海辺の行楽地ヒアデス

夢の中で砂浜の上に作られた屋外カフェのような場所にいた。空はよく晴れていて、砂浜も海もきらきらと輝いていた。同じテーブルには母がいたように思う。さらに母方の祖父母もいたかもしれない。 わたしは何か用事のために出かけることになった。母方の従弟が先導していたが、彼が案内する道は尖った葉を持つ木々が繁っていて歩きにくく、わたしは少し下った川沿いの土の上を歩いた。従弟は妙な服装をしていて尻が露出していた。 地下鉄の駅のようなところに着き、切符を購入しなければならなかった。そばにいた従弟と伯母に何処へ向かう切符が必要かを尋ねたが、彼らはわからないようだった。仕方ないのでわたしは表示にあった複数の中からひとつの行先を選んで切符を購入した。 場面が変わり、わたしはまた母や祖父母と共にいた海辺へと向かっていた。その場所はいわゆる行楽地のようで、たくさんの人たちが同じ砂浜へ向かっていて道はかなり混雑していた。近くにはドライブインのような建物もあった気がする。崖の下に広がる海はやはりとてもきれいで、いい眺めだった。 ヒアデスに行ってみようと決めて眠った後に持ち帰った夢の記憶。夢の中でプレアデス…

スクリーン上に映し出される複数の過去世を眺めるような明晰夢

昨夜から今朝にかけてもまた複数の夢を渡り歩いた。どの夢の中でも「これは夢だ」とわかっていて、まるでスクリーン上に早送りで再生されるいくつもの過去世(別人格の人生)を観客として眺めているかのようだった。 ある夢では‘わたし’は病院のような空間にいた。何かの治療を受けていたのか、ベッドに横たわった身体にはたくさんのチューブが繋がっていた。別の夢では‘わたし’はもうすぐ死ぬようだった。父親かパートナーのような存在(実際にはまったく知らない人物)が近くにいたが、彼も他の人たちも‘わたし’が死んでいくのを気にもかけておらず、‘わたし’は泣いていた。 また別の夢では女性のグループとともに出稼ぎのような旅に出ていた。しかし、‘わたし’は本当はその仕事はしたくなかったので、旅先の宿から外には出ずに布団に横になっていた。女性たちはその仕事に誇りを持ち楽しんでいるようだったが、‘わたし’はまったく共振できず、間違えたなと思っていた。 さらに別の夢では、‘わたし’は細長い電車のような乗り物で移動していて、予定とは違う小さな駅で降りた。駅を出る際には精算で少し手間取った。誰かが車で迎えに来ていてさらに移…

ベガそしてUFOの記憶

今朝は夢の中で幼少期に大きな飛行物体に遭遇した路地を歩いていた。わたしは夢の中でそれが夢だと気づいていて、「ここは頭のすぐ上に巨大なUFOが浮かんでいたあの道だ」とわかっていた。そうしていくつか角度を変えながらその路地の写真を撮っていた。 同じ路地のほぼ同じ位置で、同じく幼少期にわたしはアメジストを拾った。あの場面はいまだはっきり覚えているが、どんな風に絵にするかがまだ定まらずにいる。 昨夜はベガのことを思いながら横になった。ベガは紀元前12,000年頃に北極星だった星で、約12,000年後には再び北極星になる。眠りに落ちるか落ちないかの狭間では、なぜか1993年頃から自分がどこで何をしていてどんな出来事があったかを年表のように思い返していた。…

白い布団の上の黒いウミウシ、友人とホテルのカフェへ行く約束をする夢

今朝方見た夢の中で、わたしは旅先の宿泊施設にいて、そろそろそこを去るのか荷造りをしていた。室内には人間用にしては少し小さい白い布団が敷かれていて、その右上端のあたりには黒いウミウシのような生物が這うように動いていた。わたしはその生物に触れたくなくてしばらく放置していたが、意を決して布団の反対側を掴み、窓の外で布団を大きく振ってその生物を振り落とした。布団には粘液のようなものがこびりついていたが、そのまま布団を窓から下へ落とすと階下にいるスタッフのような人が洗濯をしてくれるようだった。 別の夢あるいは別の場面では、わたしは旅先で友人からの連絡を受けてやり取りをしていた。彼女はその場にはいなかったが、夢の中では彼女の姿がホログラムのように現れてはっきりと見えていた。彼女は、わたしが旅から戻ったらあるホテルのカフェでお茶でもしようと言った。わたしはそのホテルの前を通ったことがあるらしく、大きな建物やいかにも高級な雰囲気のホテルの玄関が目の前にあるかのように見えていた。そして、ちょうどわたしもその場所へ行きたかったのだと答えた。 この友人が現れる夢は、後にも記憶に残る象徴的な場面が多い…

