また夢の中で身体を改造された。今回は、鳩尾のあたりに太い管が装着されていた。人工皮膚で覆われた管は一部が蛇腹になっていて、腹から突き出てすぐ垂直に曲がり、煙突のように上に向かって伸びていた。管が出ているあたりの皮膚に引き攣れるような感覚はあったけれど、痛みや不安はまったくなかった。
わたしは、病院の診察室と手術室があわさったような広くて明るい空間で、白衣を身に着けた男性から術後の最終処置を受けていた。その後、どのように場面が切り替わったかは忘れてしまったが、次に覚えているのは、大きな公衆浴場かプールの更衣室に似た空間でのシーンだ。わたしは、ロッカーにしまってあった服に着替えようとしていた。そこで、鳩尾から管が出ているため、そこにある服はどれも着用できないことに気づいた。そして「管があっても着られる服を買わなきゃ」と思っていた。周囲には様々な年齢の女性が素っ裸でうろうろしていて、時折むっとするような体臭が漂ってきた。
この場面の前か後かは覚えていないが、わたしは、何かの舞台のリハーサルに参加するため、現場へ向かう支度をしていた。公共施設の給湯室のような場所で、わたしは朝食用の紅茶を淹れていた。奥の方には客室のような畳の部屋があり、既に他界している母方の祖母がそこで、自分で淹れたコーヒーを飲んでいた。