比屋定バンタにて

バンタに着いてすぐ、海の上にまた虹が現れた。強い風が吹き荒れ、時折雨が舞降る中、他には誰もいない断崖の上でしばらく一人で虹を眺めた。…

再び畳石へ

ここは、夢で訪れた場所(半魚人の化石が埋まった六角形の石が無数に並ぶ海岸)に実によく似ているだけでなく、昨年10月にカンカルから眺めたモン・サン=ミシェル湾の景色にもどこか似ている。 今日ここの海は、昨日とはまったく異なる色をしていた。台風が近づいているため風が強く、時折強い雨が降っていたけれど、わたしが車を降りる度に雨はしばしやんでくれた。…

畳石

夢で訪れた場所によく似たところ。 わたしが呼び出した白蛇の姿をした龍神と、現地に住まう半魚人の姿をした神とが対面した場所。…

はての浜へ

世界の果てはこんなところだろうか。 言葉にならないほど美しく、眩い場所。…

久米島2日目

この島は描きたいもので溢れている。 今日は行く先々に虹が現れた一日だった。…

夢で見た島、久米島へ

那覇を飛び立ち、深い群青色の海の上に連なる雲を目にした途端、切ないような懐かしいような説明しがたい感情が溢れるようにこみ上げて、涙がこぼれてしまった。 夢で訪れた場所に似た島へやってきた。 夢の中で、白い大蛇の姿をしたわたしの神と、半魚人の姿をした現地に住まう神が対面した場所。 わたしが乗った飛行機はどうやら通常とは異なる航路を選んだようで、フライト変更時に見ることをあきらめた珊瑚礁に囲まれた砂州を、すぐ真下に眺めることができた。島に到着すると、虹色のハロと、美しい夕焼け空が迎えてくれた。…