またたくさん夢を見たけれど、内容はほとんど忘れてしまった。ただ、まったく知らないはずなのに親近感を覚える人々とともにいた印象だけは残っている。懐かしいような、ほっとするような、心地よさだった。
ひとつだけはっきりと覚えているのは、ちょうど生え際に当たる部分にキリストが描かれた帽子をかぶっていた場面だ。少し離れたところにいた男性3人組のうちの1人が近づいてきて、にこにこしながらわたし頭の上のキリストに触れた。彼はその帽子が欲しいようだったが、何も言わずそのまま去って行った。
これは、プラトン立体のうち正二十面体=水の元素=キリストグリッドを指す夢だったのではないか。正二十面体は一つの面が三角形なので、夢の中の男性三人組はこの三角形だろう。プラトンは正二十面体を水の元素に当てはめた。蠍座15度という水の元素のピークにあるネイタル月とほぼ同じ位置で新月が起きた日にこの夢を見たのはおもしろい。
また、ケプラーは、太陽を中心とする6つの惑星の軌道は5つのプラトン立体に関係づけられると主張し、地球と金星の間に正二十面体をあてはめた。この正二十面体は金星グリッドとも呼べる。