12歳になったさくらの新たな方針
昨日はいつも通っている動物病院で紹介されたオンコロジストの診察を受けるためにTřeboňにある動物クリニックを訪ねた。
さくらは3年前に低悪性度消化器型リンパ腫あるいは慢性胃炎という診断を受け、それ以来抗がん剤治療を続けている。当初は余命は半年程ではと言われていたが、その後割と早く体調は回復し、今も元気に生きている。昨年の検査では完全緩解の状態と判断され、抗がん剤とステロイド剤の量を減らしていた。
昨日受けた検査でもやはり再発の兆候は認められなかった。しかし、年々腎臓の数値が悪化しているため、腎臓に負担がかかるステロイド剤の投与を減らし、最終的には中止する方がいいだろうという結論に至った。また食物アレルギーの可能性もあるので、減薬と同時に食事内容も見直していくことになった。
生化学検査とエコー検査を含めて約2時間の濃密な診察内容だった。オンコロジストによる説明は実に丁寧でわかりやすかった。エコー検査にはわたしたちも同席し、画面を見ながら説明を受けた。最終的に3つの選択肢を提示され、わたしたちからもいろいろと質問をし、彼女とともに考えて結論を出した。