他者の言動に強い怒りや嫌悪を感じる場合、その”他者”はあくまでもきっかけ(自分の影を具現化する存、鏡)にすぎず、そうした感情的反応を生じさせる源は、その人自身の中にある無自覚な抑圧や思考の偏りだ。
何かに対して生じる感情=反応は、わたしたちの内側にある無自覚な思いこみや都合を浮かび上がらせる。
というようなことをパートナーと話していた。
対話のきっかけは大坂なおみさんの話題だった。
「彼女は彼女自身が必要とすることに専念して、ただ自分を生きている。それを見たり聞いたりしたわたしたちの反応はそれぞれ違えど、やるべきことは、自分の反応をきちんと受け止めて、自分に取り組み、自分を生きることだけだね。」と話した。