2020-03-18 外出制限発令後の記録‐2

COVID-19感染のため自宅隔離状態にあるプラハの学生二人が、実際の症状や、検査を受けるまでの経緯、現在の状況や心境などをおさめたYou Tube動画をアップロードしていた。彼女たちの最寄駅はどうやらわたしの自宅の近くだ。彼女たちは「地下鉄の中か買い物中に感染したのではないかと思う」「潜伏期間にあたる時期にも大学の授業に出ていた」「発表されている感染者数よりもずっと多くの人が感染しているはず」と言っていた。

わたしが2月以降、地下鉄やトラムに乗ってオフィスおよび語学学校へ行くのを躊躇するようになったのは、彼女たちが言うように、既に感染者はそこかしこにいるだろうと思っていたからだ。

2月後半にパートナーが発熱した(一日で熱は下がって数日で回復した)際には語学学校に連絡をしたが、感染危険国への渡航歴がなければ問題はないと言われた。結局わたしは念のため自宅隔離を開始し、自主的に通学を中断した。それ以降の授業はすべて欠席している。勤務先にはすぐに在宅勤務を願い出た。今になってみると、わたしが感じていた戸惑いと、それ故の判断は間違いではなかった。