夢の記録

昨夜から今朝にかけての夢。やはりわたしはどの夢でも旅先にいた。 ある夢では、わたしは幼馴染とともに街を歩いて昼食を食べに行こうとしていた。彼女が選んだレストランのテラス席に座り、ランチメニューをオーダーした。その日のランチはグレープフルーツタルトのセットとのことだった。 テラス席も店内も広々として居心地のいい店だった。あるテーブルでは、女性客が高い天井から吊られたフックのようなものにバッグをひっかけていて、あれはなかなか便利だなと思った。忙しそうに走りまわっている女性スタッフが「きゅうりのサラダもオーダーしたか」と尋ねにきた。 わたしたちが入った店はまだ空席があったが、向かいのレストランあるいはカフェには行列ができていて、わたしは何がそんなに違うのだろうと思っていた。いずれにしても混雑する空間には行きたくなかったので、自分たちの選択に満足していた。 別の夢には真田広之さんが登場した。彼はインタビューを受けていて、わたしは彼とともに行動していた。写真撮影の際、彼がダークカラーのジャケットの中にきれいにアイロンがけされたストライプ柄のシャツを二枚重ねて着用していたのを覚えている。ふ…

海の夢

夢の中のこと。海辺に建つ古い家屋の1階で海を眺めていたところ、津波が来たのかと思ったら、鯨とイルカとオルカが合体したような姿をした巨大な生物の群れが押し寄せてきた。恐怖はなかったので特に慌てることはなく、のんびりと2階に逃げた場面を覚えている。 おそらく別の夢だと思うが、いわゆる駅にある食品街のようなところで弁当か何かを買おうとしていて、そばに漬物が売られているのが目に入り、野沢菜の漬物のパックを手に取りながら、日本の漬物なんて滅多に食べられないから買っていこうと思う場面もあった。 また別の夢では、わたしは知人が運転する車で海岸沿いを移動していた。彼女の運転はかなり激しく、突然崖のように聳え立つ砂の上に乗り上げたかと思いきや、引き返さずにそのまま砂の崖を急降下し、砂浜でも減速せずに車を走らせ続けた。やがてわたしたちは一般道に出て、食事をする場所を探しに向かった。 他にもいくつかの場面を覚えているが、どれも現実には有り得ない状況でありながら恐怖も不安もなく、不思議な冒険という印象が残っている。眠りに入る前、唐突にフォーマルハウトの名が浮かんで帰りたいと感じたので、特にあの海獣(怪獣…

夢の中で訪れる山 ─ 北斗七星とプレアデス

昨日、夢で何度か見た山とその麓に立つ鳥居を絵に描いた。そうしたら、今朝もまた夢の中で同じ場所を通った。 わたしはいつもこの鳥居がある山を左手に見ながら、別の山へ向かう。鳥居がある山は鬱蒼として険しく、修験道の山のような風情だが、わたしが向かう方の山は観光地化されていて、大抵いつもたくさんの人で賑わっている。 夢の中の風景は曖昧なので、描く際にはいくつかの山の写真を参照した。そのひとつは偶々見つけた国東半島にある両子山の写真だった。先ほど改めて調べたところ、両子山を中心に広がる六つの郷は六郷満山と呼ばれ、八幡信仰と天台修験が融合・発達した独自の山岳宗教文化が栄えた地域らしい。これは余談だが、両子山(ふたごさん/ふたごやま)は音読みにするとわたしの名になることにも後から気づいた。 この鳥居がある鬱蒼とした山は北斗七星の象徴で、もう一方の観光地化された山はプレアデスではないかと思っている。松村潔氏は「北斗七星は旦那、プレアデスは妻という対応関係がある」と書いていた。夢の中のプレアデスはツアー客らしき人たちもたくさんいて、初心者でも気軽に訪れることができる場所だ。 今朝の夢では、わたし…

イズムィコさんと本屋を渡り歩く夢、日本の企業から電話がかかってくる夢

眠くて眠くていくらでも眠れそうだ。眠っている間はずっと夢を見ていて、それも内容がリアルで濃密なので、目が覚めた後も夢が継続しているような感覚がある。 夢の中で日本の書店を訪れていて、ユーリィ・イズムィコさんの著書を購入していた。どう展開したかは忘れたが、誰かからもう一冊封筒に入った彼の著者をもらった。そして、イズムィコさん本人と一緒に書店を渡り歩いた。大きな身体をした女性店員がイズムィコさんに「あなた、内臓にガンがあるよ」と言った。 わたしも彼の内臓にガンがあるのが感じられていた。とはいえ、そこに否定的な意味はなく、彼もわたしも特に驚くでもなく「そうなんだ」と受け止めていた。その後わたしたちはワゴン車(バンかも)に乗って移動した。 夢の中では一緒にいたのはイズムィコさんだったが、その後夢が展開する中でいくつか別の存在に変化していったような気もする。いくつもの印象が重なっているので、今回たまたま脳が象徴的に持ち出してきたのがイズムィコさんだったのだろう。 別の場面または別の夢では、わたしはごちゃごちゃと散らかった部屋にいた。母がそこにいるようだったが姿は見えなかった。電話がかかっ…

