この日は、エーロ・ヤルネフェルト(Eero Järnefelt)の作品を観るためにヤルヴェンパー美術館(Järvenpään taidemuseo)を訪ねた。ヤルネフェルトもまた、20世紀初頭にトゥースラ湖(Tuusulanjärvi)周辺に集まった芸術家コミュニティのメンバーの一人であり、この美術館には彼の作品が数多く所蔵されている。こじんまりとした美術館ではあるが、傑作がずらりと並ぶ展示は圧巻だった。中でも、「フィンランドの原風景」と言われるコリ(Koli)の風景を描いた作品はあまりにすばらしくて、できることならずっと眺めていたかった。