陰謀論は個人の内的な不満や怒りと共振しやすい

ロシアによるウクライナ侵攻後、自分の友人や知人がロシア政府系メディアが発信する情報を鵜呑みにし、陰謀論ともいえる情報をSNS上に投稿しはじめたことに、少しショックを受けていた。 とはいえ、わたし自身も以前はロシア政府が発信するプロパガンダや意図的に嘘が織り込まれた情報をすっかり信じていたので、それらがいかに広く深く浸透しているかはよくわかる。 実のところ、わたしは割と最近まで、自分が事実だと思っていた情報についてチェコやロシア出身の人たちから「それはロシア政府のプロパガンダだよ」と言われても、納得できないことが何度もあった。 わたしが自分が知っている情報を疑い始めたのは、ロシアの野党指導者ナヴァルニー氏の毒殺未遂事件と、チェコで起きたヴルビェティツェ弾薬庫爆発事件にロシアの特殊部隊が関与していたというニュース(チェコ政府はこの事件にロシア連邦軍参謀本部情報総局の特殊部隊29155部隊が関与した証拠があるとしてロシアの外交官18人に国外退去を命じた)を目にしてからだった。 それからわたしは、ロシアと中東欧諸国の歴史を調べはじめ、現地で生まれ育った人々から話を聞き、各国のメディアが…

夢の中ではいつも旅をしている

15時間眠ってたくさん夢を見た。ある夢の中ではわたしはまた自転車に乗って軽快なスピードで街を走り回っていた。まるで知らない街並みだったが、ディテールは微妙に異なるものの夢の中ではよく訪れている街だった。その街にはいつも大きなショッピングモールがあり、駐車場には独立した書店がある。 別の夢ではわたしは高低差のある街並みを移動していた。たくさんの車が行き交う坂を下って高架をくぐり、駅ビルのような建物の中へ入った。中には飲食店や土産物屋などが並んでいて、わたしはひとつひとつの店を覗きながら歩いた。やはりまるで知らない場所だったが、思い返すと懐かしい気分になる。 また別の夢ではわたしは大きなスーツケースを持って次の目的地へ向かおうとしていた。かなり大きなホテルに滞在していたようで、ふかふかの絨毯が敷かれた廊下を歩いてエレベーターに乗り込み、チェックアウトのために階下へ移動しながら、自分が何日間そこに滞在していたかを思い返していた。…

(Untitled)

''Happy is not the right word. This world is not a place where we can be happy. It wasn’t created for man’s happiness, though many believe this is the reason of our existence. I think we are here to fight, so that good and evil can…