Mitri, the Egyptian Scribe

今日のスクライイングでもまた、じっとこちらを見つめる「目」をいくつも見た。鮮やかなブルーの大きな目。ネコ科の動物あるいは爬虫類のような目。そして、またもや肌の色の濃い若い男性の顔が見えた。その大きな目もやはり鮮やかな青色をしていた。おそらく、同じ水晶玉で初めてスクライイングをした時にも現れた人物のようだ。 今日は、懐かしい場所で懐かしい人々とともにいた感触を抱きながら目覚めた瞬間から、”ルクソール”という地名が繰り返し頭の中で響き、身体の左側、頭の左上あたりに群青色の”何か”の存在を感じていた。それがどうにも気になってインターネットで検索しているうちに、突然ある像の写真に行き当たった。初めて目にするその像は、スクライイングで見た顔にあまりによく似ていて驚いた。「Mitri」という名を持つ、エジプト第5王朝時代の書記官の像らしい。 「Mitri as a scribe」 [https://www.nilemagazine.com.au/2015-july-1/2015/7/2/meet-mitri]の写真 [https://commons.wikimedia.org/wiki/Fil…

Seraph

水晶の中に見えたものを形にしてみようと、スクライイング中に近い意識状態に入って描いてみたら、自分では描かないだろうと思っていた感じの絵ができあがった。 水晶の中にはっきりと見えたこれは、実は真ん中にも顔があり、目が二つあった。口は笑っているようにすら見えた。後から「熾天使(Seraph)」と浮かんだのでSeraphと名付けた。顔が描けなくて3枚没にし、結局この形になった。今後また別の形に描いてみるつもりだ。というか、描くたびに違う形になるんじゃないかな。…

新しい水晶玉の中に見えたのは

先日届いた新しい水晶玉でスクライイングをしてみたところ、思っていた以上にすんなりとビジョンを見ることができた。 最初にはっきり見えたのは目だった。こちらをじっと見つめる大きな左目。目の周囲をぐるりと取り囲むように施されたアイラインは、目尻の延長線上まで細く長く描かれていた。 次に見えたのは、濃い色の肌をした短髪の若い男性あるいは少年の顔だった。右目だけでじっとこちらを見つめていた彼は、もしかしたらこの水晶の採掘や研磨に関わった人物だろうか。なぜか彼の左目は見えなかった。彼のことはぜひ絵に描いてみたい。 その次に見えたのは、真正面から見た大きな黒豹の顔だった。両目がぎらぎらと光っていたのが印象的だ。やがてその顔は、スターウォーズに登場するヨーダに似た何者かの顔へと変化した。 そして、顔から直接羽根が生えた熾天使あるいは智天使のようなものも見えた。あれも絵に描きたい。顔の真横から左右に広がる羽根には大きな目がついていた。 スクライイングをした後は、まるで頭が大きくなったかのように感じられる。そして、額のすぐ前にスクリーンがあるような感覚はしばらく続く。訓練を続けるうちに、この…

アメジストとUFO

子どもの頃、母と暮らしていたアパートの近くの路地で拾ったアメジストが、覚えている中で最も古い宝物だった。わたしはモノを集める性質ではなかったが、あのアメジストは割と長い間手元にあったように思う。わたしの鉱石好きは既にあの時からはじまっていた。 頭のすぐ上に巨大なUFOが浮かんでいるのを目撃したのも同じ路地だった。現実だったか夢だったのかいまだはっきりはしないけれど、UFOの素材感やディテールまではっきりと思い出せるほど鮮明な記憶だ。 今思うと、あの路地は時空の裂け目だったのかもしれない。…

夜の海を見に行く夢と更衣室の夢

深夜の海を見に出かけた。海へと続く石畳の路地にある小さなカフェが無人で営業していて、好きな飲み物や菓子などを無料でテイクアウトすることができた。わたしはココアのような飲み物をカップに入れ、マカロンのような小さな菓子を器に取り、アブサンのような酒を小さなグラスに注いで持ち出した。 開け放たれたカフェの四角い窓から外の様子を眺めていた場面が印象に残っている。薄い青緑色の塗料が少し剥がれかけている古い木の枠がついた横長の窓だった。夜の海は真っ暗だったが、わたしたちと同じように散歩をしている人たちもいた。パトロールをする警察らしき人々もいた。日の出が近づき空が明るくなった頃、帰路に着いた。 飲み物や菓子を無料で提供してくれたカフェにせめてチップを置きたくなり、帰り道にまた立ち寄った。中にはまだ誰もいなかったので、少し考えた後、菓子が載せられている大きな皿の下にいくつかのコインを忍ばせておくことにした。路地を抜けて開けた場所に着くと、既に人々の活動が始まっていた。 わたしは草に覆われた急勾配の道を登ろうとしたが、一緒にいた人は少し離れたところにある舗装された緩やかな道を行きたそうだった。彼…

どこから来たのか、なぜここへ来たのか

窓の外を戦闘機や爆撃機がいくつも通過していく。その度に物陰に身を隠し、「やはり攻撃してきたか、破壊しつくすつもりなんだな」と思う。どうやらわたしは絵描きのようだった。部屋の中にあるたくさんの絵を保存するため、それらをどこかへ運び出そうとしていた。その場には協力者もいた気がする。 絵を物理的にどこかへ動かすのではなく、次元を移すとでもいうのか、何か特殊な手段を用いるようだった。そして、絵を移動させた後は、自分もそこを脱出するつもりだった。おそらくそこはもう破壊し尽くされ、住めなくなる。そこでは大きな戦争が続いているようだった。 「わたしはどこから来たのか、なぜここへ来たのか」と問いかけて眠りについた後に見た夢。強い実感の伴う夢だった。全体的なイメージは過去ではなく、どことなく未来的だった。…