アメジストとUFO

子どもの頃、母と暮らしていたアパートの近くの路地で拾ったアメジストが、覚えている中で最も古い宝物だった。わたしはモノを集める性質ではなかったが、あのアメジストは割と長い間手元にあったように思う。わたしの鉱石好きは既にあの時からはじまっていた。 頭のすぐ上に巨大なUFOが浮かんでいるのを目撃したのも同じ路地だった。現実だったか夢だったのかいまだはっきりはしないけれど、UFOの素材感やディテールまではっきりと思い出せるほど鮮明な記憶だ。 今思うと、あの路地は時空の裂け目だったのかもしれない。…

夜の海を見に行く夢と更衣室の夢

深夜の海を見に出かけた。海へと続く石畳の路地にある小さなカフェが無人で営業していて、好きな飲み物や菓子などを無料でテイクアウトすることができた。わたしはココアのような飲み物をカップに入れ、マカロンのような小さな菓子を器に取り、アブサンのような酒を小さなグラスに注いで持ち出した。 開け放たれたカフェの四角い窓から外の様子を眺めていた場面が印象に残っている。薄い青緑色の塗料が少し剥がれかけている古い木の枠がついた横長の窓だった。夜の海は真っ暗だったが、わたしたちと同じように散歩をしている人たちもいた。パトロールをする警察らしき人々もいた。日の出が近づき空が明るくなった頃、帰路に着いた。 飲み物や菓子を無料で提供してくれたカフェにせめてチップを置きたくなり、帰り道にまた立ち寄った。中にはまだ誰もいなかったので、少し考えた後、菓子が載せられている大きな皿の下にいくつかのコインを忍ばせておくことにした。路地を抜けて開けた場所に着くと、既に人々の活動が始まっていた。 わたしは草に覆われた急勾配の道を登ろうとしたが、一緒にいた人は少し離れたところにある舗装された緩やかな道を行きたそうだった。彼…

どこから来たのか、なぜここへ来たのか

窓の外を戦闘機や爆撃機がいくつも通過していく。その度に物陰に身を隠し、「やはり攻撃してきたか、破壊しつくすつもりなんだな」と思う。どうやらわたしは絵描きのようだった。部屋の中にあるたくさんの絵を保存するため、それらをどこかへ運び出そうとしていた。その場には協力者もいた気がする。 絵を物理的にどこかへ動かすのではなく、次元を移すとでもいうのか、何か特殊な手段を用いるようだった。そして、絵を移動させた後は、自分もそこを脱出するつもりだった。おそらくそこはもう破壊し尽くされ、住めなくなる。そこでは大きな戦争が続いているようだった。 「わたしはどこから来たのか、なぜここへ来たのか」と問いかけて眠りについた後に見た夢。強い実感の伴う夢だった。全体的なイメージは過去ではなく、どことなく未来的だった。…

美容院の夢、シリウスa、ネツァク・マルクトのパス

昨夜から今日にかけては大量の夢を見た。どの夢でもわたしは旅をしていた気がする。はっきりと覚えているのは、旅先で美容院を訪れた場面だ。そこでわたしは一人の女性が美容師から新しい髪型の提案を受けている様子を眺めていた。髪を盛り上げて、頭を妙に大きく見せるような奇妙な髪型だった。 美容院で髪型/頭を整えてもらうというのはシリウスa的だ。金星に関連付けられるネツァクと、物質の身体を表すマルクトとのパスを行き来していたのだと思う。 そこで気づいたのだが、先日夢の中で赤いザリガニのような虫のような生物が右人差し指に噛みついてきたのは、アルファードだったのではないか。あの恐怖はまさにアルファード的だ。あれは、ホドとマルクトのパス、つまりタロット20審判で、天使のラッパで目覚めた死者=水の中から出てきたザリガニだったのではないか。…

スクライイングの後に眠ると

黒曜石や水晶でスクライイングをした後に眠りにつくと、時々睡眠中に呼吸が止まり、息苦しさで目が覚めることがある。エーテルボディを作る訓練としては成果が出ていると言えるが、息を吹き返した後は自分でびっくりする。とはいえ、そう頻繁に起きるわけではないので不安はまったくない。 V曰く、最近のわたしはますます深く眠っている(ように見える)らしい。しかし、鼾をかくことはないそうだ。呼吸の停止は眠りが深い時ほど生じやすい気がする。昨夜から今日にかけても深く深く眠ってたくさんの夢を見た。夢の中でずっと旅をしていた。 以前、身近な人を相手に色や鉱物を用いたヒーリングをしていた時に、あまりに深いリラックス状態に入ったために呼吸がしばらく止まった/止まりそうになった人がいた。あの時と同じようなことが自分にも起きているのではないかと思っている。 わたしのネイタル金星は牡羊座9度「水晶を凝視する人」にあり、実際に水晶や黒曜石を使ったスクライイングは自分には適していると感じる。そして、この金星は、天秤座9度「アートギャラリーに掛けられた3人の巨匠」にある冥王星とぴったりオポジションだ。…