父のこと
父を担当しているケアマネージャーさんから突然電話がかかってきた。父が緊急搬送されて入院、転院したが、手の施しようがないと言われたらしいこと、認知症が進んで金銭管理ができなくなったため最近補助人が付いたこと、父の妻とはなかなか連絡つかず、彼女が父に関わるのを拒否していること等の報告を受けた。 父はこのまま亡くなる可能性もあるので、もしわたしが彼に会っておきたいならば急いだほうがいいかもしれないとのことだった。とはいえ、彼女自身も直接父の様子を見たわけではないので詳細はわからないという。補助人の連絡先も教えてもらったので、必要であれば直接彼女に電話をすることはできる。 ケアマネージャーさんとの面会と各種契約内容の確認も兼ねて、高齢者用集合住宅に入居したばかりの父を訪ねたのは昨年11月。やはりいくつか問題が生じていたので、施設の責任者も交えて話し合い、父の妻にも確認を取って、状況は一旦落ち着いた。しかし、わたしはそれ以降の変化は何も知らない。昨年12月以降、何度か父に電話をかけたが、彼は電話に出なかった。どうやら認知症が進んで携帯電話の扱いが困難になっていたらしい。ケアマネージャーさんに…