今日はいよいよ今回のロンドン滞在の最大の目的である「Turner & Constable」展へ。朝から青空が広がり、テート・ブリテンへの道のりも気持ちがよかった。




ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーも、ジョン・コンスタブルも、有名な大作は凄まじい迫力でまさに圧巻だったが、今回私は特に、彼らの眼差しや、筆遣い、呼吸までもが伝わってくるようなスケッチと小作品に強く惹かれた。
展示室に足を踏み入れてまず最初に目に飛び込んできたのは、コンスタブルの水彩スケッチで、これがとてもよかった。その隣には、これらのスケッチを元に描かれた油彩画『Bow Fell, Cumberland, 1807』が並んでいた。



コンスタブルの油彩スケッチも素晴らしい。今回私は特に、彼が描いた夕空に強く惹かれ、ひとつひとつその色彩をじっくりと味わった。




ターナーの『The Scarlet Sunset, c.1830』はやはり素晴らしくて、絵の前からしばらく動けなかった。思っていたよりもずっと小さな作品だったが、その美しい色彩からは空気や温度、気配までもが伝わるかのようだった。

ターナーの油彩画の中では、『The Lake, Petworth, Sunset; Sample Study, c.1827–8』が特に魅力的だった。やはり彼は、光と大気を描く天才だ。

ターナーの水彩画とスケッチがこんなにも魅力的だとは知らなかった。数々の大作はそっちのけで見入ってしまったほどだ。







コンスタブルと言えばやはり空と雲だ。絵の中の雲が今にも動き出しそうで、大気のダイナミックな変化がありありと伝わってくる。




今回の展示の中で最も深く心に響いたコンスタブルの作品は、『Coast Scene at Brighton, Evening, 1828』だった。これも思っていたよりずっと小さな作品だったが、その色彩と、空間の広がり、風や香りまでもが感じられそうな気配に、絵の前からなかなか動くことができなかった。

会場の最後の方に展示されていたターナー晩年の作品『Norham Castle, Sunrise, c.1845』の前では、胸が熱くなって涙が込み上げ、思わず泣いてしまった。とても有名な作品だが、この作品があった空間はなぜか人が少なくて、絵の前で立ち止まる人もおらず、一人静かに心ゆくまで味わうことができた。
