持つと流れず、放すと流れる

「持つと流れない、放すと流れる」という言葉が不意にやってきた。持つと流れが滞って響かなくなり排出も滞る。放すとよく流れて自ずと響きスムーズに排出する。「持つ」とは、物質的に何かを所有することだけでなく、立場や属性、それらの都合、「こうありたい」等のこだわりなど、小さな自我の無自覚な思いこみや思い入れ、執着のことでもある。 こうした無自覚な「思い」が最たる盲点だ。しかし「思い」を一切生じさせないでいるのは不可能なので、自分の中に「思い」があることに気づいて自覚化する必要がある。気づけば自ずと放せるし、離れる。「思い」は自分ではない。気づいて、放して、脱するという繰り返しだ。…

青い海と断崖が見えるホテル

夢の中で、わたしはホテルの高層階にある一室に宿泊していた。そこは、中に複数の部屋があるかなり広い空間だった。わたしは尿を漏らしてしまったようで、複数ある洗面台の一つで濡れた下着やタイツを洗おうとしていた。窓の向こうには青い海と断崖が見えた。やはりわたしはかなり高い場所にいるようだった。 室内にあるガラスのテーブルにはパイプが繋がっていて、海の水を汲み上げることができるようになっていた。室内はほの暗く、全体的に深い青~緑色を帯びていたが、大きなガラス窓からは外の光が明るく射し込んでいた。 青い青い海の色が強く印象に残っている。…

腸内細菌叢と宇宙

腸内細菌叢のバランスの変化が、感覚の違いを生み、感情を変え、思考を変え、行動を変え、排泄=表現を変える。個々の違いとは、腸内細菌叢の多様性のこともあり、それはまたそれぞれの宇宙でもある。…

管の身体

自分のことが、透明な筒状の管のように感じられることがある。もしかしたら、それが本体なのかもしれない。またはエーテル体としての形状か。龍もミシャクジも筒状の管だ。 この身体も、取り入れ、反応・消化・吸収し、排泄する筒(管)である。やってくるものが流れこみ、流れはひととき響きとなって、やがて排出されていく。筒の状態が響きを変える。体内の状態や腸内環境を整えるのは、この筒を調整することだ。 腸内環境を意識的に整えて排泄をデザインすることと、響く筒としての自分を整えてやがて肉体を去る(排出される)際の道筋を作ることは、ミクロとマクロで共鳴する。 すべて通過点だということ。身体は流れ込んでは排出されていくものの通路であり、地上における形もまたやってきては去っていくものの通路だ。人生そのものも通路であり通過点。体内環境・腸内環境に意識的であることは、やがてこの地上の形から去っていく時の道筋にも影響するのだろう。…

排泄を意識的にデザインする

ある人とのやり取りの中で「排泄をデザインする」ことが話題にのぼった。そして、いつしか自分がいかに心地よく排泄するかを先に意識して、どう食べるかを考えるようになってきたことに気づく。心地よく排泄するには、腸内環境 を意識的に整えてバランスする必要がある。腸が快適だと、肉体的にも精神的にも快適でいられる。 20201108 排泄の話 人間の三分節とは、思考、感情、身体の三つの関係を言います。ヨガの言葉だと、馬車、馬、御者です。で、この三つのレベルで、それにふさわしい新陳代謝があります。つまり三角形の図のように、位置決めとしての中心軸、その下に陰陽の分岐がある。思考においては、何か印象を受け取り、それに対して... 松村潔 [https://from20180211.blogspot.com/2020/11/20201108.html] 「腸の中の光景は、地球の反映。つまり地球をマクロコスモス化したものです。腸と脳は鏡のように互いを映し合うもので、これも中国の陰陽魚の図と対応しているので、何か言うというのは何か排泄するというのと同じなんです。」…

2015年9月14日の記録

2015年9月14日、わたしはこんなことを書いていたらしい。 記録としてここに残すことにする。 *********************************************************** 6月頃から仕事を休んで引きこもる日が増えた。社会に、つまり外側に適応しようとして重ねてきた無自覚な無理が続けられなくなり、以前と同じようには行動できなくなった。 麻痺させていた感覚が蘇り、苦痛を苦痛と感じられるようになったら、いかに自分を蔑ろにしてきたかを思い知らされた。日常の些細な妥協と抑圧の積み重ねが、いかに自分を殺し続けるかを痛感した。 振り返ってみると、わたしは社会的な居場所を求めるあまり、気づかぬうちに「何かを目指す」生き方をしていた。そうして、たくさんの「~でなければならない」という思いこみに囚われ、焦り続けていた。それは結局のところ、現在の自分自身への否定でしかなかった。そして、何にもなれないまま、何かに追われるばかりだった。 自分がそんな苦しいパターンに陥っていることに気づかぬほど、「自分のものではない価値観」に乗っ取られていたとも言える。「外側(…