"Daydream" - The shore in Cancale, 2023

"Daydream" - The shore in Cancale The shore where I stood in a daydream that I had in the metro in Tokyo nine or ten years ago, and where I had been drawing in a dream two years ago, even though I had not yet started drawing. The…

The Shore in Cancale, 2023

久しぶりに青空が広がり、短い時間ではあったが、明るい自然光の中で絵を描くことができた。Pastels Girault のパステルを使うと描く絵が明らかに変わる。今日は Catherine Hutterさんからもらった紙(メーカーを聞き忘れたが、一般向けには市販されていないと聞いた)を初めて使ってみた。みるみるうちにパステルが削られて小さくなるけれど、驚くほどに色が鮮やかに載る。描いていてとにかく愉快だ。 2年前の今日、わたしはこんな夢を見たようだ。すっかり忘れていたけれど、Facebookが教えてくれた。 夢の中で絵を描いていた。以前オーラソーマを教わった女性の元に、幼友達を含む女性二人が集まって何かをしていた。わたしはVとさくらとともにその場所を訪ね、そこで絵を描くことになった。「さて、何を描こう」と思いながら紙を前にしたら、手が勝手に海の絵を描き始めた。青系の色のみで描いていた気がする。すーっと水平線を描き、さっさっと手を横に動かして漣を描写していた。水平線の向こうにはモン・サン=ミシェルに似た建物のシルエットが小さく描かれた。自分ではないものによって手を動かされているかの…

さくら、会いに来てくれてありがとう

夢でまたさくらに会えた。玄関からバスルームへと向かう途中、廊下から見たダイニングルームの様子に微妙な違いを感じ、振り返ってよく見てみたら、さくらがじっとこちらを見ていた。さくらはいつもそうしていたように、ダイニングテーブルの下に敷いてあるマットの上で伏せをしていた。 わたしは驚いて、思わず「さくら!」と大きな声を出してしゃがんだ。すると、さくらはこちらに向かって歩いてきて、頭をわたしの膝頭や太ももに擦り付けてきた。わたしはとても嬉しくて、さくらの頭や身体をたくさん撫でた。さくらの毛はいつも通り柔らかく心地よかった。さくらも嬉しそうだった。 目が覚めた後、少し泣いた。さくら、また夢の中で会いに来てね。…

流れ星とヘイノ・カスキの楽譜

一昨日見た夢の中で覚えているのは、明るく輝く大きな流星が長い尾を引きながらゆっくりと流れていく様子を眺めた場面。わたしは屋外で誰かと話をしていたように思うが、あまりに大きな流星が目の前に現れたので、すっかり見入ってしまっていた。 今朝方見た夢の中で覚えているのは、書類やファイルの中から楽譜を見つけた場面だ。前後の内容は忘れてしまったが、淡いモスグリーンの表紙がついた古いヘイノ・カスキのピアノ曲の楽譜が出てきて、「ああ、わたしはこの楽譜を捨てずにまだ持っていたんだ」と思っていた。よく使われた痕跡が残る楽譜だった。…

Pastels

10月初旬以来初めてやっと少し絵を描くことができた。 9日前に日本から戻った後も、溜まっていた仕事や用事、荷解き、洗濯、片付けなどに追われていた。そして、週末にはまたひたすら眠り、重い疲労からも回復し、机の上を片付けて、今日ようやくまた描き始めることができた。 やっと10月にブルターニュで購入したPastels Giraultのパステルで絵を描き始めることができた。Catherine Hutterさんのセレクション "Rivages" の50色。美しい発色、絶妙な色あい、見事な質感。これを使って描くのはとにかく愉快だ。…

ケルト人たちが暮らした地

10月末から11月頭にかけて滞在したブルターニュ(イル=エ=ヴィレーヌ)沿岸地域は実に居心地がよくて、今後何度でも訪れたいと思っている。先日ふと気づいたのだが、ブルターニュをはじめ、アイルランド、スコットランド北部、ウェールズなど、わたしが惹かれる場所にはケルト諸語圏が多い。 紀元前5世紀頃から西暦紀元頃にかけては、現在のチェコ共和国にもケルト人が住んでいた。彼らはこの地域に最初にやってきた民族と考えられており、ラテン語の「ボヘミア(Bohemia)」という呼称は、その時代にこの地域に居住していたケルト系民族「ボイイ人(Boii)」に由来するらしい。 思い返すと、プラハでわたしたちが暮らしていた場所からほど近い渓谷にも、紀元前数千年前から人が居住していた痕跡が残る高台があった。わたしはその高台に不思議な居心地の良さを感じてよく通った。もしかすると、古代にはあの地にもケルト人が暮らしていたのかもしれない。…

ふたたび静かな日々へ

9日午後に無事チェコの自宅に帰着した。早い夕飯を食べた後は起き上がっていられず、荷物もすべて放ったまま、カウチでそのまま朝まで眠った。翌日の日曜日もほぼ丸一日ひたすら寝ていた。 日本を出発する前は、しばらく毎日5~6時間ほど途切れ途切れにしか眠れていなかったし、機内でもあまり眠れず、その上移動の前後を含め約42時間も完全には横になることはできなかったので、ようやく自宅のカウチに横たわった時はまさに至福の瞬間だった。 やっと身体が緩んだようで、あちこちに疲労痛が出て、顔もむくんではいるけれど、今回はストレスの源をすべて日本で手放して終わらせてきたので精神的な疲労はなく、身体の回復は早そうだ。早く絵を描き始めたいが、その前に少しは荷物の整理と、旅の間に溜まった洗濯物にも手を付けたい。…