さくらを抱いて歩く夢

夢の中でさくらを抱いていた。 さくらは歳を取り、自力ではあまり歩けなくなっていたので、わたしは彼女を抱いて歩いていた。彼女の身体は少し痩せて軽くなっていたけれど、ふわふわした柔らかな毛並みは変わっていなかった。 わたしたちはショッピングモールのような場所にいた。店舗の間にある通路では、Vが近所の人たちや知り合いと立ち話をしていた。わたしは彼らと挨拶を交わした後、モールを通り抜けて奥にある自分たちのフラットらしい場所へ向かった。 さくらはあまり歩けないため、身体を擦り付けることが多いからか、毛が少し汚れていて、胸元には少し血が滲んでいた。わたしはVに「さくらを洗っても大丈夫だろうか」と相談していた。そして、さくらの胴を包むカバーを見つけて着させようかと考えていた。…

ボリビアの川の夢、母や祖母と旅をしている夢

夢の中でボリビアにいた。そこは高い山の上で、目の前には大きな青い川が流れていた。わたしは複数の女性たちと共に、川の畔で風景を眺めていた。時折船が驚くような速度で目の前を通り過ぎて行った。川の右手遠くにはターコイズブルーに輝く海が見えていたが、ここは高原なのだからあれは湖かもしれないと思った。 別の夢では、わたしは母と共に旅をしていた。わたしたちは知らない街で夕飯を食べに出かけているようだった。車で移動した夜の街の様子と印象だけが記憶に残っている。わたしたちは寿司を食べることにしたか、あるいは食べた気がする。 また別の夢では、わたしは母方の祖母と共に知らない街にいた。夕焼け空が広がる中、わたしたちは駅の方へ向かって歩いていた。途中、祖母が道沿いの工場の中へ入ろうとするのを止めたことを覚えている。やがて駅だと思われる古い建物が見えてきた。駅の周辺には大きな建物が建ち並んでいて、思いのほか都会だなと思っていた。 更に別の夢では、わたしは合宿か何かに参加しているようだった。古い知人が所有あるいは管理する場所に、知らない女性たちと共に滞在していた。持参していた古いブランケットに自分のもので…

赤いマールボロ、嬉しそうな祖父

夢の中でまた、今はもうない昔の実家にいた。実際にわたしが10代の頃に使っていた2階の部屋には、わたしの元夫らしき人と、女性と男性が一人ずついて、元夫らしき人は、何やら内面に問題を抱えているらしいその女性を励ましているようだった。わたしはタバコを吸いに外に出ようと思い、その部屋を離れた。 廊下を挟んだ母の部屋で、マガジンラックのようなものの中にマールボロの赤箱とライターがあるのを見つけて、それらを手に取った。丸められた赤いTシャツも入っていたので、それも取り出した。外は肌寒そうなので、オレンジ色のウインドブレーカーを羽織った。階下へ向かう際に、廊下の突き当たりにあるトイレ(実際にはそこは物置だった)から例の女性が出てきたが、わたしは彼女とは目を合わさずに階段を降りた。 1階の台所では、祖父がニコニコしながら何かを食べていた。わたしは「おじいさん、久しぶり、元気そうで嬉しいよ」というようなことを言った。祖父は、わたしの言葉や反応が嬉しいようで、ますます笑顔になって「あんたはええ子やな」というようなことを言った気がする。 玄関では、元夫らしき人が座って靴を履こうとしていた。わたしは彼の…

夢の中の白い立方体の食べ物、吊り下げ式階段の使い方

夢の中で訪れたカフェで出された目玉焼きは、白い大きなプレートの右端に盛られた白い直方体で、おもしろい形の目玉焼きだな、妙に背が高いな、白身が大きいのかな、などと思いながら食べているうちに、次は焼きたてのパンが運ばれてきてプレートの反対側に載せられた。 以前から、夢の中ではよく白い直方体の何かを食べている。それは、お菓子だったり、目玉焼きだったりと設定は違えど、なんだかよく分からない白い直方体で、味の記憶はないが、夢の中ではおいしいようだ。 また別の夢では、上階へ行きたいが、目の前の吊り下げ式階段は逆側を向いている上に宙に浮いていて、そのままではのぼれなかった。その階段に足を引っ掛けてぐっと引き下ろしてみたところ、ヒンジで繋がった階段がすべてぐるりぐるりと逆向きにひっくり返った。 そうして階段をのぼると、中二階のあたりに女性用トイレがあるのを見つけた。 どうするのがいいかわからないことは、夢に尋ねることにしている。自分に見える/わかる範囲、すなわち既知の範疇で解決策が見つからないなら、外からくるものを受け取るしかない。これらの夢も、そうした問いかけに対する“あちら側”からの回答だ。…

