ハリネズミの赤ちゃんと、昔の友人に当時の状況を話す夢

今朝もまた夢の中で20年以上前に親しかった人に会っていた。わたしたちは、彼の自宅だという広い庭のある大きな古い日本家屋にいた。庭に面した廊下を歩いていると、どこかから小さな木の実のようなものが落ちてきて、弾けて2つに分かれた。2つの粒は2匹の小さなハリネズミの赤ちゃんになった。 ハリネズミの赤ちゃんは庭に走り出ていった。庭にはさらにたくさんの小さなハリネズミの赤ちゃんが走り回っていた。しばらく観察していたが、やがてすべての赤ちゃんハリネズミはどこかに隠れて消えてしまった。 わたしたちは2階に上がった。1階には従業員や客がいるので、2階の方が安心してくつろげるようだった。わたしはそこで、20数年前の当時の自分がどんなことに苦しみ、どのような状況を生きていたかを説明した。 幼少期から虐待を受けていたことや、支配的で暴力的な母親との関係に苦しんでいたこと、それ故に自尊心が低く自虐的で自分も他者も大切にできなかったことなどを率直に話し、当時は彼にも迷惑をかけただろうと謝った。彼は、当時のわたしがどのような状態にあったかを理解したようだった。 おそらくこの夢の途中だったと思うが、トイレで…

25年以上前のアルバイト仲間と共にいる夢

夢の中で京都を訪れていた。とはいえそこは実際の京都とはまったく異なる街だった。京都で暮らしていた頃にアルバイト仲間だった女性と一緒にいた。25年以上も前の知り合いで、彼女が夢に現れたのはおそらく初めてのことだった。わたしたちは大きなビルの中のエレベーターに乗って地上へ向かっていた。 エレベーターには他にも複数の人たちが乗り合わせていた。彼らはにぎやかで、妙に馴れ馴れしく、一人の女性などは顔をわたしの肩に載せてきたりもした。わたしたちはそんな彼らの様子が快適ではなかったので距離を置こうとしていた。彼らはビルの中にある製薬会社の職員とのことだった。 エレベーターが一階に到着し、わたしたちはビルの外へ出た。わたしはそこから電車で宿泊先のホテルへ向かう予定だった。昔のアルバイト仲間はパートナーらしい男性とともに自宅へ帰るようだった。わたしは「大宮」へ向かうことに決め、彼女たちとともに駅へ向かった。 夢に現れた昔のアルバイト仲間のことは、これまでにも思い出したことはあったはずだけれど、名前は思い出せずにいた。しかし、今朝目が覚めた後、唐突に彼女の名前を思い出した。…

割れた膝から水晶を取り出す夢

夢の中で、膝が熟したザクロのように大きく割れていて、内側には大粒の水晶がたくさん詰まっていた。どれもみな透明度の高いきれいな水晶だった。わたしは水晶をひとつずつ取り除いた。痛みはなかった。すべて取り除いた後、開いた肉と皮膚を閉じて押さえると、割れ目はなくなり膝は元通りに戻った。…

地上は実際には地下階だという夢

夢の中でのこと。地下から地上へ出ようとしていて、別の人たちはエレベーターに乗ったが、わたしは階段を昇ることにした。すぐそこに人々が往来する地上の様子が見えていたが、階段には出口がなく地上には繋がっていなかった。わたしはエレベーターに乗り、1階で降りた。しかし、そこは地上3階か4階あるいは6階だった。そのフロアは何かのオフィスのようで、そこにいたクリエイターらしい男性が、1フロアは実質的には2~3フロアなので、地上1階に行きたい場合には地下〇階でエレベーターを降りる必要があると教えてくれた。 ここしばらく続いている燃え尽きたかのような無気力状態は鬱というよりも眠りに近い。ちょうど現在木星は魚座30度「巨大な石の顔」にあり、冬至の直前に牡羊座へ移動する。「石」とは眠りのこと。存在の大きな暗転の場。…

天皇の前で祝詞を上げる依頼を受けたが、電話口からは音楽しか聞こえない夢

夢の中で日本に滞在していて、翌日に何かの式典の中で天皇を前にして特別なプロトコルに則ったスピーチを行うよう依頼されていた。しかし、わたしはスピーチの原稿をまだ受け取っておらず、詳細も聞いていなかったので、依頼主である友人に電話で問い合わせることにした。 電話は繋がったが、電話口からはなぜか交響曲のような音楽が流れるばかりで、彼とは話ができなかった。もう一度電話をしてみたものの、楽曲は違えどやはり音楽が延々と流れてくるだけだった。あきらめて日本を発つ準備をすることにした。わたしはその式典の翌日には日本を離れる予定だった。 贅沢な造りのホテルのような大きな建物の中を歩き、デパートのファッションフロアような空間に辿り着いた。たくさんのカラフルなシルクのスカーフが並んだ店を通り抜けながら、わたしは買いそびれていた服を買いに行こうと思いたった。しかし、目当ての店には店員の姿が見当たらなかった。 書いてみて思い出したが、天皇の前で行うよう依頼されていたのは、スピーチというよりも祝詞のようなものだったかもしれない。とにかく何か特別な言語だった。…

薄暗いバーで酒はもう要らないと実感する夢

今朝見た夢では、わたしは昔の知人に連れられて隠れ家のようなバーを訪れていた。ほんのりとピンクあるいは紫がかったその薄暗い空間にはたくさんの人が集っていた。昔の知人は店主(彼は鮮やかな緑色のシャツを着ていた)をよく知っているようで、彼らは親しげに挨拶を交わしていた。 やがて昔の知人がオーダーしたらしい特別なボトルがいくつか運ばれてきた。彼が「これはチェコでは見つけられないでしょう」と言い、それを聞いた店主は少し訝しげな様子でわたしの顔を見ていた。人々はみな酒を飲んで楽しそうに歓談していたが、わたしは自分はもう酒という嗜好品をまったく欲していないことを確認していた。…

101号室に引っ越す夢

夢の中で知らない男性(夢の中では彼はわたしのパートナーらしく、よく知っている人だった)と共に暮らすことになっていた。そして、それまで住んでいたフラットを解約しなければならないが、既に月末なので来月分の家賃も払わなければならないかな?などと考えていた。新しいフラットの部屋番号は101で、わたしはどうやって荷物を運ぼうかと考えていた。…

日本から戻ってすぐに見た夢

一昨日に自宅に帰ってきてからは、ようやくたっぷりと眠ることができて、またたくさんの夢を見ている。 最初に見た夢には既にこの世を去った人たちが複数登場した。わたしは知らない街を歩いていた。そこは日本のさまざまな時代や地域、街並みをごちゃ混ぜにしたような場所だった。 少し離れたところにある家屋の軒先に母方の祖父が座っているのが見えた。どうやらそこには母と伯母もいるようだった。わたしは彼女たちには会いたくないと思い、祖父に身振り手振りで「わたしがいることは内緒にしておくように」と伝えた。そうして足早にそこから立ち去った。 わたしは、たくさんの店舗が入居する雑居ビルが繋がったまま建ち並ぶ中を進んだ。建物の中にはいくつもの階段があった。わたしは少し迷ったあと、ある階段を上って外へ出ることにした。 やがて、ライブハウスのような空間に辿り着いた。そこでは知り合いのミュージシャンの演奏が行われるようだった。そこには10年以上前に亡くなった知人がいて、わたしにコンタクトレンズのケースと保存液を用意してくれていた。さらには昨年亡くなった友人もいて、彼はわたしのために特別にオーダーしたという妙に大き…