旅先で母と
夢の中で、母とともにどこか旅先にいた。幼友達とその母親も一緒にいた気がする。母は病気なのか随分痩せ細っていたけれど、自分の足で立って歩いていた。とはいえやはり彼女は疲れている様子だったので、わたしたちは幼友達母娘とは一旦別れて、先に滞在先へ戻ることにした。わたしは母の身体を支えながら、大きな道路を渡ってゆっくり歩いた。夢に母が現れたのはちょっと久しぶりだった。…
夢の中で、母とともにどこか旅先にいた。幼友達とその母親も一緒にいた気がする。母は病気なのか随分痩せ細っていたけれど、自分の足で立って歩いていた。とはいえやはり彼女は疲れている様子だったので、わたしたちは幼友達母娘とは一旦別れて、先に滞在先へ戻ることにした。わたしは母の身体を支えながら、大きな道路を渡ってゆっくり歩いた。夢に母が現れたのはちょっと久しぶりだった。…
夢の中で古い大きな木造家屋の中にいた。日本家屋のようだったが、その場所自体はこの世のものではない感じが漂っていた。室内に置かれた箪笥や棚、机、椅子、炬燵などの家具もみな随分長く使われてきた古いもののようだった。人の気配もあった気がするが、誰がそこにいたかは思い出せない。 家の中をうろうろしているうちに、その家屋は隣同士の建物と繋がっていることに気づいた。どうやら並んで建っているすべての建物は密かに繋がっていて、大きな一角を成しているようだった。きれいに磨かれた板張の廊下を歩いていくと、突然雰囲気が全く異なる空間に足を踏み入れた。 そこは、何かしら信仰のために作られた場所のようで、どことなく大陸風の雰囲気を感じた。右手には短い段の先に幅の広い廊下が続いていた。左手には入場受付のような窓口があり、職員もいるようだった。そして、入り口と廊下の境目の天井近くに、大きな大きな白い狐の面が掲げられていた。 昨夜眠りにつく前に、偶々目にした伏見稲荷大社に纏わるエピソードをいくつか読んだところだったので、夢の中で伏見稲荷さんに繋がった/訪れたのかもしれない。…
週末から寝込んでいたので、いつも以上にたくさんの夢を見た。久しぶりに、扉を開けた先にある隠し部屋のようなところに母と祖母が暮らしているのも確認し、やっぱり彼女たちは北斗七星にいるのだと実感した。今回見た空間は、複数の部屋が連なっていて、いろんなタイプのベッドがいくつも置かれていた。 いつも通り、日本滞在から戻った後はPMSも月経もあちこちの痛みが強くて、あまりの辛さと倦怠感に土曜日から寝込んでしまった。さらに右のピアス穴の周辺が腫れて痛みも出ていたのが、いよいよ血と膿が流れ出てきた。これらの出血を経過すればやっと回復できそうだ。 結局、今回もまた蓄積した睡眠不足と疲労から回復するのに3週間近くかかっている。身体に無理を重ねて大きな負担をかけると、回復にも同じだけの時間、あるいはそれ以上の時間を要する。…
夢の中で父の車の給油を手助けしていた。そこはがらんとした妙にだだっ広いコンクリート造りの給油所で、経営者は高齢の女性らしかった。父の車はあまりに古いため、給油にはエクステンションホースが必要で、他の給油所ではもう対応していないようだった。 わたしは長い長い給油ホースにさらにエクステンションホースを取り付ける手伝いをした。ガソリンタンクは、停車位置からはいくつかの段差を上ったところにあるようだったが、ホースの先は死角になっていて見えなかった。父は車から少し離れた場所で暢気に煙草を吸っていた。 わたしは父に「今はまだこの給油所があるからいいけれど、経営者も高齢のようだし、ここが閉業したらあなたはもう給油ができなくなる。そうしたら車を換えるしかないかもね」というようなことを言った気がする。彼は生前と同じようにのらりくらりとしていて、話を聞いているのかどうかわからなかった。 夢の中でもわたしは現実と同じように、父が聞いているかどうかは気にもせず、「おそらく聞いていないだろうし、やりたいようにやってください」と思っていた。既に亡くなった他の人たちとは違って、父の姿はうっすらと見えていた。多…
夢の中で、以前の実家に似た建物を訪れていた。わたしの滞在用に残してあるという家具のないがらんとした部屋に入ると、床の木材の隙間から大量の虫が現れてうろうろしはじめた。わたしは床の上にあった「さくら」だという小さなぬいぐるみを手に取り、部屋を出て、母と祖母に「虫が大量に湧いている、何とかしないと」というようなことを言った。夢の中では、床の上を這っているのはナメクジだと思っていたけれど、見た目は黒っぽくて複数の足がある小さな虫だった。やがて何かしらの専門家らしい眼鏡をかけた女性がやってきて、部屋の中を確認しはじめたあたりで記憶が途切れている。 母と祖母が夢に現れたのはちょっと久しぶりだった気がする。いつものごとく彼女たちの姿は見えなかったけれど、それが彼女たちだということははっきりわかった。夢の中で既に死んだ人たちに会う時、その姿形は見えることがない。 先月日本で申請した母方の祖父・祖母名義の不動産の相続登記が無事に完了し、すべてを相続した親族から登記完了証を受け取ったという連絡が届いた。これでわたしは、母方・父方どちらものしがらみと重荷から完全に解放された。これまでの人生の大半を…
夢の中で、ソファの上で横になってうとうとしていたら、足元の方からトテトテトテとさくらがやってきた。そしてさくらは、わたしにぴったりくっついたまま背を向けてどさりと横になった。さくらの頭の毛が顔をくすぐり、わたしは懐かしいその感触がとても嬉しかった。…
夢の中で、自宅から電車で15分ほどの街にある一軒家を見学していた。その家は売却に出されていて、わたしたちは近くに工房を持つ友人から紹介を受けてそこを訪ねているようだった。チェコによくあるタイプの古い平屋建ての家で、中の状態はよく保たれており、雰囲気や居心地も悪くなかった。Vが「もしここを購入するとしたら、今住んでいるフラットはどうする?」と言い、わたしは「両方所有すればいいんじゃない」と答えていた。…
今朝目覚める前、赤い巨星がぐんぐんこちらに近づいてきて、頭のすぐ上まで迫ってきた。赤橙色のガスが激しく渦巻きながら轟々と燃えている様子がはっきりと見えた。そして「アルデバラン」という名が浮かんだ。これまであまり意識したことはなかった星だが、どうやらアルデバランが何か伝えに来たようだ。恐怖はまったくなかったので、アルデバランを頭上に受け入れろというメッセージだと受け取った。 別の夢では、見知らぬ大きな港にいた。停留している大きな船は鯨を捕獲して戻ってきたらしく、これから鯨の解体が始まるようだった。さらに、港の上にはペンギンを解体しようとしている人たちもいた。わたしはさすがに見ていられなくて、目を背けた。 昨夜は屋上からペルセウス座流星群を眺めた。空には時折薄く曇がかかり、遠く南の方では大きな雷雲が西から東へと移動していて、ひっきりなしに雷が光っていたけど、それでもいくつもの流れ星が見えたし、ひとつだけひときわ明るい火球も見ることができた。…