まだ実際に絵を描きはじめる前、自分が画家(あるいはなぜか絵の描き方を知っている初心者)で、かなり大きな絵を描いている夢を何度も見た。当時はまさか自分が絵を描きはじめるとは想像もしていなかったので、面白なあと思っていた。腕を大きく動かして、ダイナミックに描いていた感覚は覚えている。
サーミランドのあまりに壮大な風景と静寂の中にしばらく身を置いてから戻ってきて、いずれは壁一面ぐらいの大きな絵を描きたいなと改めて思った。パステルで大作を描く人もいるし、必ずしも画材を変える必要はないのかもしれない。ただし、制作のための空間は必要になる。