夢に意識的になると、眠っている間の時間が起きている時と同じかそれ以上に楽しくなる。肉体が眠っている間に見る夢は、当然ながら肉体的(物理的)限界を超えている。つまり、夢というのはこの地上的な意味や理解を超えている。だから、無理に限られた解釈に落としこむよりも、そのままを味わうのが楽しい。
夢を楽しんでいると、起きている間の体験と、眠っている間の体験、二つの次元や世界を生きているような感じになる。そしてまた、二つに分かれているように思えるけれど、それらは実はひとつなのだとも感じられる。こちらとあちらの境界(自我への執着)がなくなっていくのがまたおもしろい。