を用いるようだった。そして、絵を移動させた後は、自分もそこを脱出するつもりだった。おそらくそこはもう破壊し尽くされ、住めなくなる。そこでは大きな戦争が続いているようだった。 「わたしはどこから来たのか、なぜここへ来たのか」と問いかけて眠りについた後に見た夢。強い実感の伴う夢だった。全体的なイメージは過去ではなく、どことなく未来的だった。…

美容院の夢、シリウスa、ネツァク・マルクトのパス

昨夜から今日にかけては大量の夢を見た。どの夢でもわたしは旅をしていた気がする。はっきりと覚えているのは、旅先で美容院を訪れた場面だ。そこでわたしは一人の女性が美容師から新しい髪型の提案を受けている様子を眺めていた。髪を盛り上げて、頭を妙に大きく見せるような奇妙な髪型だった。 美容院で髪型/頭を整えてもらうというのはシリウスa的だ。金星に関連付けられるネツァクと、物質の身体を表すマルクトとのパスを行き来していたのだと思う。 そこで気づいたのだが、先日夢の中で赤いザリガニのような虫のような生物が右人差し指に噛みついてきたのは、アルファードだったのではないか。あの恐怖はまさにアルファード的だ。あれは、ホドとマルクトのパス、つまりタロット20審判で、天使のラッパで目覚めた死者=水の中から出てきたザリガニだったのではないか。…

赤いザリガニのような虫のような生物が右人差し指に噛みつく夢

結局、昨夜起きている間 [https://www.hvezda369.cz/2022-02-09/] には、何も現れなかった。つまり、何も見ることはできなかった。しかし、その後、夢の中で奇妙なものに遭遇した。 夢の中で、エビのようであり虫のようでもある見たこともない赤い生物が、わたしの身体の上を歩き回っていた。その横には、伸び縮みする椎茸のような形をしたカブトガニに似た生物もいた。わたしは、太ももの裏側をうろうろして隙あらば皮膚を食い破ろうとする赤いエビ虫を必死に追い払った。しかし、エビ虫は反撃に出て、わたしの右人差し指に嚙みついた。 痛みはなかったが、真っ赤なエビ虫の姿が大写しになったことと、噛みつかれたショックとで目が覚めた。エビ虫は、実際にはエビよりも身が細く、長い触覚と複数の足が左右に飛び出していて、ザリガニのようでもあり、それでいて虫のようでもあった。絵に描こうとしても描けないほど奇妙な形をした生き物だった。 目覚めてすぐ、タロット18月のカードに描かれたザリガニが思い浮かんだ。18月はネツァクとマルクトのパスであり、対応する恒星はシリウスaだ。夢の中の身体は死体(マル…

出張で何度も訪れている街、窓の向こうから2つの銃で狙われている、監視されている感覚

夢の中でわたしはまた旅先にいた。そこは坂道の多い街で、高いビルが密集する様子や、にぎやかな街の雰囲気は、香港に似ていた。わたしは何度も出張でその街を訪れたことがあるようで、いつも訪れる飲食店や、毎回滞在するホテルまであった(夢の中ではそういうことになっていたが、いずれも初めて見る場所ばかりだった)。 女性の同行者がいて、わたしは彼女を案内しながら夕暮れ時の街を歩いた。彼女は猫を連れていたので、わたしの宿泊場所からは少し離れた別のホテルに滞在していた。わたしは彼女にいくつかのレストランやカフェを紹介し、猫を連れて入れる猫カフェもあるよと話していた。途中で見かけたスーパーマーケットに立ち寄ったが、わたしたちは結局何も買わなかった。店内はたくさんの人で混雑していて、あまり快適ではなかった。街を歩いたり、いくつかの店に立ち寄ったりしながら、常に街の地図が同時に見えていた。 彼女と別れた後、わたしはおそらく飲食店に入った。席に座ってふと光が射す左上方の窓を見ると、向かいのビルに入居する飲食店の軒先から銃のようなものが2つ並んでこちらを狙っているのが見えた。わたしは「ああ、監視されているのか、…

アルシオン ー 高窓の外に2つの虹が並んで見えた夢、置き去りにされる夢

何もないしんとしたほの暗い空間で、高さ3メートルほどの位置にある前方の窓の向こうに、夕暮れ時と思われる赤く染まった空に2つの虹が横並びに現れているのを眺めていた。夢の中ですらとても印象的な光景だった。 その後、わたしは大きな駅の中にぽつんと佇むキオスクで、パッケージに虹が描かれたチョコレート菓子を買おうとしていた。そのパッケージは限定品のようだった。巨大な駅の中にはその売店以外何もなく、若い女性客が一人わたしと同じように買い物をしていたが、他に人の姿は見当たらなかった。 さらにその後には、「誰もが去っていく、いつも置き去りにされる」という内容の孤独な夢を見たが、詳細は覚えていない。はっと目が覚めた瞬間は息切れを感じるほどドキドキしていた。そうしてしばらくじっとしているうちに、すべてが虚無感に覆い尽くされた。 今日見た夢はどれもアルシオンに関連していると感じる。あの窓を壊す/壊される必要がある。何もない箱の中で上方にある窓から見える2つの虹を眺めたままいるのではなく、箱から脱出して虹そのものへたどり着かねばならない。…

絵を描く夢、フォーマルハウトにいる分身、自我をいくつかの恒星に置くこと

夢の中で絵を描いていた。抽象的で具体的には説明しがたい絵だった。あちらとこちらを繋げるような、異なる2つのものの中に共通点を見つけて融合させるような絵で、わたしはその手法も意図もよく理解していた。青系の絵の具をたくさん使い、グラデーションを描き、部分的にコラージュも用いていた。わたしは、それが夢であることをわかっていて、筆や刷毛を動かしながら「そうか、こうすればいいんだ、このやり方でやってみよう、この絵を実際に描いて(作って)みよう」と思っていた。 旅先で、路地の奥に建つ古いビルの中にある隠れ家のようなカフェを訪れる夢も見た。カフェの中は数階建てになっていて、分厚い絨毯が敷きつめられた薄暗い室内には、無数のアンティーク家具や調度品、美術品が所狭しと並んでいた。ちょっと埃っぽい、だけれども不思議と落ち着く魅力的な空間だった。わたしは螺旋階段を昇って上階へ向かった。そこには互いによく知る女性がいて、にこやかにわたしを迎えてくれた。彼女はそのカフェの主のようだった。 昨夜はアルシオンのことを思いながら横になり、眠りにつく前にはフォーマルハウトの名が頭に浮かんでいた。他にもいくつかまるで異…