夢に出てきたFujitaという名と小野篁
夢の中でわたしはまた旅先にいて、夢の中だけの知人の家に宿泊していた。周囲には彼の家族や、わたしの同行者らしい人物もいた。古い木造家屋の縁側から見える景色は美しく、わたしは「またここへ来たい、次は春に来れたらいいな」というようなことを言った。すると家の主の男性は少し驚いた様子で嬉しそうにこちらを見上げた。 わたしは彼に「ここで生まれ育ったのか」と尋ねた。彼は「生まれたのはここだが、ここから2州分北にあるFujitaという地で育った」と答えた。すると、宙に浮かぶホログラムのように地図が現れ、おそらく北アメリカと思われるあたりにFujitaという地名を検索、発見していた。それと同時に埼玉県あたりのイメージが浮かび、わたしは「多分そこは以前訪れたことがある」と思っていた。 家主が「このあたりにはオオカミがいる」というようなことを言い、わたしは「知っています、夜にオオカミの声が聞こえたし、わたしが住んでいるところにも野生のオオカミがいるので気配がわかります」と話すと、彼はまた少し驚いた様子で嬉しそうにこちらを見ていた。 夢にFujitaという名が現れたのは初めてだ。しかし、藤田はわたし…