神と神の対面、白蛇の姿をした龍神、石に刻まれた半人半魚

夢の中で、わたしは東アジアのどこかにある国の聖地を訪れていた。そこは巨大な岩の中にある空間で、奥には小さいながらも豪華な祭壇が設けられていた。そして、色鮮やかな衣装を身に着けたシャーマンがいて、特別に許可された祭儀を担う人々が集まっていた。 わたしは、その地の神に願い事をしに来た人々を案内する通訳的な役割を担っているようだった。橋本聖子氏がメンバーの中にいた気がする。事前に交渉は成立していたが、相手側は直前になって、何かが足りないので神を呼び出すことはできないと言い始めた。その裏には政治的な駆け引きがあるようだった。 わたしは「話が違うではないか」と怒り、それならば、わたし個人のために神を呼び出すようにと要求した。そうして儀式がはじまった。 相手側の神は半人半魚の姿をしていた。わたしはわたしで、自分の神を呼び出した。わたしの神は龍であり、現れたのは空を覆うほど巨大な白い蛇だった。神と神とが対面し、洞窟の中は強烈なエネルギーが渦巻いていた。身体に感じた圧力をはっきりと覚えている。外には嵐がやってきて、激しい雨風が吹き荒れていた。 その後、わたしはさらに別の聖地にも案内された。そこ…

撮影現場、美術館、昔の恋人の嘘、バスタブの中の虫

昼寝の間に見た夢の中で、わたしは古い小さなスタジオのような場所にいた。セットや足場が組まれた中でたくさんの人が動き回っていて、古い知人が撮影監督として指揮をとっていた。わたしは出演者として参加しており、大きなぬいぐるみと話をしたり、高いところに吊られた雲に乗っかったりしていた。時は既に深夜だったが、カーテンの隙間から外を見ると、敷地内では近々開催される展示の設置作業が行われていた。広い庭園を囲むように建つガラス張りの建築物の中に、長いレールが敷かれようとしていた。わたしは撮影の合間にラップトップを開き、昔恋人だった男が必要もない嘘をついているとSNSに書き込んでいた。その後どのように場面が切り替わったかは忘れたが、わたしは古い木造の家屋を訪ねていた。水色の扉があるその家には知人女性がいた。バスタブの中に水を貯めていると、虫が飛んできたので、わたしは虫たちを水の中に追いやって排水溝へ流そうとした。大きな蛾のイメージがアップになり、思わず叫んで目が覚めた。…

猫が話しかけてきた夢

夢の中で知らない街を歩いていたら、突然猫が話しかけてきた。くりくりと可愛い目をした小柄な雌のキジトラ猫だった。猫は「ねぇ、あそこに置いてある青いバッグの中にナイフが入っているのを見つけたよ。危ないよ。」と言った。前方の花壇の脇に、青いトートバッグが放置されているのが見えた。わたしは、もしかするとそのバッグは意図的にそこに置いてあるのではと思い、念のため警察に知らせることにした。しかし、近くに交番は見当たらなかった。わたしは、猫と二人の女性たち(一人は友人だった)とともに、バッグの持ち主がやってくるかどうか様子をうかがうことにした。場面が切り替わり、わたしは女性たちとともに高架歩道を歩いていた。前方にはバッグの持ち主である男性が、もう一人の男性とひそひそ立ち話をしていた。彼らは怪しい雰囲気を纏っていたが、何か事を起こしたわけではないので、わたしたちは素知らぬふりを装いながらも警戒して彼らの横を通り過ぎた。 昨夜は寝る前に突然「ドゥーベ」という名が浮かび、ドゥーベっておおぐま座、北斗七星の恒星だったっけ?と思いながら眠りに就いたのだった。…

