思い・情動は伝染する。新型ウイルスよりもよほど感染力が強いかもしれない。
この2ヶ月程の間に気づいたのは、自分の中の恐怖や不安を抑圧している時や、自分の中にある分離や対立から目を背けている時(つまり自己欺瞞がある時)ほど、他者に向けて発信したくなるということだ。そういう時には、自分の中にあるものを外に投影してしまう。外に向けて発言し、外側の存在や状況を動かしたくなってしまう。
さらに気づいたのは、そういう状態で発信した言葉は、残念ながら届いてほしい人には届かないということだ。発信する自分の中に抑圧や分離=エネルギーの浪費があるのだから、届かないのは当然のことだが。
そのことに気づいて、自分のために書くという状態にふたたび戻った。自分にとって必要なこと、興味があること。今まさに自分が感じていること、やっていること。COVID-19に関するチェコ語や英語のニュースだって、自分が読みたいから、そしてなるべく事実を知りたいから翻訳している。
言葉=思い・情動は伝染する。新型ウイルスよりもよほど感染力が強いかもしれない。最近そう感じることが何度もあった。これはやはり、思考や論理だと思い込んでいるものが、実は感情(肉体)の反応パターンだからなんだろう。