引越したフラットで前の住人が残したものを見つける夢

夢の中で新しいフラットに引っ越していた。高い層にある広い空間だった。まだがらんとしたリビングルームには大きな窓とベランダがあり、とても明るかった。白っぽい色調で統一された室内は全体的にまだ新しい感じだったと思う。バスルームもかなり広く、高い位置に小さな窓が設えてあるのも良かった。 バスルームに備え付けられた棚の引き出しの中に、前の住人が残していったものが散乱しているのを見つけた。別の部屋に残されたずっしりとした頑丈な作りの木製デスクの引き出しからは、日本語で書かれた開封済みの古い封書がたくさん出てきた。さらに本棚にはかなり古い日本語の六法全書や専門書のようなものが並んでいた。中国の古典文学もあった気がする。 開封済みの封書は公文書やクライアントから届いたもののようで、わたしは前の住人は日本人で弁護士だったのかもしれないと思っていた。隣の部屋の住人が冷蔵庫を掃除して洗ったらしく、ベランダに大きな冷蔵庫を横向けに置いて乾燥させていた。外はとてもいい天気で、わたしは布団を干していた。…

夢の中ではよく麺類を食べている

夢の中でまた新幹線のような形状の超高速列車に乗って移動していた。今回はこれまでよりもさらに遠いところまで向かうようだった。同行者は知らない男性(俳優の誰かに雰囲気が似ていた気がするけれど思い出せない)で、わたしたちは横並びになった5つ席のすべてを利用してゆっくり座っていた。 時折、目の前で展開する場面と同時に地図が見えていて、北へ向かっているのがわかった。最終駅の一つ手前で一旦列車を降りて駅の近くを歩いた。そこは大きな海の海岸沿いにある街のようだった。コーヒーが美味しそうなカフェがあり中に入ろうかと思ったが、やはりまた列車に戻って最終目的地へ向かうことにした。店先の看板に書かれた言葉が聞き慣れないものでとても印象的だった。 同行者の男性はいろんな食べ物を持参していた。彼は、清流の水で洗ったという素麺のような白い麺を持参していて、わたしには乗っている列車の中の様子と同時に彼が嬉しそうに川の水で麺を洗っている様子も見えていた。どうやらそれはかなり美味しい麺のようだった。 夢の中では実によく麺類を食べている。スパゲティだったり素麺だったりという違いはあるけれど、いずれにしても麺だ。…

夢の中で母や祖母がいる“隠し部屋”と北斗七星

夢の中でまた“隠し部屋”を見つけていた。 現代的な造りの住居あるいは宿の廊下を歩いていくと、妙に古びた陰気な雰囲気が漂うエリアがあり、夢の中のわたしはなんとなく恐いなと感じながらも、そこがこれまで何度も夢で訪れた隠し部屋だとはっきりわかっていた。つまり、いわゆる明晰夢だった。 わたしは、そこが夢の中の空間だと自覚しながら古い木の引き戸を開いた。するとやはりそこには母方の祖母が布団に入って横になっていた。奥には母もいるようだった。とはいえ、いつも通り彼女たちの顔や姿は曖昧ではっきりとは見えなかった。どうやら祖母も母もそこで快適に暮らしているようだった。わたしは祖母と少し話をしたような気がするが内容は忘れてしまった。 その後だったか、あるいは別の夢だったか、わたしは眩しいほどに陽の光が射し込む高層階にある部屋のベッドの上に寝そべっていた。その後わたしはおそらく買い物に出かけたように思う。買い物に出る前にも祖母あるいは誰か女性と短い言葉を交わしたような気がするが、やはり詳細は覚えていない。 祖母や母がいるあの“隠し部屋”を思うといつも北斗七星が浮かぶ。昨夜、次に描きたい絵のイメージを…

Liquitex、カラフルな飲み物、二重の虹

夢の中でまた旅先にいた。わたしは着物を着ていたが、長時間の着用で着崩れし、着物の下で下着がズレてしまって不快だった。ホテルの部屋のような空間でようやく着物を脱いでほっとした。室内には他にも女性が二人いて、一人はやはりわたしと同じように下着がすっかりズレてしまい不快だと笑っていた。 そこに彼女たちの着付けの先生だという銀髪の人物が現れた。その人は見た目は男性だったが女性装をしていた。彼は朗らかに笑いながら着物についてしばし語ったかと思うと、どこからか現れた小道具やぬいぐるみを手にして手品のようなパフォーマンスを始めた。わたしは「あれ、どこから出してきたの?」と驚いていた。 彼は、着付け教室の経営者でありながら、パフォーマーとしても活躍しているようだった。さらに彼は、自分はLiquitexの設立者(あるいはオーナー)だと語った。そうして彼のオフィスがある場所を教えられ、わたしは一度そこを訪ねることになった。その時点で既に地図と彼のオフィスらしい空間が見えていた。 その前後だったかあるいは別の夢だったかは忘れたが、わたしは大きな草原と森が広がる気持ちのいい場所にいた。空は晴れていて暖か…

