過集中とその反動

一昨夜、突然胃を絞られるような痛みと吐き気が生じ、下痢を起こした。数日間睡眠不足気味ではあったが、あまりにも急激な症状だった。めまいもあり、立っているのも辛い中、なんとかさくらの一週間分のごはんを作り終えて体温を計ったところ、35.4℃という低さにまた驚いた。全身に悪寒が走り、神経痛も出てきたので、おそらく発熱するだろうと思いすぐ横になった。 目覚めた時の体温は37.2度。抗原検査の結果は陰性。喉や鼻の症状はなく、胃の痛みは少し楽になっていた。食欲はなかったが、無性にみかんが食べたくて、Vに頼んで買ってきてもらい、一気に3つ食べてまた眠った。 そのまま、眠っては夢を見て目を覚まし、また眠っては夢を見た。現在の体温は36.4度。まだ食欲はないが、胃の痛みは消えて、悪寒や神経痛もほぼ治まった。どうやら風邪でもなさそうなので、過集中による心身疲労だったのではないかと思っている。 突然の症状がやって来る前、わたしは一週間以上毎日何時間も絵に集中していて、その間は他のことが目にも耳にも入らず、まるで別次元にいるようだった。特に前日には7時間も集中し続けていた。これでは身体が傷んでしまう。今…

小型飛行機で離陸し、円形の虹を見る夢

小型飛行機で一般道路を走行した後、開けた場所で離陸し、知らない街の上空を飛び回る夢を見た。パイロットは男性で、2人の補佐役の女性と、女性の乗客が一人同乗していた。途中、空に大きな円形の虹が出ていたのを覚えている。わたしは飛行機の中からと地上からの2つの視界を同時に見ていた。 地上から見ると飛行機はかなり高いところを飛んでいた。丘の上にある集合住宅の庭にはたくさんの空のベビーカーが鎖に繋がれていた。赤ちゃんたちや親たちはベビーカーを置いてどこかへ行ったようだった。 飛行機の中からは地上に近いところを飛んでいるように見えた。補佐役の2人の女性が両翼の上に立ち、逆立ちをしたり、横向けに体を開いたりと笑顔で自由に動き回っていた。飛行機の中は思いのほか広く、クッション性のあるカバーが敷き詰められていて横になっても快適だった。…

感情と身体

怒りそのものが体に影響を与えてさまざまな症状として現れるというよりも、怒りが生じているのにそれに気づかないこと/無視することが体に影響するのではないかと、過去を振り返ってふと思った。そもそも怒りは、悲しみや不安などさらに奥の層にある感情の蓋であり、その抑圧が怒りになっているわけだが。 本当は怒っているのに、怒っていないふりをしていると、身体はそれを別の形で表現しようとする。怒っている自分を認めると、その奥に封じられていた感情が流れ出してくる。抑えられていた感情が解放されると、身体もゆるんで変化していく。…

無理強いはせず、やりたいことはすべてやる

新型ウイルスが世の中に登場してからわたしの潔癖症は悪化した。恐怖心からストレスが増し、強迫行為が増えて、体調も大きく揺らいだ。2年弱の時を経て、自分なりにどのようにウイルスと共存していくかを決めてから、恐怖心は和らぎ、ストレスが減った。最近は強迫行為もおさまり、わたしなりに快適に過ごしている。 この頃は、毎日絵を描くことが、わたしの精神にも肉体にも大きく影響していると感じている。ますます快適になっている実感がある。時には6~7時間も没頭してしまうけれど、寝て起きると元気になっている。 絵に没頭しすぎてしばらく写真を撮りに出かけていないけれど、それはそれでいい。あれもこれもを求めるのは、身体へのそして自分への脅迫なので、今は思う存分絵に没頭する。そのうち自分のリズムができてくれば、また写真も撮りに行けるだろう。身体にも自分にも無理強いはせずに、やりたいことはすべてやるのだ。…

パステル画8枚目

8枚目は、夕暮れ時の本栖湖を描いた。雲の形や様子にも、影になっている山や島や薮にも、山の背後から射し込む光にも、とにかく苦戦した。最後までまったく思いどおりにはならなかったけれど、終わりが来たので手を止めた。これも一練習である。 絵を描く準備と、描き終えた後の掃除に時間がかかるので、ちょっと手間だなと感じるけれど、描いている間はひたすら没頭していてあっという間に何時間も過ぎている。他に何もしなくていい状況だったら、延々と描いて練習し続けていられそうだ。 これまで描いた絵はどれも自分ではまったく思うように描けていないのだけれど、多くの友人知人たちから褒められたり、喜ばれたりして、驚いている。これは本当に予想していなかった展開。愉しいし、嬉しいし、どんどん練習していこう。…