シマバルようじでの出逢いとやちむん土炎房を訪ねて

シマバルようじでの出逢いとやちむん土炎房を訪ねて

久米島滞在2日目の夜に訪れた シマバルようじ で、お店を切り盛りする兄弟のお母様が親切に話しかけてくださり、話の流れの中で私の絵のポストカードをお渡ししたところ、お土産にと揚げたての天ぷらまでいただいた。パッケージの上には、食べ物をマジムン(魔物)から護るというサングヮーという魔除けも載っていた。

「シマバルようじ」は平成3年3月3日に兄弟妹の3人でオープンされたそうで、祖母・母・私と3代続けて誕生日が雛祭りの身としては、一度訪ねてみたいお店だった。店内は大盛況でほぼ満席だったが、たまたまカウンター席のみ空いていたので、無事に入店することができた。

お店を運営されている兄弟のお父様は陶芸家で、山の上にある一軒家で やちむん土炎房 という工房を長年営んでおられると教えてもらった。お母様から「一度いらしてください」と言ってもらい、後日改めて訪問した。工房の庭は、はての浜も見渡せるほど眺めがよく、風通しのいい畳敷きの工房でお母様とぽつりぽつりと言葉を交わしながら、しばし穏やかな心地よい時間を過ごした。