プレイオネ

昨夜はアンタレスを通ってプレイオネへ行くか、それともまたアルマクあるいはフォーマルハウトへ行こうかと思っているうちに眠りに落ちた。 夢の中ではやはり旅先にいた。そこはおそらく初めて訪れた場所で、わたしは両側に濃い緑の植物がたくさん茂る道路を歩いていた。既に日が暮れたのか暗かったが、周辺はどこも綺麗に整備されていて、どことなくのんびりとした安心感があった。空気は湿って温かく、南国の雰囲気が漂っていた。 電車のような乗り物から降りたことを覚えている。わたしはバッグもスーツケースを持たずに旅をしていて、枕かクッションのようなものを2つ両手で抱えていた。飲み物も手に持っていたかもしれない。「何も持ってこなかったけれど必要なものはここで手に入れればいいや」と思っていた。 その場所にはどうやら母(あるいは何かしら繋がりが深い女性)がいるようだった。詳細が思い出せないが、迎えに来た乗り物で何処かへ向かうことになり、わたしは「必要な化粧品などを買いたいのだけれど、まあそれは後でいいか」というようなことを思っていた気がする。 多分この夢はプレイオネだ。これまでわたしはプレアデス星団の星を避けてい…

バスで移動する夢と山の上にあるホビット族の住居群

夢の中で大型バスに乗って移動していた。道路には他にもたくさんの車やバスが走行していた。わたしが乗っていたバスと同じような大きさのバスが並んで走行していたが、渋滞が解消したあたりで2台は異なる方向に向かって加速した。わたしが乗っていたバスは右方向のよくすいている道へ向かった。 場面が変わり、わたしは急勾配の坂道を登っていた。そこは山のようで、赤っぽい土の上に草が生え、ところどころ木々も茂っていた。並んで歩いていた古い知人のような感じがする女性が「もしも先々何かしらの理由で世話ができなくなる可能性も考慮するならどんな犬を飼うのがいいか」と尋ねてきた。わたしは「小型犬の方が誰かに引き取ってもらいやすいのではないか」と答えた。 かなり登ったと思われるあたりで、突然住居(あるいは住居跡)のようなものがいくつも見えてきた。それらはカッパドキアの洞窟住居を極度に低くしたような造りで、木のドアが設えてあった。岩肌も木材も乾燥して白っぽくなっていた。わたしは「ここはホビット族の集落なのかもしれない」と思っていた。 このあたりで、大音量で音楽を流しながら歩く人が窓のすぐ下を通ったようで、うるさくて半…

夢に出てきたFujitaという名と小野篁

夢の中でわたしはまた旅先にいて、夢の中だけの知人の家に宿泊していた。周囲には彼の家族や、わたしの同行者らしい人物もいた。古い木造家屋の縁側から見える景色は美しく、わたしは「またここへ来たい、次は春に来れたらいいな」というようなことを言った。すると家の主の男性は少し驚いた様子で嬉しそうにこちらを見上げた。 わたしは彼に「ここで生まれ育ったのか」と尋ねた。彼は「生まれたのはここだが、ここから2州分北にあるFujitaという地で育った」と答えた。すると、宙に浮かぶホログラムのように地図が現れ、おそらく北アメリカと思われるあたりにFujitaという地名を検索、発見していた。それと同時に埼玉県あたりのイメージが浮かび、わたしは「多分そこは以前訪れたことがある」と思っていた。 家主が「このあたりにはオオカミがいる」というようなことを言い、わたしは「知っています、夜にオオカミの声が聞こえたし、わたしが住んでいるところにも野生のオオカミがいるので気配がわかります」と話すと、彼はまた少し驚いた様子で嬉しそうにこちらを見ていた。 夢にFujitaという名が現れたのは初めてだ。しかし、藤田はわたし…

初めて通る道の突き当たりに建つ巨大な団地のようなところへ女性を運ぶ夢

今朝の夢の中では、わたしは車のような乗り物を運転していた。夢ではよくあることだが、その乗り物は地面を走るのではなく、空中に浮かんだ状態で、滑るように高速移動していた。ハンドルのようなものはあった気もするが、手足で操作する必要はなく、頭の中で意図すればその通りに動いた。 わたしはよく知っている(実際にはまったく知らない)高速道路のような広い道を移動していたが、ある地点で、これまで使ったことのない下道へ降りることになった。その時点では姿は見えていなかったが、乗り物には女性が同乗していて、彼女の用事のためにどこかへ向かわなければならないようだった。 どこに向かっているのかわからないまま、建物や商店が疎らに建ち並ぶ道を進んでいくと、突き当たりに巨大な建物があった。それは旧共産圏によくある集合住宅のような建築物で、ずいぶん荒んでいるように見えたが、中にはかなりたくさんの人が働いている/生活しているようだった。 わたしが運んでいた女性は、全面にスパンコールが縫いつけられているかように光る黒いスイムスーツのような衣装を身につけていて、その建物やそこにいる人々とはかけ離れた姿をしていた。しかし、…

