死と、死の向こう側
昨日、友人とのやり取りの中で、自分の意識が、死と、死の向こう側にフォーカスしているのを感じた。常に自分の半分が”あちら側”にいるみたいだ。
今年の春に知人が他界した。彼女が昨年秋から入院していたことを、わたしは知らなかった。彼女が亡くなったことを知る前日、濃い緑の山に囲まれた静かな場所で、久しぶりに会う知人女性(顔は見えなかった)を古い乗り合いバスに乗せて案内する夢を見た。夢の中のわたしは、その場所をよく知っているようだった。
アマツバメたちの群れがぐるぐる飛び回るのを毎日眺めているうちに、自分がどういう状態にあれば彼らが接近してくるのかが感覚的に掴めてきた。言葉にするなら、ただそこに在るだけの状態だ。言ってしまえば当たり前のことではあるけれど。母との残された時間においても、この状態を意識していこう。