2020-09-06 母を看取った後の日本滞在日記
唐突に「渡りに船」という言葉がサインのように何度も浮かんだ。そして、その意味するところがわかった。一見すると不都合だったり不愉快だったりする出来事は、実は渡りに船なのだ。だから、それに乗じて逃げればいいし、脱すればいいし、壊せばいい。
今日は、わたしの母のパートナー(内縁の夫)の娘さんに会った。互いに小学生だった頃以来、三十数年ぶりの再会だった。わたしたちは共に、幼少期から思春期にかけて両親の問題に巻き込まれた者同士(しかも、そこには同じ人物が関わっている)ということもあり、話がはずんだ。彼女はわたしに「父のような男性は、女性に無償のケア労働を平気で無限に求めてくるので、しっかり線を引いてください。ぜひ距離を取って、ご自分を守ってください。」というメッセージをくれた。