2020‐08‐05 母を看取った後の日記
母が亡くなった日から9日間が過ぎた。しかし、既にもっと長い時間を過ごした気がする。彼女を見送ったのはもう随分前のことのようだ。
とにかく毎日次から次へとやることが出てくる。銀行や保険の手続きだけでなく、電気、ガス、水道、電話、携帯電話、インターネット等々、あらゆる手続きに手間と労力がかかる。そして、その合間には当然ながら食事の準備や片付けもあるし、買い物にも行かねばならない。自分自身の快適さのためには掃除や洗濯もしたい。
今日は、朝から隣の市にある年金事務所へ母の年金手続きに出向いた(実家がある市の年金事務所は9月まで予約が取れなかったのだ)。その後、市役所で金融関連の手続きに必要な書類を取得し、帰宅した後は銀行、インターネットサービス会社、ガス会社と電話でやり取りをし、母が所有していた駐車場代の集金に出向いた。それだけで、気づけば日が暮れかけていた。
母と彼女のパートナーが内縁関係であるが故に、殆どの契約において、彼では名義変更も支払口座の変更もできず、毎回面倒な手順が必要となる。
母自身の希望は斎場での直葬だったが、彼女のパートナーと伯父家族との兼ね合いもあり、彼らを含む5名のみで小さな告別式だけを行った。そして、母の友人や隣人には、家族のみで見送った旨を伝え、香典などはすべて辞退した。ところが、それでも香典が送られてくるし、花や供物も届く。
先週は急な弔問が続いて、その度に手続きや作業が中断され疲弊していたが、今週に入ってからは、遠方から届く香典や供物への対応にストレスを感じている。やらなければならないこと、考えなければならないことが次々と出てくる中、さらに手間が必要なことが増して、さすがに疲れてきた。