大きなコウノトリと二頭のポニー

夢の中で、大きな鳥が大きな円を描きながら空を飛び回る姿を眺めていた。やがてゆっくり降下してきたその鳥はコウノトリだった。コウノトリが降りてきた場所には二頭のポニーがいた。わたしは栗色の長い毛を持つポニーの身体を優しく撫でた。ポニーの毛はなめらかで触れているのが心地よかった。 わたしはどこか旅先にいた。駐車場に停めた車の窓から、大きな鳥が飛び回っているのを見つけたのだった。古い友人か知人がともにいたような気がする。わたしは一人で車から出て、大きな鳥が飛び回るあたりへ近づいた。すると、鳥は悠々と弧を描きながら地上に降りてきたのだった。…

意味から逃れ続ける

過剰に意味を問わない、意味を無理やり作り出そうとしない。それはつまり、機械的に繰り返す感情には陥らない、無自覚に物語に陥らないということ。そして、機械にはならないということ。 以前、意味から逃れ続けるということをよく考えていた。いかに意味から自由であり続けるか。解釈から脱出し続けるか。それは、退屈しないための術である。…