変わろうとしない人たちと、それらを変えたい/変われという人たち。彼らは二つで一つの陰陽だが、そのことには無自覚だ。相手の存在があってはじめて自分の位置が成立するという共依存に気づいていない。気づいたら、今の自分が保てなくなるからだ。いずれにしても、自分が無い状態であることに違いはない。
自分が実は陰陽の片割れでしかないことにはっきりと気づいた人は、相手に「変われ」と訴えたり、相手を批判したりすることなく、静かに一段上へ移行する。2→3への移行だ。陰陽の枠を抜け出す。そうして陰陽を上から眺める位置に立つ。
陰陽を上から眺める位置に立ったら、やることは明確だ。いかなる相手も必要としない、単独で成立することに専念するだけだ。だから、3という数は「創造」の象徴なんだな。