夢の中で靴下を探す

夢の中で、友人が運転する車にたくさんの荷物を詰め込んで旅をしていた。わたしは宝石類や時計など高価なものをたくさん持っていて、それらが入ったケースを足元や後部座席に慎重に積み重ねていた。そして、なぜか荷物の中から靴下を探していた。 出発前に滞在していたのは大きな古い木造家屋だった。2階のトイレには幽霊がいるらしく、誰もいないのに水が流れたり音がしたりするのが煩わしかった。1階の一部は飲食店として運営されていた。わたしはその時点で既に靴下を探していた。前日履いていたものではなく新しい靴下に履き替えたかった。 その滞在先に着く前の旅や移動の感触もなんとなく覚えているが、詳細は忘れてしまった。どこかに母(いつも通り姿は見えなかった)がいたような気もする。…

祖母と喫茶店へ行く夢

夢の中で母方の祖母とともに喫茶店を訪れ、食事をしてコーヒーを飲んでいた。いつも通り祖母の姿は見えなかったが、それでも確かに祖母だった。わたしが支払うつもりだったが、気づけば既に喫茶店から出ていて、ああ、祖母が支払ってくれたのだなと思っていた。 昔祖父母とともに暮らしていた古い木造家屋に似た家の軒先で、わたしは大きな甕の水を入れ替えていた。甕には茎の長い紫色の花が少しだけ生けられていた。家の中にある古い戸棚の中を整理していた場面もあった。その部屋では母が毛布にくるまって眠っていた。 他にも懐かしい人とともにいた感触が残っているが、内容は忘れてしまった。目が覚めた後も心地よい印象が続いている。…

何をしに地上へ来たのか

夢の中でとても高いところにいた。超高層建築の最上階、しかし地上のどんな建築物よりもずっと高い。そこでわたしは足を外に放り投げて窓枠に座り、下界を見下ろしていた。下の方には高層ビルが密集する大都市が広がっていた。 わたしの内側には理由のない静かな悲しみが満ちていた。しかし、それはわたし個人の悲しみではないようだった。そして、わたしは確かに大きな悲しみを感じていたが、悲嘆に暮れているわけではなかった。それはまるで「どうしようもないものがある」と知り、それを受け入れているようでもあった。 はるか遠くに建ち並ぶ建物のひとつの窓の向こうに女性の姿が見えた。あるいはその部屋にあるスクリーンに映し出された女性だったかもしれない。その女性は赤い下着を身につけていた。やがて彼女は黄色い一人乗りのローラーコースターのようなものに乗って、笑いながら勢いよく下方へと滑り降りていった。 目覚めてすぐ、「終わらせにきた」という言葉がふたたび頭に浮かんだ。そして、そうか、わたしはカルマを解消するためにここへ来たのだなと思った。カルマを離脱するために来た。それは、わたし自身だけでなく、家系のカルマ、さらには…

軍事施設で地上に設置された銃を破壊する夢

昨夜はまたプレイオネへ行くか、それともタイゲタか、はたまたヒアデスかと思っているうちに眠りに落ちた。夢の中でわたしは大きな建物の上層階にいた。そこはがらんとした無機質な建物で、建築途中なのか破壊されたのか、窓としてあけられた大きな四角い穴にはどれもガラスがはまっていなかった。 そこは軍事基地か、または何かしら軍事に関する建物のようで、わたしはその組織に属する隊員のようだった。敵との戦いは起きてはいなかったが、上層部による監視が厳しいようで、地上にはこちら(建物側)に向けて銃器が設置されており、監視役の一人が常にその銃器のそばに立っているのが見えていた。 実際に隊員を直接狙うことはないようだったが、有事の際には建物の中にいる隊員の命を巻き込むことも躊躇しないという体制ではあるようだった。わたしは、自分たち隊員がそのように扱われていることに反発を覚え、どこからか持ち出した小銃のようなものを窓枠に固定し、地上に設置された銃器を狙った。 監視役の男が持ち場を離れた瞬間に引き金を引き、わたしは一発でその銃器を破壊した。騒ぎになるとは予測していたが、わたしは「どこから狙撃したかはすぐにバレる…

