Pastels

10月初旬以来初めてやっと少し絵を描くことができた。 9日前に日本から戻った後も、溜まっていた仕事や用事、荷解き、洗濯、片付けなどに追われていた。そして、週末にはまたひたすら眠り、重い疲労からも回復し、机の上を片付けて、今日ようやくまた描き始めることができた。 やっと10月にブルターニュで購入したPastels Giraultのパステルで絵を描き始めることができた。Catherine Hutterさんのセレクション "Rivages" の50色。美しい発色、絶妙な色あい、見事な質感。これを使って描くのはとにかく愉快だ。…

パステル画家Catherine Hutterさんを訪ねて

カンカルに到着後すぐに、今回の旅の一番の目的である Catherine Hutterさん のギャラリー兼アトリエを訪ねた。 実際に間近で見る彼女の作品はあまりにすばらしく、言葉では言い尽くすことができない。どの絵もまさに異世界への扉であり、そこには永遠の時が流れ、止まらぬ変化があり、無限の生と死があった。 Catherine Hutterさんは思っていたとおりとても素敵な方で、たくさんお話をしてくださり、わたしは彼女の言葉に耳を傾けながらひたすら共振していた。お会いする前からわかっていたが、わたしはただ彼女の作品に惹かれただけではなく、彼女が見て、感じ、変容し、創り出そうとしている目には見えない“何か”に共振し、その彼女の眼差しと終わりなき専心に惹かれたのだった。 彼女からは、わたしの絵に関して、あまりに光栄すぎてしどろもどろになってしまうほどの褒め言葉をもらった。そして、「次はぜひ一緒に絵を描きましょう。わたしの仲間の画家たちも呼んで、みんなで描きましょう。」と言ってもらった。わたしは必ずまた彼女に会いに来るし、この地を何度も訪れるだろう。 最後に、わたしが彼女の名を知るきっ…