ゾスマ、そしてアルタイル

夢の中で、Vとさくらとともに友人を訪ねていた。そこはとても広い部屋で、2面に取り付けられた大きな窓の外には野原が広がっていた。友人は料理をしていて、わたしとVは持参した弁当を食べようとしていた。 すると、窓の向こうに、大きな鳥の群れがこちらに向かってやってくるのが見えた。鳥の群れは窓のすぐそばまでやってきて、奇妙な形を構成しはじめた。真ん中に白い頭と茶色い体を持つ鷲のような鳥が羽を閉じて直立したまま空中に停止し、その周囲を無数の鳥たちがぐるぐる旋回して筒状の形を形成していた。わたしと友人は感嘆しながらその様子にじっと見入った。 その後、わたしは一人で外に出た。建物の玄関を出たところに金属の棚があり、そこにはさまざまな動物が生きたまま遺棄されていた。犬や猫だけでなく、うさぎ、モルモット、鹿もいた。みな生きてはいるものの、長らく放置されてすっかり衰弱しており、ぐったりとした様子で棚の中に横たわっていた。 そこは、人間が飼えなくなった動物を遺棄する場所だった。棚の隣には焼却炉とグリルがあり、死んだ動物の体はそこで焼かれるようだった。そこで焼き肉を食べている人たちもいた。わたしはショック…

カペラ、デネブ

このところ、わたしが寝る時間には、寝室の窓の外に北西の方向でカペラが煌々と光っているのが見える。昨夜はさらに、北東にはデネブとベガが光っていた。ベッドに入りながらデネブに行ってみようと思いつつ、カペラのことも気になったまま眠りに就いた。すると、やはり旅をしている夢を見た。わたしはまた自転車のような乗り物に乗って、風を切りながら移動していた。どうもカペラっぽい感じだ。 別の夢では、わたしは質のいい一枚仕立ての茶色いコートを羽織っていた。それはかなりの高級品で、夢の中のわたしは他にもそういう衣装をいくつも持っていた。そして、周囲の人々の心身状態を気にかけていて、通信機器のようなものを使って数人に現状をうかがう連絡を取っていた。これはデネブっぽい。デネブはわたしの木星と海王星にパランしている。この夢の感じはちょっとわかる気がする。…

水鳥の背に浮かんでいた模様

夢の中に出てきた水鳥の背に描かれていた模様が気になっている。民家の前を流れる用水路に丸いものが浮かんでいて、風船かと思ったら、見たこともない水鳥だった。顔と色はカワラバトに似ていたが、身体が真ん丸だった。濃灰色の背中に、何かの記号のようにも見える紫色の模様がくっきりと浮かんでいた。さらにその用水路には梟もいたが、よく見るとそれは茶色い犬だった。犬は嬉しそうに水に浸かっていた。 別の夢の中では、わたしは自転車で山口県西部あたりから兵庫県まで移動しようとしていた。計算では8時間ほどで移動できるようだった。途中通過した古い旅館のような場所には、わたしの他にも自転車でかなりの距離を移動している女性たちがいた。また、そこでは何か祭事が行われていたようで、男性たちが大きな特別な太鼓を慎重に運びながら階段を下っていた。このところ夢の中ではよく複数の女性たちが(またはわたしも彼女たちとともに)旅をしている。 さらに別の夢の中で、わたしは細い路地がくねくねと入り組む古い町並みを歩いていた。 複数の層が重なったような青空から天気雨が降ってきたが、なぜか濡れなかった。 宿泊先のホテルで髪を乾かそうとした…

夢の中だけで会う懐かしい人たち

相変わらずわたしは夢の中で旅をしている。ここ数日は、乗り物に乗って移動している場面がよく記憶に残っている。バスだったり電車だったりと、乗り物はその時々で変わる。そして、わたはいつも懐かしい人とともにいる。夢の中ではわたしは彼らのことをよく知っているようだが、実際には見たこともない人たちばかりだ。…

女性ばかりの集団で旅をしている夢

このところ、女性ばかりの集団で旅をしている夢を何度も見ている。先日見た夢の中では、わたしは超高層ビルを高速エレベーターで下って地上に降り立ち、女性の集団が乗った大きなバスに乗ろうとしていた。しかし、忘れ物をしたことに気づき、バスはまだ出発しないようだったので、一人で取りに戻ることにした。…