母方の祖母を連れて移動している夢

夢の中で母方の祖母とともに移動していた。家に戻ろうとしていた気もする。新幹線のような超高速の乗り物に乗っていたが、途中の駅で代替のタクシーに乗り換えることになった。さらにまた別の駅から電車に乗らなければならないが、接続に支障が出ているためプラットフォームはかなり混雑していた。 祖母は混雑を嫌がるような素振りを見せた。時間はかかるが残りの行程もタクシーを利用するというのも手段のひとつだった。再び駅を出てロータリーに向かったが、わたしたちが乗っていたタクシーは既にそこにはいなかった。わたしはタクシーのトランクにスーツケースを載せたままだったことに気づいた。 他にもいつくか夢を見たけれど、印象や感触、色合い(目には見えない色彩)は覚えているものの詳細は思い出せない。緑~青い風景の中を移動していた場面があった気がする。…

猛スピードで逆走し懐かしい雰囲気のカフェに入る夢とアルクトゥルス

夢の中で、わたしは自転車かスクーターのようなものに乗っていた。どうやら道路を逆走しているようで、向かい側から来るトラックやバイク集団の間をすり抜けていく。冷や冷やするような速度で右へ左へとカーブを描きながら滑るように走る。地面から少し浮いた状態で空中を走っていたのかもしれない。 やがて山間の小さな観光地といった風情の静かな町に到着した。わたしは同行者の女性とランチを食べることにした。周辺にはいくつかいい店があるとのことだったが、わたしはすぐ目の前にある古い喫茶店のような店が気になった。同行者の女性は「この店は懐かしい、昔によく来た」と言っていた。 同行者は用事があるようで、わたしは一人で先に店の中へ入った。赤いオーニングテントも外壁も煤けていたが、一面が大きなガラス窓になっている店内は思いのほか明るかった。アイボリー色の内装や赤いベルベットの椅子などどこか懐かしい空間だった。わたしは並んで座る老夫婦と相席することになった。 わたしはスパゲティのようなものを食べた気がする。皿には副菜も添えられていた。やがて老夫婦は去っていったが、彼らは上着を椅子の背にかけたまま忘れていった。長年着…

夢の中で食べたたらこスパゲティ

夢の中で食べたたらこスパゲティが美味しかった。 超高速で走る新幹線のような乗り物で移動し、ある駅で降りた後はやたらと広い道路を歩いて空港へ移動していた。滞在先らしいホテルの部屋で、前日に用意されていたたらこスパゲティを食べた。飲み物はバッグに入っていた水とミルクティー。コーラが飲みたかったが乗り物に置き忘れてしまったようだ。 乗り物を降りる時には地図が同時に見えていた。思いのほか早く到着したので慌てて降りた。空港は2つあり、そのうち1つにはブラジル国旗のようなものが見えていた。ホテルは超高層階の近未来的空間で、わたしはブランケットの上に山盛りになったたらこスパゲティを汚いとも思わずパクパクと食べた。 わたしはたらこスパゲティを食べながら誰かと会話をしていた。相手は別の場所にいながらホログラムのように空中に現れて、わたしたちは言葉を発することなく脳内伝達で話をしていた。何かのプロジェクトの進捗状況について話しているようだった。途中でドナルド・トランプの顔が浮かんだのを覚えている。 追記 ブラジル国旗には27の星が描かれている。描かれているのはプロキオン、おおいぬ座(大きく描かれ…

夢の中で何度も訪れている“母が現在暮らしている”という家

夢の中で、わたしはまた“母が現在暮らしている”という家にいた。これまでにも同じような夢を何度も見ている。いつもそこは見たことのない家で、母の姿は見えない。そして、必ず隠し部屋のような場所があり、そこから先には思いのほか多くの部屋がある。そして、それらの空間は隣接する家と繋がっている。 居間や台所、寝室などがある先(いつも左側)の扉を開くと、古い仏壇あるいは祭壇のようなものが置かれた陰気な雰囲気の漂う埃っぽい部屋がある。その先にはさらにいくつも部屋があり、台所や風呂もある。隣接する家とは廊下や部屋にある扉ひとつで繋がっていて、玄関や土間も長屋のように繋がっている。 先日、夢の中でよく訪れる山に母がいて、あれはプレアデスではないか、そしてその途中で目にする麓に鳥居がある山は北斗七星ではないかとふと思い立ったが、この夢もプレアデスと北斗七星のことを示唆しているような気がしはじめている。プレアデスと北斗七星は近いどころが繋がっているのではないか。もちろんこれは物理的距離の話ではない。 扉を開けた先にある隠し部屋のような空間、あの埃っぽい陰気な雰囲気が漂う仏壇/祭壇がある部屋を思い返すと、…