赤土色をした巨大な古代遺跡の夢

今朝夢の中で京都(といっても実際の京都の街とはまったく異なる場所)にいた。わたしは街の中心部にある平屋建ての大きな町家に住んでいたか、あるいは滞在していた。表通りからは中が見えない造りになっている、静かで居心地のいい家だった。確か、仕事先のメンバーの一人が一緒にいた。 家を出て路地を歩いていると、突然赤土色の巨大な遺跡が現れた。岩か固い土を削って造られた教会か神殿らしき古い建造物の遺跡だった。その先にはまだ調査が続いている遺跡広場があり、何人かの観光客が訪れていた。無造作に置かれた遺跡の一部に梟のレリーフを見つけた。傍らで二羽の孔雀が歩き回っていた。 「赤土、遺跡」で検索をしたところ、ペトラ遺跡の画像が出てきた。夢の中に現れた巨大な遺跡は、画像検索であがってきたエル・ハズネやエド・ディルによく似ていた。またしてもヨルダンだ。ターボルの町(そしてヨルダン湖のそば)に越してきてから、ヨルダン、イスラエル、レバノンあたりに繋がるだろう夢をいくつも見ている。…

中高校時代の英語教師から薬を受け取る夢

わたしは、建物の上層階にあるオフィスのような空間で診断を受け、1階で薬を受け取るよう指示された。その際、処方箋は不要だと言われた。1階は役所の受付のような空間になっており、そこで中高校時代の英語教師ともう一人の女性が忙しそうに働いていた。わたしは入口のチャイムを鳴らして室内に入った。処方箋は不要だと言われたと伝えると、大量の封筒をさばいていた英語教師は少し苛立たしい様子を見せながら、シート状に包装された薬を手渡してくれた。そこで、場面の背景にOCDという大きな文字が浮かび、さらに、強迫性障害を抱えているらしい男性のイメージが重なった。…

髪を切ってもらう夢

美容院で髪を切ってもらう夢を見た。現在の最寄り駅(夢の中の駅は実際とは違っていたけれど)から電車で一時間ほどで、日本滞在時にいつもカットをお願いしている美容師がいるサロン(実際とは異なる空間)に行くことができた。 横になった体勢で髪を切ってもらいながら、カラーリングはどうしようかと思い、近くに立っていた銀色のショートボブヘアーをした女性スタッフに相談をしていた。わたしは淡いターコイズブルーのカーディガンを羽織っていた。そして、この素材はシルクだったっけ?とタグを確認したりしていた。わたしの隣では、別の女性がやはり横になった体勢で髪を切ってもらっていた。…

古い知人と食事をする夢

夢の中で古い知人とともに食事をしていた。もう80歳を超えておられる方で、日本にいた頃には実にいろいろとお世話になった。彼が夢に現れたのはかなり久しぶりだ。彼とは随分前に、先に死んだ方がまだ生きている方に何かしらの方法で知らせようと約束したのを覚えている。 わたしが食べていたのは肉のグリルか、または炒め物のようだった。鮮やかな緑色のパプリカが添えられていて、とても美味しかった。しかし、食べている最中に、皿の上の肉がさくらの糞のような形になり、歯ごたえや味も違ってきたような気がして、途中で食べるのを辞めてしまった。…

「死んだのだから身体はないよ」と母に言う夢

夢の中で、目の前にあったテレビの電源が突然入り、触れてもいないのにチャンネルがころころ変わって画面がせわしなく切り替わった。わたしは、何かしら超常現象が起きているんだなと思いながら部屋を出た。すると、そこは今はもう存在しない以前の実家の2階だった。 短い廊下の途中にある以前母が使っていた部屋に、祖母と母がいた。二人とも顔と存在がぼやけていた。祖母は座卓の脇に座り込んで、少し困っている様子だった。半裸でベッドの中にいた母が「寝不足でしんどい」と不機嫌な様子で訴えてきた。わたしは「お母さんはもう死んだから身体はないんだよ、だからしんどいはずはないよ」と言った。すると、母は「あ、そうか」と気づいたようだったが、まだ少し不服そうだった。 そこで、隣の部屋にいたパートナーがくしゃみをするのが聞こえて目が覚めた。 12時間ほど眠っていくつも夢を見た。まるで夢の中で何日間も過ごしていたような感じがする。昭和の雰囲気が残る古い雑居ビルの中を歩いていた場面を思い出す。全体的に紫がかっていた。目が覚めた後にも、寝室全体に異世界めいた気配が漂っていた。…

皆既月食と満月

夢の中で皆既日食を見ていた。はじめは月だと思っていたが、外に出てみると、暗い空に浮かぶ黒い円の縁を炎のように揺れる光が包んでいた。さらに、その皆既日食の下には満月が出ていた。 外に出るために靴を履いていたら、さくらがモルモットぐらいの大きさになって走り回り、足元にすり寄ってきた。確か母もその場にいたと思うが、印象がぼやけている。母は最近何度か夢に現れている気がするが、彼女は死んでから後、夢の中で言葉を発することがない。…

「そのままでは死ぬ」と言われる夢

今朝見た夢で、わたしは誰かから「そのままでは死ぬ」と言われていた。夢の中のわたしの体には自覚のない病が進行していて、治療をしなければ死ぬという意味だった。わたし自身は特に感情が動くこともなく平然と笑っていた。そこは診療所のようであり会議室のようでもある明るく広々とした空間だった。近くには母のパートナーが座っていた。もしかすると母もそこにいたかもしれない。彼はわたしに治療を受けてもらいたがっているようだったが、何も言わなかった。…

「確実に壊れる」と男は言った

風の音で目が覚めた。ストームが通り過ぎていったようだ。煙突に吹き込む風が建物中に響いていた。夜明け前というのに近くで工事でもしているのかと思うほど大きな音だった。 昨日は心身の調子がしっくりこなかったので、何も食べずに13時頃ベッドで横になった。そして、そのまま今朝5時まで眠り続けた。あまりにたくさんの夢を見たので、まだ意識がぼんやりしている。まるで数日ほど夢の中の世界を生きていたようだ。 たくさん見た夢の中で最も印象に残っているのは、すぐそばにいた男が笑顔で「確実に壊れる」と言った場面だ。複数の人種が混ざったような顔と逞しい躰を持つ背の高い男で、とても良い香りを纏っていた。…