2020‐08‐18 母を看取った後の日本滞在日記

母のパートナーが入院したので、家の中がとても静かだ。重病人で身体が不自由な彼は、あまり動くことができないため、一日中ソファに座ってテレビを観ている。だから、わたしもここにいる間はずっと、望んでいなくともテレビの音に囲まれ続けていた。今日は外から鳥の鳴き声が聞こえてくる。

昨夜はようやく静かな夜が訪れ、わたしは久々にぼんやりとネットサーフィンをして夜遅くまで過ごした。そして、シャワーも浴びずに布団に倒れ込んだ。約1ヶ月半の疲労が一気にやってきた。今もまだ全身が重くて怠い。他者からの電話や訪問を身体が拒絶している。自分が望んでもいない人の話を聞くのは本当に疲れる(肉体を傷めつける)と実感する。

母のパートナーの入院予定を伝えてあったからか、実父からまた電話がかかってきた。「時間はできたか、飯を食べに行こう。」という彼に「ようやく少し心身が休まる時間ができたところだ。わたしには休息が必要だし、片付けることがまだたくさんあるので、あなたとは食事には行かない。」と正直に答えた。

やることはまだまだあるけれど、わたしの肉体に無理のないよう、なるべく心地よいペースで取り組んでいく。