本を読む

先月半ばに突然の胃腸の不具合と発熱で寝込み、その後はただただ無を見つめる日々を過ごして以降、現在も気分的には塞いでいるけれど、仕事は無理なくできているし、潔癖症なりの必要最小の家事もできている。胃腸の具合はすっかりよくなり、体調はいい。そして、かなり久しぶりに本を読むことができている。 長らくどんな分野の本も5ページ以上続けて読むことができずにいたが、昨夜はベッドの中で松村潔氏の『精神宇宙探索記』を最後まで一気に読み終えた。この調子なら、過去に何度か途中で挫折したグルジェフの本も今なら読める気がして、早速発注した。『ナグ・ハマディ文書抄』と、まだ読んだことのないダスカロスの著書も同時に購入した。 今年のソーラーリターン図に現れている流れが既に始まっている実感がある。…

香りは形のない記号

先日初めてチェコのメーカーが販売する精油を購入してみたが、いずれも思っていた以上に香りの質が高くて驚いている。オークモス、オリスルート、ラブダナム、トンカビーンズ、フランキンセンスなど、特に好きな香りの瓶をいくつかデスクの上に置いておき、時々蓋を開けてはその芳香を嗅いでいる。 ここ数日はぼんやりと香りのレシピを頭の中で組み立てていた。まずはVのオフィス用の香り。シダーウッドアトラスとサイプレスに、パチュリ、ラベンダー、ベルガモット、マンダリンをあわせてみるつもりだ。鎮静と高揚、リラックスと集中のバランス。森の中のような静けさと、甘さと苦さを併せ持つ柑橘類の軽やかな動き。 また、久しぶりに半覚醒状態で見たビジョンを香りにしてみようと思っている。異界へと続く深い森と、その奥からかすかに射しこむ淡い光。青みがかった深緑に包まれた黒い土の上を、灰みを帯びた紫色の空気が漂い、柔らかな乳白色の光がすべての色を溶かしていく。 アトランティスの香りも描いてみようと思う。そして、アンドロメダとミラクの香りも。アトランティスの香りにはレモンが必要な気がしている。青を感じるほど鮮やかなレモンイエローが…

先月半ば頃からしばらくは、虚無というよりも無だった。一切が無い。辛いとか、悲しいとか、寂しいとかというような情動とはまったく異なるレベルの何もなさ。無としか言いようがなかった。以前なら消滅してしまいたいと思っていたが、今はそこを通過する必要がある/そこでシフトするしかないとわかっている。 以前なら消滅してしまいたいと思っていたが、今はそこを通過する必要がある/そこでシフトするしかないとわかっている。「帰りたい」と思わなくなってから、つまりいつでも帰れる、いつも帰っていると知ってからは、そこが変わったかもしれない。 子どもの頃からずっと「帰りたい」と思っていた何処かは、この地球上にはないことも実はとっくに知っていたのだと思う。…

出張で何度も訪れている街、窓の向こうから2つの銃で狙われている、監視されている感覚

夢の中でわたしはまた旅先にいた。そこは坂道の多い街で、高いビルが密集する様子や、にぎやかな街の雰囲気は、香港に似ていた。わたしは何度も出張でその街を訪れたことがあるようで、いつも訪れる飲食店や、毎回滞在するホテルまであった(夢の中ではそういうことになっていたが、いずれも初めて見る場所ばかりだった)。 女性の同行者がいて、わたしは彼女を案内しながら夕暮れ時の街を歩いた。彼女は猫を連れていたので、わたしの宿泊場所からは少し離れた別のホテルに滞在していた。わたしは彼女にいくつかのレストランやカフェを紹介し、猫を連れて入れる猫カフェもあるよと話していた。途中で見かけたスーパーマーケットに立ち寄ったが、わたしたちは結局何も買わなかった。店内はたくさんの人で混雑していて、あまり快適ではなかった。街を歩いたり、いくつかの店に立ち寄ったりしながら、常に街の地図が同時に見えていた。 彼女と別れた後、わたしはおそらく飲食店に入った。席に座ってふと光が射す左上方の窓を見ると、向かいのビルに入居する飲食店の軒先から銃のようなものが2つ並んでこちらを狙っているのが見えた。わたしは「ああ、監視されているのか、…

アルシオン、物質的なプレアデス、母殺しとは

> わたしは18歳の時に、実家にいて、『母親が作り出した空気の中に住んでいる。空間はすべて母親が支配している。このままでは、永遠に自由がない』と思い、家に戻らなくなりました。 > でも、これは実際の母親でなく、アルシオンのことだったのでは。それを思い出して、そのときの生活に投影したのです。そのころ、わたしがしたかったことは、ヴィジョンを見ることができるかどうか、でした。アルシオンの支配下では、ヴィジョンとしては物質しか見ることができない。 20160328 物質的なプレアデス/大地から開放されるとヴィジョンが見える こないだの灯台屋での精神宇宙探索講座では、プレアデスに行きましたが、あいかわらず、飼いならされた豚、単純労働、単純作業みたいなものがあり、わたしがさらに、社会を作ることに関係して、社会を作るにはやはり糖質中心生活と労働が関わる。なので、プレアデスと関わるアマテラスは、15夜の月... [http://20151225k.blogspot.com/2016/03/20160328.html] この松村潔氏の記述には共振するところがある。わたしも18歳で実家を出て戻らなくなっ…