Sunset Sky, April 2022

Sunset Sky, April 2022 6×6 Driftwood Pinhole Camera Kodak Ektar 100 "⁡To see in death a dream, in the sunset a golden sadness―such is poetry, humble and immortal, poetry, returning, like dawn and the sunset."⁡ ⁡⁡ ⁡― Jorge Luis Borges…

2022年11月 日本滞在記 - 6

日本滞在中に、10月から高齢者向け賃貸住宅に入居している実父を訪ねた。施設からも「相談・解決したいことがいくつかあるので一度来てもらいたい」という依頼を受けてのことだった。当日朝には担当のケアマネジャーさんからも連絡があり、彼女も同席することになった。 そこで初めて、父が8月に2度目の脳梗塞を発症して緊急入院していたと聞かされた。入院の際に必要な保証人が見つからなかったため、病院から地域包括支援センターに連絡が入り、そこで初めて現在のケアマネジャーさんが担当することになったそうだ。 わたしはケアマネジャーさんと施設の責任者の前で、わたしの幼少期に父が借金を作って行方不明になったことや、その後の両親の離婚、彼とは共に暮らした記憶もないこと、彼が(わたしの母に)養育費を支払ったこともないことなど、これまでの経緯を率直に話した。その上で、自分は彼の保証人や緊急連絡先にはなることはできないと伝えた。 さらに、彼には長らく別居中ではあるものの近くに住んでいる配偶者がいることも説明した。父は契約書類上の保証人欄にわたしの氏名と連絡先を書いていたが、施設の責任者はすぐに事情を理解して、契約書か…

天皇の前で祝詞を上げる依頼を受けたが、電話口からは音楽しか聞こえない夢

夢の中で日本に滞在していて、翌日に何かの式典の中で天皇を前にして特別なプロトコルに則ったスピーチを行うよう依頼されていた。しかし、わたしはスピーチの原稿をまだ受け取っておらず、詳細も聞いていなかったので、依頼主である友人に電話で問い合わせることにした。 電話は繋がったが、電話口からはなぜか交響曲のような音楽が流れるばかりで、彼とは話ができなかった。もう一度電話をしてみたものの、楽曲は違えどやはり音楽が延々と流れてくるだけだった。あきらめて日本を発つ準備をすることにした。わたしはその式典の翌日には日本を離れる予定だった。 贅沢な造りのホテルのような大きな建物の中を歩き、デパートのファッションフロアような空間に辿り着いた。たくさんのカラフルなシルクのスカーフが並んだ店を通り抜けながら、わたしは買いそびれていた服を買いに行こうと思いたった。しかし、目当ての店には店員の姿が見当たらなかった。 書いてみて思い出したが、天皇の前で行うよう依頼されていたのは、スピーチというよりも祝詞のようなものだったかもしれない。とにかく何か特別な言語だった。…