青く光る鳥/魚の群れ

今朝は夢の中で鳥の大群が飛び回る様子を見上げていた。無数の鳥たちがまるでひとつの生き物のように形を変えながら飛び回る様子を動画に撮っていたら、やがて鳥か魚かわからなくなった。鳥たちあるいは魚たちは青く発光しながら群舞していた。とても幻想的な光景だった。 先ほど嵐のような雨風が通り過ぎて行った。 北にうっすらと虹が出て、鳥たちの群れが風に乗って飛び回っている。…

引越したフラットで前の住人が残したものを見つける夢

夢の中で新しいフラットに引っ越していた。高い層にある広い空間だった。まだがらんとしたリビングルームには大きな窓とベランダがあり、とても明るかった。白っぽい色調で統一された室内は全体的にまだ新しい感じだったと思う。バスルームもかなり広く、高い位置に小さな窓が設えてあるのも良かった。 バスルームに備え付けられた棚の引き出しの中に、前の住人が残していったものが散乱しているのを見つけた。別の部屋に残されたずっしりとした頑丈な作りの木製デスクの引き出しからは、日本語で書かれた開封済みの古い封書がたくさん出てきた。さらに本棚にはかなり古い日本語の六法全書や専門書のようなものが並んでいた。中国の古典文学もあった気がする。 開封済みの封書は公文書やクライアントから届いたもののようで、わたしは前の住人は日本人で弁護士だったのかもしれないと思っていた。隣の部屋の住人が冷蔵庫を掃除して洗ったらしく、ベランダに大きな冷蔵庫を横向けに置いて乾燥させていた。外はとてもいい天気で、わたしは布団を干していた。…

夢の中ではよく麺類を食べている

夢の中でまた新幹線のような形状の超高速列車に乗って移動していた。今回はこれまでよりもさらに遠いところまで向かうようだった。同行者は知らない男性(俳優の誰かに雰囲気が似ていた気がするけれど思い出せない)で、わたしたちは横並びになった5つ席のすべてを利用してゆっくり座っていた。 時折、目の前で展開する場面と同時に地図が見えていて、北へ向かっているのがわかった。最終駅の一つ手前で一旦列車を降りて駅の近くを歩いた。そこは大きな海の海岸沿いにある街のようだった。コーヒーが美味しそうなカフェがあり中に入ろうかと思ったが、やはりまた列車に戻って最終目的地へ向かうことにした。店先の看板に書かれた言葉が聞き慣れないものでとても印象的だった。 同行者の男性はいろんな食べ物を持参していた。彼は、清流の水で洗ったという素麺のような白い麺を持参していて、わたしには乗っている列車の中の様子と同時に彼が嬉しそうに川の水で麺を洗っている様子も見えていた。どうやらそれはかなり美味しい麺のようだった。 夢の中では実によく麺類を食べている。スパゲティだったり素麺だったりという違いはあるけれど、いずれにしても麺だ。…

夢の中で母や祖母がいる“隠し部屋”と北斗七星

夢の中でまた“隠し部屋”を見つけていた。 現代的な造りの住居あるいは宿の廊下を歩いていくと、妙に古びた陰気な雰囲気が漂うエリアがあり、夢の中のわたしはなんとなく恐いなと感じながらも、そこがこれまで何度も夢で訪れた隠し部屋だとはっきりわかっていた。つまり、いわゆる明晰夢だった。 わたしは、そこが夢の中の空間だと自覚しながら古い木の引き戸を開いた。するとやはりそこには母方の祖母が布団に入って横になっていた。奥には母もいるようだった。とはいえ、いつも通り彼女たちの顔や姿は曖昧ではっきりとは見えなかった。どうやら祖母も母もそこで快適に暮らしているようだった。わたしは祖母と少し話をしたような気がするが内容は忘れてしまった。 その後だったか、あるいは別の夢だったか、わたしは眩しいほどに陽の光が射し込む高層階にある部屋のベッドの上に寝そべっていた。その後わたしはおそらく買い物に出かけたように思う。買い物に出る前にも祖母あるいは誰か女性と短い言葉を交わしたような気がするが、やはり詳細は覚えていない。 祖母や母がいるあの“隠し部屋”を思うといつも北斗七星が浮かぶ。昨夜、次に描きたい絵のイメージを…