今日は午後までホテルの部屋でのんびり過ごし、ほんの少しだけパステルでスケッチをした後、スポーツショップ・アクティブのオーナーさんに教えてもらった登武那覇城跡を訪れた。
登武那覇城は、伊敷索按司の三男である笠末若茶良(がさしわかちゃら)が城主をつとめたグスクらしい。笠末若茶良は民から慕われる人望厚い城主だったが、首里の命令により息子を討つことになった父によって攻めこまれた。戦いは父方の敗戦に終わったが、落胆した笠末若茶良は母のいる粟国島へ向かった。しかし、船は時化にあい、東奥武島に続くサンゴ礁、御願干瀬に乗り上げてしまった。笠末若茶良はなんとか命を取りとめて登武那覇城下の浜に辿り着いた。しかし、笠末若茶良の窮地を知った父によってふたたび攻めこまれて、最後は自害したと伝わっている。