懐かしい人に会うために再び夢にもどってみた

夢の中でわたしは懐かしい人とともにいた。と言っても顔は思い出せないし、現実にはまるで知らない人だ。しかしその佇まいや気配ははっきり覚えている。すべてがほっそりとした繊細な存在だった。とても居心地のいい夢だったが途中で目が覚めてしまったので、続きを見たいと思い再び眠りに入った。 次の夢ではその人は離れた場所にいることになっていたので、わたしはそこを訪れることにした。そこにはさらに別の懐かしい存在もいるようだった。少し前にも夢に現れた昔のアルバイト仲間と、母がわたしの近くにいて(あるいはわたしに指示を出していて)、行き先と到着予定時間を示してきた。 思っていたよりもずっと早くに到着しそうだったので、わたしはその懐かしい人たちに、メールやメッセージではなく電話で話すことにした。「19時15分にはそこに行くのでぜひ会いたい」と言いたいのだが、あまりに直接的でちょっと気恥しいななどと思っていた気がする。 確か同じ夢だったと思うが、わたしは丘の上の住宅街のようなところを歩いていて、おそらく駅へ向かおうとしていたのだが、階段を降りたらなぜか誰かの家の中に入ってしまった。これはいけないと思い階段…

夢の中で同じ場所を訪れている

夢の中でおそらくまたこの夢と同じ場所を訪れていた。そこは山に囲まれた小さな盆地のような場所で、今回は大量の観光客で大混雑していた。わたしは前回訪ねた神社のようなところへ行こうとしていたが、道があまりに混雑していて進むのが嫌になり、途中で引き返した。 わたしはスクーターのような乗り物に乗って移動していた。道の上を走るのではなく、地面から少し浮きながら移動していた気がする。Vも同じ場所へ向かっているはずで、わたしは彼に連絡をしようと思ったが、スマホを忘れたことに気づいた。前回餅のような菓子を買った店のあたりで引き返すことにした。店のすぐそばに小さな駐輪場があり、2匹の犬が繋がれて座っていた。 この場所へは夢の中で既に何度か訪れているのではないかと思う。ざっくりとではあるが地図も描けそうな気がする。わたしが向かおうとしていた神社のような場所へ繋がる道には途中にいくつか分岐があり、そのうちのひとつは山の奥深くにある神社に繋がっている。いつも左の方角に、連なる山の麓に鳥居が建っているのが見えるが、わたしは毎回そこには行きたいと思わない。 意図して同じことを問い続けているので、同じ場所を何度…

月の道あるいは月齢にまつわる試験

夢の中でのこと。わたしは大学のような場所で試験を受けることになっているが、まったく準備をしておらず、試験が始まる前に教室に侵入して試験内容を先取りしようとしていた。わたしには男性の同行者がいて、彼は小さなデジタル機器のようなもので試験の内容をコピーしているようだった。 試験は2つあり、そのうち1つの課題は月に関するもののようだった。「月の道」あるいは「月齢」という言葉が書かれていた気がする。 わたしよりも課題についてよく知っていると思われる同行者(彼はその分野の先輩あるいは専門家で、わたしをサポートしてくれているようだった)が「この内容なら君は試験をパスできるよ。時間に遅れても後からレポートを提出すれば十分だ」というようなことを言っていた。 突然扉が開き、教授らしき男性二人がやってきて、わたしたちの存在にびっくりしていた。わたしたちは、間違えて早くに入室してしまった振りをしながら逃げ出した。 他にもいくつも夢を見たが詳しい内容は思い出せない。また夢の中であちこち旅をしていたように思う。確か母が現れた場面もあった。ここ数日の間に母は何度か夢に出てきた。…

紀伊半島の最南端にある町から来た女性と、白いマキシ丈ワンピースの夢

夢の中でまた旅をしていた。わたしは山間を走る電車に乗って移動していた。山の中にある観光地のような町で、地元の人たちが通う小さな個人商店を訪ね、餅のようなお菓子を2種類2~3個つずつ購入していた場面を覚えている。 同じ夢だったか、それとも別の夢かは忘れてしまったが、わたしはVとともに現実とはまるで異なる街で暮らしていて、新しく開店したというアジア料理の店を訪れていた。店主は日本人ではなかったが東アジア系の容姿や雰囲気を持つ女性で、大西洋に突き出した半島の最南端から来たとのことだった。 紀伊半島あたりの地図が同時に見えていて、串本町・潮岬の少し東(右)にローマ字あるいはカタカナで地名が記されていたが、忘れてしまった。確か2音の名称だった気がする。 その後おそらく別の夢で、わたしは何か特別な用事で出かけるために服を選んでいた。昔の実家の2階にあった母の部屋に似た空間にいて、もしかしたら母もそこにいたかもしれない。わたしは、現実には選ぶことのなさそうなマキシ丈の白い綿のワンピースを着て、白いスニーカーに合わせようとしていた。…