ふたたびタイゲタへ

昨夜は横になる前にまた唐突にタイゲタの名が頭に浮かび、そのまま眠りに落ちた。夢の中でわたしは日本の中都市のような街にいた。辺りは既に暗く、街の中も広い車道も静かだった。ワインボトルのようなものを2つ腕に抱えた若い女性が、急ぎ足で横断歩道を渡っていく姿が見えた。 空には月の他にもうひとつうっすらと桃色がかった光を放つ天体が浮かんでいた。そしてそのすぐそばにかなり大きな星の集団がはっきりと見えていた。やがてその星の集団が一斉に同じ方向に動きはじめた。星だと思っていたが、宇宙船かUFOかあるいはドローンのようなものだったのかもしれない。 すると建物の灯りが一斉に消えて街の中はますます暗くなった。どうやら、空を移動し始めた光る物体の集団に見つかってはならないらしく、人々はみな建物の中に隠れているようだった。攻撃されたり殺されたりするような恐怖は感じなかったが、わたしも見つからないよう体勢を低くして走った。 しかし、どの建物も明かりを消したまま閉ざされていて、どこへ向かえばいいかわからなかった。やがて右前方に唯一緑色の看板に灯りが点いている商店のようなものが見えたので、わたしはそこへ向かう…

プレイオネ、タイゲタ

昨夜もプレイオネへ行くと決めて眠りについた。夢の内容ははっきりとは思い出せないが、ずいぶんと高い山の上を歩いていた気がする。たくさんの緑が生い茂る中、雲がすぐ手に届きそうなところを流れていた。たっぷりとした澄んだ水の印象も残っている。そしてわたしはまた‘母’とともに歩いていた。 植物も空気も空もしっとりと水気を帯びていて、思い出すだけで心身が潤うような心地よさを感じる。とにかく居心地のいいところのようだ。高低差のある美しい山の中を歩いた後は、大きな平屋建ての建物の中にいた気がする。そしてそこにはよく知っている人たちがいた。何をしていたかは思い出せない。 数日前、プレイオネを探索しようと思い立ってすぐにまた、「タイゲタ」と突然頭の中に響いた。そして、その後もタイゲタの名が脈絡もなく頭に浮かぶことが続いた。確か以前にも同じようなことがあり、そこではじめてわたしはタイゲタがプレアデス星団のひとつに数えらるおうし座19番星の名だと知った。 昨年2月にこんなツイートをしていながらすっかり忘れていた。どうやら、タイゲタはわたしの故郷のひとつであるようだ。 昨夜も眠りに入る前に黒曜石でス…

プレイオネ

昨夜はアンタレスを通ってプレイオネへ行くか、それともまたアルマクあるいはフォーマルハウトへ行こうかと思っているうちに眠りに落ちた。 夢の中ではやはり旅先にいた。そこはおそらく初めて訪れた場所で、わたしは両側に濃い緑の植物がたくさん茂る道路を歩いていた。既に日が暮れたのか暗かったが、周辺はどこも綺麗に整備されていて、どことなくのんびりとした安心感があった。空気は湿って温かく、南国の雰囲気が漂っていた。 電車のような乗り物から降りたことを覚えている。わたしはバッグもスーツケースを持たずに旅をしていて、枕かクッションのようなものを2つ両手で抱えていた。飲み物も手に持っていたかもしれない。「何も持ってこなかったけれど必要なものはここで手に入れればいいや」と思っていた。 その場所にはどうやら母(あるいは何かしら繋がりが深い女性)がいるようだった。詳細が思い出せないが、迎えに来た乗り物で何処かへ向かうことになり、わたしは「必要な化粧品などを買いたいのだけれど、まあそれは後でいいか」というようなことを思っていた気がする。 多分この夢はプレイオネだ。これまでわたしはプレアデス星団の星を避けてい…

バスで移動する夢と山の上にあるホビット族の住居群

夢の中で大型バスに乗って移動していた。道路には他にもたくさんの車やバスが走行していた。わたしが乗っていたバスと同じような大きさのバスが並んで走行していたが、渋滞が解消したあたりで2台は異なる方向に向かって加速した。わたしが乗っていたバスは右方向のよくすいている道へ向かった。 場面が変わり、わたしは急勾配の坂道を登っていた。そこは山のようで、赤っぽい土の上に草が生え、ところどころ木々も茂っていた。並んで歩いていた古い知人のような感じがする女性が「もしも先々何かしらの理由で世話ができなくなる可能性も考慮するならどんな犬を飼うのがいいか」と尋ねてきた。わたしは「小型犬の方が誰かに引き取ってもらいやすいのではないか」と答えた。 かなり登ったと思われるあたりで、突然住居(あるいは住居跡)のようなものがいくつも見えてきた。それらはカッパドキアの洞窟住居を極度に低くしたような造りで、木のドアが設えてあった。岩肌も木材も乾燥して白っぽくなっていた。わたしは「ここはホビット族の集落なのかもしれない」と思っていた。 このあたりで、大音量で音楽を流しながら歩く人が窓のすぐ下を通ったようで、うるさくて半…