今朝見た夢の中で、わたしは画家のアトリエで絵を描くことになった。アトリエまでは別の男性が案内してくれた。画家が簡単な指導をしてくれるという。大きなキャンバスには既に下絵が描かれていて、画家はまず空の部分から色を塗り始めた。紺、青、白など複数の絵の具をざっざっとキャンバスに乗せた後、筆でグラデーションを作っていく。わたしも彼と同じように筆を使って空に色を重ねていった。そうしているうちにすぐ要領がつかめたので、次は自分一人で空の下に広がる風景の部分に取り掛かることにした。
パレットに複数の絵の具を絞り出し、手元にあった小さなグラスに水(または油か)を入れて、一本の筆を口にくわえながら、もう一本の筆で素早く色を重ねていった。キャンバスに描かれていたのは、広大な大地に無数の岩が尖塔のように切り立つ風景だった。画家は既に他の作業に取り組んでいて、その絵の仕上げはすべてわたしに委ねられていた。絵に関しては何も指示はなかったけれど、わたしはどんな色を乗せて、どのように描いていけばいいのか直観的にわかっていた。途中、わたしをアトリエへ案内した男性が「ここはもっとこうしたほうがいいのでは」と言ってきたが、わたしは内心「うるさいな、邪魔をしないでくれ」と思っていた。彼が指摘した部分をさっさと仕上げた後は、色を重ねる手が加速し、意識はますます目の前の絵に集中していった。
この夢を見た後、一度目は覚めたが、どこか知らない部屋の窓際に並んだ本の中の一冊を手に取るビジョンを追っているうちにまた眠りに落ちた。
その後に見た夢の中では、わたしはバスを降りて小さなスーパーマーケットを訪れていた。時刻は朝8時半で、わたしは仕事に向かう途中のようだった。陳列棚に柏餅と蓬餅が並んでいるのを見つけ、さらにその横には生まれ故郷にある煎餅屋のおかきがばら売りされていて、びっくりしながら喜んでいた。おかきは一袋 15 CZKで、わたしは迷わず購入し、その場で封を開けて食べた。わたしはさらに蓬餅も購入し、目の前に現れたPCのスクリーンに何かをインプットしていた。そのスーパーにはイートインスペースがあり、そこではコーヒーなどの飲み物やチュロスなどのお菓子も販売されていて、なかなか便利だった。
数週間前からお菓子を食べる夢を何度も見ている。最も印象に残っているのは、大きな直方体の白いムース状のお菓子を食べる夢だが、今日見た夢の中で食べたおかきと柏餅も本当においしかった。
後になって、夢の中のキャンバスに描かれていた風景に似た場所をインターネットで検索してみたところ、アメリカのブライス・キャニオンの写真がほぼそのものと言えるぐらいにそっくりだった。