別の星から来た男と暮らしている夢

夢の中で不思議な男と一緒に暮らしていた。細身で背が高く、金とも銀ともつかぬ髪を持ち、肌の色が青いくらいに白い人だった。彼は有能な科学者あるいは数学者らしく、わたしたちは裕福な暮らしをしている様子だった。しかし、彼は人間の一般的な寿命をはるかに超える年月を生きているようだった。 わたしは、仕立ての良いグレーのジャケットを着た彼と共に超高層ビルのエレベーターに乗り、荷物か何かを受け取るために最上階にあるコンシェルジュカウンターへ向かった。そこでのやり取りの中で、対応していた男性スタッフは、彼がいわゆる天才だと気づくと同時に、彼の異常さにも気づいたような素振りを見せた。わたしたちは再びエレベーターに乗り、25階にある自宅へ向かった。 自宅があるフロアに着くと、彼は疲れた様子でエントランスのソファに座り込み、顔に苦悩を浮かべて「もう、嫌だ」というようなことを言った。わたしは静かに彼を慰めた。彼の顔の皮膚がふっと溶けるように剥がれ、中から本物の顔が現れるのが見えた。その顔は鈍い銀色または鉛色をしていた。わたしは「ああ、やはり彼は別の星から来たんだな」と思っていた。 彼を慰めている間に、壁に…

細筆と黄色い醤油で絹布に文字を書く夢

夢の中で、わたしは黄色い醤油を細筆にとり、ぴんと張られた絹布の上に文字を書いていた。その黄色い醤油はかなり希少なもので、わたしも「ずいぶん珍しいな、貴重なものだな」と思っていた。夢の中のわたしはかなり達筆で流麗な文字を書いていたけれど、書いた文字そのものは忘れてしまった。…

友人からあんパンを買う夢

夢の中で、友人が小さなパン屋を運営していて、わたしは彼からあんパンを買おうとしていた。白木がふんだんに使われた居心地のよい空間で、太陽の光が燦燦と降り注いでいた。彼はにこにこと嬉しそうに微笑んでいて、わたしもリラックスしていて楽しかった。目が覚めた後も気分が良かった。そして、あんパンが無性に食べたくなった。…

知らない国で目的の場所を探して歩く夢

夢の中でどこか知らない国を訪れていた。複数の高架が幾重にも立体に重なりながら交差する景色を覚えている。空は広く、正面から眩しい光が射していた。わたしは、あんな高いところにも駅があるのかなどと思いながら、高架上に座る人々が足を空に投げ出して楽しそうにぶらぶら揺らすのを見ていた。 別の場面では、わたしは多くの人が行き交う大きな商店街を歩いて、街の中心部から住宅街方面へと向かっていた。日本の食材や商品を扱う店が並んでいたので、「この辺りには日本人が多く住んでいるのかな」と思いながら歩いた。 わたしは高層マンションが立ち並ぶ住宅街を抜けて、目的の場所を探した。「あの建物だ」と思うものの、近づいてみるとそこではないということが何度か続いた。いつの間にかわたしは何も載っていないベビーカーを押して歩いていた。元来た方向へ戻る途中、道路を清掃をしていた女性二人がわたしのために道をあけてくれた。わたしは「ありがとう」と言い、彼女たちは微笑んだ。 その後でふと、わざわざベビーカーを押して歩かなくても、畳んで持ち運べばいいのだと気づき、わたしはベビーカーを小さく畳んだ。…

夢の中で会う人々

相変わらずたくさん夢を見て、夢の中でさまざまな人に会っている。実際には知らない人たちばかりだが、夢の中では古い知人に再会したような懐かしさを感じている。昨日夢の中で話した男性は、姿と雰囲気が鹿賀丈史さんに似ていた。たくさんの人が集まる飲食店か宿泊施設あるいは講義室のような空間だった。…

古い友人から5つの赤いリンゴをもらう夢

夢の中で古い友人とともに街をぬけて森の中を歩いていた。街並みはチェコの小さな町のようでもあり、バルカン諸国の地方都市のようでもあった。森の中には既に落ち葉がたくさん積もっていて、季節は既に秋だった。友人は、きのこや木の実、枝などがいっぱいに詰まったバックパックを背負っていた。 わたしたちは森の中の分岐点で一旦別れた。友人はさらに森の奥へとキノコ狩りに行くようだったが、わたしは家(実際には知らない場所)に戻ることにした。彼女はわたしに美味しそうな赤いりんごを5つくれた。わたしは持ち帰ったりんごを磨いて器に並べた。食卓では伯父に似た男性が食事をしていた。…

月経中はあの世がより近く感じられる

夢の中で、わたしは現在暮らしているフラットの倍ほどはあるかなり広い空間にいた。まだ引越してすぐのようで、荷解き途中のものがたくさんあった。ふかふかのブランケットにくるまって眠っていたら、そばで寝ていたさくらがいつの間にか仔猫ほどのサイズになって、わたしの脚の上に移動していた。 脚の上で丸くなって眠っているさくらがあまりにかわいくて、わたしはVを呼んだ。二面に渡って並んだ窓からは明るい光が射し込んでいて、外は天気雨が降っているようだった。窓の下の棚には観葉植物が並び、部屋の角には見たことのない扇風機が2つ置かれていた。さくらは安心してすやすや眠っていた。 昨日今日と、とにかくたくさんの夢を見た。別の夢では、わたしは一部屋が100㎡はありそうな広いフラットに帰ってきた。すると、アイランド型キッチンのガスコンロの火が点いていた。わたしは「危ないな」と思いながら火を消し、スイッチ等を確認した。どうやら、何もしなくても勝手に火が点くようだった。 移動している夢も複数見た。夢の中ではまるでワープのように長距離を一瞬で移動できる。徒歩でも、数十~数百Kmの距離をすぐに移動できてしまう。ある夢で…

琴座ベガの夢

昨日見た夢の中で、わたしはどうやら男性あるいは中性だった。芸能人のような雰囲気をまとった高齢の女性に連れられて、大きなダンスホールのようなところに到着した。そこでわたしは彼女と踊ることになっていた。周囲には他にも華やかな雰囲気をまとった人々がいて、彼らはみなわたしに「久しぶりだね」という感じで話しかけてきた。知らない顔ばかりだったけれど、夢の中では旧知の人々だった。 今朝方見た夢では、わたしは大きなビリヤード場のような空間にいた。その場のオーナーか責任者らしい男性が、わたしを周囲から保護してくれていた。デヴィッド・ボウイのような雰囲気をまとう男性だった。うやうやしいほど丁寧に扱われ、奥の別室に案内されたところで目が覚めてしまった。 ここ数日、夜空を見上げるたびに琴座のベガが気になっていたので、いずれもベガの夢だったのかもしれない。…