死んだ知人と久しぶりに会う夢

少し久しぶりに夢の中で数年前に亡くなった知人に会った。わたしたちは洒落た居酒屋のような店で待ち合わせていたが、同じテーブルには座らず、縦向きと横向きに配置されたカウンターのそれぞれの端に座っていた。彼女が座ったカウンターの中では彼女の夫が働いているようだった。 わたしの近くには共通の知人が2人現れ、1人は現在畑で野菜を栽培していると話し、自分で作った野菜を持参していた。死んだ知人が座っているカウンターの方から、「美味しいからぜひ食べてみてほしい」と、生の大根と蓮根とズッキーニを混ぜあわせたような白っぽい野菜が回ってきた。既に何人かの歯型がついていたので、わたしは反対側を齧った。 わたしはそこでうとうとしてしまったらしい。ふと気づくと、死んだ知人も共通の知人たちの姿も消えていた。死んだ知人の夫だけは姿が見えたので、言葉にはせずに目で尋ねたところ、死んだ知人は既に帰ったとのことだった。 夢の中では会話は言葉で交わすのではなく、思い浮かぶことが直接伝わっていることに気づいた。そしてやはり、死んだ知人の姿形は見えなくて、でもそれが彼女であることは明らかだった。 別の夢かあるいは別の場面…

海辺の行楽地ヒアデス

夢の中で砂浜の上に作られた屋外カフェのような場所にいた。空はよく晴れていて、砂浜も海もきらきらと輝いていた。同じテーブルには母がいたように思う。さらに母方の祖父母もいたかもしれない。 わたしは何か用事のために出かけることになった。母方の従弟が先導していたが、彼が案内する道は尖った葉を持つ木々が繁っていて歩きにくく、わたしは少し下った川沿いの土の上を歩いた。従弟は妙な服装をしていて尻が露出していた。 地下鉄の駅のようなところに着き、切符を購入しなければならなかった。そばにいた従弟と伯母に何処へ向かう切符が必要かを尋ねたが、彼らはわからないようだった。仕方ないのでわたしは表示にあった複数の中からひとつの行先を選んで切符を購入した。 場面が変わり、わたしはまた母や祖父母と共にいた海辺へと向かっていた。その場所はいわゆる行楽地のようで、たくさんの人たちが同じ砂浜へ向かっていて道はかなり混雑していた。近くにはドライブインのような建物もあった気がする。崖の下に広がる海はやはりとてもきれいで、いい眺めだった。 ヒアデスに行ってみようと決めて眠った後に持ち帰った夢の記憶。夢の中でプレアデス…

スクリーン上に映し出される複数の過去世を眺めるような明晰夢

昨夜から今朝にかけてもまた複数の夢を渡り歩いた。どの夢の中でも「これは夢だ」とわかっていて、まるでスクリーン上に早送りで再生されるいくつもの過去世(別人格の人生)を観客として眺めているかのようだった。 ある夢では‘わたし’は病院のような空間にいた。何かの治療を受けていたのか、ベッドに横たわった身体にはたくさんのチューブが繋がっていた。別の夢では‘わたし’はもうすぐ死ぬようだった。父親かパートナーのような存在(実際にはまったく知らない人物)が近くにいたが、彼も他の人たちも‘わたし’が死んでいくのを気にもかけておらず、‘わたし’は泣いていた。 また別の夢では女性のグループとともに出稼ぎのような旅に出ていた。しかし、‘わたし’は本当はその仕事はしたくなかったので、旅先の宿から外には出ずに布団に横になっていた。女性たちはその仕事に誇りを持ち楽しんでいるようだったが、‘わたし’はまったく共振できず、間違えたなと思っていた。 さらに別の夢では、‘わたし’は細長い電車のような乗り物で移動していて、予定とは違う小さな駅で降りた。駅を出る際には精算で少し手間取った。誰かが車で迎えに来ていてさらに移…

ベガそしてUFOの記憶

今朝は夢の中で幼少期に大きな飛行物体に遭遇した路地を歩いていた。わたしは夢の中でそれが夢だと気づいていて、「ここは頭のすぐ上に巨大なUFOが浮かんでいたあの道だ」とわかっていた。そうしていくつか角度を変えながらその路地の写真を撮っていた。 同じ路地のほぼ同じ位置で、同じく幼少期にわたしはアメジストを拾った。あの場面はいまだはっきり覚えているが、どんな風に絵にするかがまだ定まらずにいる。 昨夜はベガのことを思いながら横になった。ベガは紀元前12,000年頃に北極星だった星で、約12,000年後には再び北極星になる。眠りに落ちるか落ちないかの狭間では、なぜか1993年頃から自分がどこで何をしていてどんな出来事があったかを年表のように思い返していた。…