金銭は、たとえば忍耐や努力や奉仕によって稼ぐ・獲得するものではなく、(あらゆる層の)社会の中を循環する流れだという理念が、不意に絵のように頭に浮かんだ。金銭もまたシステムの中のフローのひとつ。当たり前のことだが、改めて腑に落ちる。
だから、金銭の獲得を目的にすること、つまり金銭を獲得するために何かをやるのは、本末転倒なのだ。やりたいことがあって、さらにそれで金を稼ぐ・稼ぎたいと考えることも同様。やりたいことがあるならそれをやり、そのために必要な資金は他から流れこむ仕組みを作ればいい。
当然ながら、自分がやりたいことをやるためには、生活つまりは時間や行動の収支をマネジメントする必要がある。金銭が流れめぐる仕組みを作るのもその一つだ。そして、もし金銭が継続して流れこんでこないなら、それは「違う」ということ、つまり(自分が)本当にやるべきことではないということだ。
たとえば、金銭がめぐらない状況というのは、単純に現状の何かが「違う」ということだろう。「それじゃない」ことに固執しているとか、仕組みの中にこれ以上は通用しないエラーがあるということで、それに気づいて刷新しなければならない。仕組みはもちろん、自分自身もアップデートする必要がある。
というようなことが一気に頭に流れこんできた。