昨日もまた、夕方に猛烈な眠気に襲われてそのまま眠ってしまった。おもしろい夢を見た感触は残っているのだが、内容は忘れてしまった。このところ、夕方から眠り、深夜に目覚めて、夜が明ける前から仕事や作業をするサイクルになっている。夢を見ている間に半影月食は終わったようだ。
外界との接触が限りなく少ない生活の中では、夢と現実の境目はどんどん薄くなっていく。自分と世界の境界もゆるんで、あらゆる分離が消えていく。感覚そのもの、時そのものの状態でいられるのは心地いい。
外が騒々しくなるほど、内は静かになっていく。しかし、外側に現れる様相が静かな時ほど、内側ではより深い変容が起きている。換羽期の鳥や回復期の動物が、じっと動かず過ごすのに似ている。
静寂と混沌のまま満たされる状態。
個であると同時に全体でもあるという実感と充足。