昔の実家の台所、父とコミュニケーションがとりづらい夢

昨夜見た夢。 昔祖父母と暮らした今はもう無い家の台所で、古い戸棚の中にインスタントラーメンなどの保存食品がまだ残っているのを見つけた。そして、床の上に、美しい小さな陶器の蓋付きの器が置かれて(落ちて)いるのを見つけた。それは、香炉のように見えたが、夢の中のわたしはきれいだな、小物入れかな、などと思っていた。 そして、朝方に見た夢。 昔祖父母と共に暮らした家によく似た場所に、5人の来客があった。そのうちの一人は、つい先日数年ぶりに連絡を取りあった写真家の友人だった。彼らは何か共通のテーマに関して情報交換や議論を始めていたが、わたしは別の用事があってその場を離れなければならなかった。 わたしは、父が住んでいるという見たこともない家を訪ねたが、留守だった。移動しながら何度も父に電話をかけた。何度目かにようやく電話に出た父は、気分が悪いと言う。わたしは父に、それならば自宅に戻るか、病院へ行く方がいいと言ったが、父は外でわたしを待っていたのだと言う。 その後、場面が変わり、父の介護者と思われる男性が現れた。 彼は、父を代弁して、わたしが父と話をしないので寂しがっていると言った。 私…

肉体的な死までに完成させる目的

Google Photosがいくつかの虹の写真とともに、昨年描いた二重の虹の絵を再表示してきた。昨年2月に夢の中で見た光景。今思うと、あれはアルクトゥルスの示唆だった気がする。 現在ジオセントリックでは太陽と海王星は魚座28度で合。ということは、魚座27度にあるわたしのネイタル木星にもしばらく合だったようだ。ここ数日、ある日本の画家の作品を改めて知ることが続き、それに刺激されたのか、ひとつのビジョンがはっきりと見えていたところだ。 このビジョン(目的)は、今回わたしが肉体的な死を迎えるまでに完成させればいい、長期的な計画だ。そして、現在自分はそれを実現させるために訓練をしているという自覚がある。 また、このビジョンは最近突然現れたのではなく、数年前から何度か夢でも見ていたもので、既に意識はしていたけれど、この一週間ほどの間により具体的になり、決意も固まった。そしてまたこの計画は、今回わたしが「終わらせるためにやって来た」目的のひとつでもある。…

昔の実家、母の部屋、古い家具

夢の中で、しばらくぶりに今はなき昔の実家を訪れていた。2階には、昔と同じように母の部屋とわたしの部屋があった。わたしはどこかから到着したばかりのようで、自分の部屋にバックパックを置いた。母もまたどこかから帰ってきたばかりのようで、彼女の部屋にはたくさんの服や小物が散乱していた。 わたしは母の部屋を片付けることにした。散らかった服をハンガーにかけ、窓際のテーブルや戸棚に置いてあるものを整理した。手のひらに乗るくらいの大きさのアラーム付きデジタル時計があり、わたしは「母はこれを持ち歩いているのだろうか」と思った。いつもと同じように、母の姿は見えなかった。 廊下には母が使用したらしい全身鏡があった。その鏡はかなり古いもののようで、動かそうとすると部品が次々と外れてしまうほどがたがただった。廊下の隅にあった小さな戸棚もかなりくたびれていて、扉を開けると背面の板が剥がれ落ちた。どの家具もすっかり古くなくなってしまったのだなと思った。 その後、わたしは自分の部屋で何かして、階下に降りたように思う。1階には祖父母がいたことも覚えているが、いつものように彼らの姿は見えなかった。…

魚屋の店先のオットセイ

夢の中で、車線がいくつもある近代的な道路を渡ると、古い小さな建物がひっそりと軒を並べる通りがあった。そこだけ時が止まっているかのようだった。その通りを左手に歩いていくと、魚屋の店先にオットセイがいた。どうやらその魚屋で飼われているらしい。 さらに歩くと、小さな居酒屋のような店があった。 中に入り飲み物を注文した。 古い木造家屋を改造したようなその店にはカウンターしかなく、数人が座っただけで満席だった。 やがて多くの観光客がやってきて、窓の外には行列もできていた。 わたしは店を出ることにした。店員の女性がすまなそうに話しかけてきたが、私は喉が渇いていただけで食事をするつもりはなかったので大丈夫だと伝えた。 どうやらわたしは以前からその店のことを知っていて、その女性とも顔見知りのようだった。…